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シグネチャーアイテム「ヴァイスヴルスト」について

こんにちは、メッツゲライササキ代表の佐々木です。今日は当店のメニューの中から、ドイツ系シャルキュトリのシグネチャーである「ヴァイスヴルスト」、についてお話しします。

初回「『メッツゲライササキ』のnoteをはじめます」でも書きましたが、うちのシャルキュトリは現地と同じ製法で提供するために、一般のスーパーやデパートには出すことができません。ここでしか出会えない、特別な品々をぜひ味わっていただきたいです。

ドイツの朝ごはんの定番、ふわふわ食感のヴァイスヴルスト。

当店こだわりの一品、ホワイトソーセージです。元々は南ドイツのもので、「朝買ったらお昼の鐘が鳴る前までに食べなさいよ」と言われるほど、新鮮なうちに食べるのがしきたりだそう。昔、日本人がお豆腐屋さんにその日食べる分を買いに行ったように、ドイツではヴァイスヴルストを買っていたのですね。

この色の白さは、豚肉・仔牛肉・七面鳥をベースにしているから。肉を乳化させて作っているので、ふわふわの食感です。これには技術が必要なんですよ。店によってはレモンを使うこともありますが、当店ではミュンヘンのプレーンな味を再現。イタリアンパセリが爽やかに香り、まさに朝にぴったりだと思います。

特徴的なのは、その食べ方。一口かじってパリッジュワッとした食感を想像されがちなソーセージですが、ヴァイスヴルストは皮を剥いて、そのふわふわな中身だけをいただきます。一般的なソーセージは羊の腸を使うのですが、ヴァイスヴルストは豚の腸を使っているので、噛みきれないのです。豚一頭を使い切るために、昔の人が考えたんですね。

オンライン販売は冷凍して配送していますが、店頭では出来立てのフレッシュなものをお出ししています。ボイルして、プレッツェルやマスタードを添えて素敵なモーニングをどうぞ。現地では「ズース」という独特な甘味のあるマスタードをつけて食べるのが定番です。

美味しい召し上がり方

①  沸騰したお湯に入れ火を止めて7~10分おいてください(冷凍の場合は解凍後)。
②  皮に十字の切れ目を入れて、剥いてお召し上がりください(皮を食べても問題はございません)。