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悲しみ、喜びとマインドフルネス

こんにちは。きむです。

私は、グリーフケアとマインドフルネスを学んで実践している者です。

大切な人を急に亡くした私は、長い間、悲しくて孤独で惨めな思いを抱えながら過ごしていました。当時同じ体験をした人は周りにはそう多くはいませんでした。死別して7年経った頃、「もう一人で悩んでいないで、同じ思いをしている人と繋がってみたら?」という声というか想いが天から降ってきて上智大学グリーフケア研究所の門を叩きました。

同じ苦しみや悲しみを知っている仲間や応援してくれる先生方と出会えた私は、3年間必死にグリーフとそのケアについて学び、実習とレポート提出に明け暮れました。気づけば、圧倒されるような孤独感やら挫折感やらのグリーフの重圧から解放され、新しい生きがいに向かって走り出している自分を発見しました。「グリーフケア研究所で何が起こったかわからないけど、なんかあそこでガラガラポンされて(この言葉って死語らしいけど)、なんか人生観変わって、なんか楽になったよね〜。あの体験って一体何だったんだろうね?」というちょっと意味不明だけど嬉しい感想を仲間とよく話し合います。自分のグリーフと真摯に向き合い、他者のグリーフに深く触れることがこんなにも人生を大きく変えるとは、本当に驚きです。

また、14年間続けてきたマインドフルネスも自分の成長を大きく支えてくれました。マインドフルネスには、いつもいつも私を優しく支え、いっときも私を見捨てることはない不思議なパワーがあるのです。そこで、このパワーを人にも伝えたいという思いから、今年、UCLA Mindful Awareness Reseach Center (MARC)Training in Mindfulness Facilitation  (TMF) Programでマインドフルネスのファシリテーション方法を学ぶことにしました。

これからは、ポツポツと地道にグリーフケアとマインドフルネスの接点、交わるところについて、noteを通じて整理していけたらと言う思いで綴っています。それらが交わるところには、griefもあるけれどjoyもあると思っています。グリーフを抱えてグリーフワークに取り組んでいる人は、いつも悲しみに浸っているだけではありません。悲しい日でも、笑みがこぼれる瞬間や深い感動を覚える瞬間もあります。

人生にはどんな時でも、griefもjoyも、somewhere in betweenも全部用意されていると思います。生きている限り、私は感情の持つ色んな色、ニュアンスのある色味をなるべく沢山楽しみたいと思っています。それが生きることだと気づいたから。きっとまた挫折も悲嘆もあるかも知れないと思うと、ちょっぴり怖いけどね。

亡くなった私の大切な人は、身体に大きな障害と痛みを負って生きていたけれど、どんな健常者にも負けないぐらい元気いっぱいに世界を股にかけて人生を謳歌していました。大きな大きな心で笑いながら豪快に自分の人生を駆け抜けていった。あの生き様はあっぱれだったね。

私も負けてはいられない。

ということで、私も頑張る所存ですので、これからもどうぞ宜しくお願いします。

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