三十路独身男飯 ⑩ モーゼスさんのケバブ
モーゼスさんのケバブ
MOOGA を出て、電気街をぶらぶらとしていた時のこと。
割れてしまったスマートフォンの画⾯の修理をしたいと思っていたことをふと思い出し、急遽、近隣のスマホ修理店での修理の予約をした。
30分後の急な予約も受け付けていることに、すごいなと感⼼する。
予約時間になり、⼊店してから、40分ほどで修理が完了した。サイバーすぎんだろ秋葉原。
⽤事を済ませて、また少し、⼩腹が空いてきた。嫁も今日は仕事で遅くなると連絡があったので、ケバブを⾷べて帰ることにした。
秋葉原駅周辺には4 店ほどケバブ屋がある。
秋葉原周辺のケバブ屋の1 店である、モーゼスさんのケバブ 秋葉原店は、秋葉原駅から5 分ほど歩いたところにあった。
⼤きい⾁の塊がぐるぐる回っている。ザ・ケバブ屋って感じの光景だ。
中東からやって来たような⾵貌のおじさんが、⽬の前で⾁をスライスして、ケバブを作っている。
「ケバブ弁当(600 円)」
というのも売っているんだな。いわゆる外国では「オーバーライス」として売られている。
ケバブサンドを注⽂する際には、具とソースが選べる。
具は、ビーフ or チキン or ミックスの3 種類から選べる。多分外国ならチキンとラムの選択肢だ。さすが日本。
どの具、またソースを選んでも600 円だ。
僕は、ホワイトソースがないので、ケバブサンド(ミックス)にヨーグルトチリソースをかけたものを注⽂することにした。
僕の前に注⽂した⼈、後から注⽂した⼈、だいたいケバブを注⽂していた。
ケバブを購⼊して、2 階に向かうお客さんが何⼈かいる。
僕は、足が悪く階段が辛いので1 階でいい。
注⽂してから5 分ほどで、ケバブが出て来た。
腹の減った僕は、⼝の周りが汚れることも構わず、出てきたケバブにかぶりついた。
スパイシーな⾟⼝のソース、適度に柔らかく、味付けされた⾁、トマトとキャベツを⼀⼝で堪能する。
臭みはまったくなく、⾷べやすくかった。
また、ひじょうに⾷べ応えがある。これはファンも多いだろうなと思った。
⾷べ終わった後、ケバブを包んでいた紙は、店内のゴミ箱に捨てて出る。
そういえば、モーゼスさんのケバブ屋って、たまにみるけど、メニューは店ごとに違うのだろうか。
ところで、モーゼスさんって誰?
気に入ったら投げ銭程度で!