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将来の夢は「いちごアメ屋さん」だった

こんばんは、ミトです。

すっかり冬ですね。
最近は辛い鍋と厚切りのサーモンを食べることにハマっています。コタツでぬくぬくと、好きなものを食べることにハマっています。

それともう1つ、読書にハマっています。
いつだったか忘れましたが、Amazon Prime会員の体験が3ヶ月出来るということで登録をしました。ただAmazonで買ったモノが早く届くと聞いていたので、それだけの目的だったのですが、Kindleとかアマプラとか、諸々体験できるみたいでして。その恩恵を受けて、普段あまりしない読書をKindleで無料の分だけしてみようと、始めました。

ベランダにキャンプとかBBQで使うようの椅子を置いて、日向ぼっこをしながら読書をしています。たまたま4月にiPadを買ったので、そちらもしっかりと活用しながら。


その読書の中で、『夢を持つより「今に夢中」になった方がいい』というお話がありました。
これを読んだ直後は「まあ、言いたいことは分かる」と流していましたが、その後の筆者の息子さんのお話を読んで、あることを思い出しました。

その筆者の息子さんが、保育園で将来の夢を話すことになったらしく、
周りの子供達が
「将来の夢は医者になることです!」
「将来の夢は仮面ライダーになることです!」
「将来の夢はパン屋になることです!」
とそれなりに関心のある職業の名前を言ったり、よくありがちなアニメの話をしていたり、子供達がイメージしやすい無難なお店だったり、そんな夢を話していたそうです。

ただその中で、筆者の息子さんは
「将来はドッジボールをしたい!」と回答したと。
その回答を深ぼってみると、今はただひたすらドッジボールをすることが好きだと、それを今後も続けていきたいとのことで、要は「今に夢中」で「これからも夢中」になる予定でのその発言だったそうな。ドッジボールのプロのような職業があれば、もしかすればその職業の名前を出していたのかもわかりませんが、その子は今好きなことをしっかりと持っていて、述べていたんだなと感じました。


そこで、思い出したのは私が保育園だった時のこと。
私の保育園では、卒園式の際に1人ずつ前に出て行って、
「将来の夢は〇〇です!」と大声で宣言して、式から退場します。まさに前述の状況と同じです。

タイトルを読んでくださった方はもうご察しだと思いますが、
私はそこで
「将来の夢はいちごアメ屋さんです!」と答えました。
当時、今少しだけ話題のようないちごを砂糖でコーティングして5個600円とかで売れるいちごアメが誕生するなんて思ってもいませんでした。ただ、私はそう答えました。


確かあれは、卒園式の少し前のこと。
先生と同学年のみんなで、卒園式で発表する夢の話をします。
確かあの時人気だったのは「ケーキ屋さん」で、6割くらいはケーキ屋さんを選んでいた気がします。中には科学者になりたいと宣言していた友人もいましたが、今考えると尊敬に値するモノです。

悲しいことに、私は当時なりたいものがこれと言ってなく、ケーキ屋さんを多くの人が選択している流れで、私もケーキ屋さんだと先生に伝えました。
あの時の先生は私に違和感を感じたのか「みんなの真似しないの!」と私にだけ言ってきて、違うものを選ばざるを得なくなったのと覚えています。

そして私が選んだ夢が「いちごアメ屋」です。
ちょっと、言わせてください。なぜ……???
今考えても理解できない。なぜいちごアメ屋なのか。焼肉でもいいし、シュウマイでもいいし、ジュースでもいい。なのに、なんでいちごアメ…???
しつこくてごめんなさい、でも、それくらい自分に理解ができません。


読書をしていて、ハッとしました。
きっとあの時の私はこれといって夢中になっているものが無かったし、周りのケーキ屋さん志望の多さに圧倒されて、当時6歳にして同調圧力的なものを感じていたのかもしれません。
自分で言うのもなんですが、私はきっと少し身体も心も少し成長が早かった。母子家庭で育ったからかもしれませんが、そんな私は子供が持ち合わせている豊かな感性も枯渇していて、周りの顔色を伺いながら、保育園生時代を過ごしていたのかもしれないな、と。

ただ、今はそうではないと思います。
今は将来的に「どうなりたい」とか「これやりたい」とか「これが好き」とか、それなりに持っています。それをこれからもずっと貫いていくと言い切れるものではありませんが、少なからず、6歳の私よりは持っています。だから、嬉しいです。

と同時に、夢は一旦置いておこうと思います。今やりたいと考えていることに夢中になって、そのまま流れに身を任せて、なるようになればいいと、そう思えています。ケセラセラです。


宣言しましょう。
宣言は大事だと言われますからね。
ぜひ、笑ってください。

「私は、」


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