学校教育が教える「仲良し至上主義」
「誰とでも仲良くできる人が偉い」という学校が教える「仲良し至上主義」
というのを見てふと思った事を。
私は今一児の母として自分の人生を振り返っている最中です。もうずっと忘れていたような遠い記憶も娘の成長を通して昨日の事のように思い出す事があったり。
その中には学校に対する違和感などもたくさんあって、その1つがまさにこの「仲良し至上主義」なんですよね。
昨年娘のクラスにすぐ手を出しちゃう男の子がいて。攻撃的とかではなく、どちらかというと衝動が抑えられない感じでいじめっ子とかそんなのではないのですが…
よくいろんな子とトラブルになってはいて、ある男の子がその子に手を出されて反射的にやり返しちゃったという出来事がありました。
で、その結果お互いに「ごめんなさい」
となったらしく。
…え??
自分が手を出されたからやり返しただけで、こちらも謝罪対象になるの?と疑問が募りました。
というのもその男の子は決して自分から手を出すようなタイプでもなく、どちらかというとおっとりした子で本当にやられたからやり返した…
つまりただ抵抗しただけなんですね。
大人になるにつれて自分の身は自分で守らないといけない事だらけです。
身体的にも精神的にも。
害を与えられた時に抵抗して
「ごめんなさい」
と言わなければいけない…
これっておかしくないですか?
なぜやられた側も謝罪をするのか。
もちろん、どちらがきっかけのトラブルにせよ円満に解決できるに越した事はないです。でもそれって個人個人がそれに納得してその考えに至れる年齢であって初めて成り立つ事で、小学生…ましてや低学年に大人が勝手な円満解決を押し付けるのは正しい事ではない気がします。
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