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好きか嫌いかは、あとから考える。

「人にはみな、生まれながらに何かしらの才能がそなわっている。ただ、生きているうちにそれを見つけられる人と、見つけられない人がいるだけだ」

遠い昔にどこかで耳にし、今でも時折思い出すフレーズだ。“才能”っていう、どこか抽象的でふわふわとした言葉には、あんまり左右されたくはない。

ただやっぱり、「僕にもなんか才能なんて大したもんがそなわっているんやろか?」などと自問するときってある。みんなもあるよね?ね?

もしも仮に、最初に書いたフレーズが本当だったとしたら、自身の内に隠れた才能の種を積極的に探さなければいけないと思うんだ。

いくら才能があったとしても、自分が“何に対して才能があるのか”がわからないと、話は前に進まない。

となると、やるべきことはただ1つ。少しでも興味をもったことに対して、自主的に挑戦してみることなんじゃないかな。ある程度の期間続けてみて、同じことをしている周囲の人と比べれば、才能の有無は一目瞭然なり。

というのも、僕自身がさまざまなことに挑戦してきたから、身をもって経験してきているんだ。ちなみに、そのほとんどで才能が乏しいことを痛感させられてきた(苦笑)。

筋トレ・弾き語り・ドラム・カメラ・自転車・アクアリウム…。いくつか挑戦してきたなかで、最も才能のなさを痛感したのは筋トレだった。むうう、悔しいことに一番傾倒している趣味なのだ。

18~33歳まで、ガッツリとしたハードトレーニングを重ねてきた。週5~6日ほどジムへ通い、部位別のトレーニングメニューを組んで鍛え続けた。

また、プロテインは日に6回飲み、10種類ほどのサプリも同時に摂取した。食事は、オーバーカロリーを日々心がけ、ダーティバルクで行っていた。

開始当初は約50kgだった体重は、最終的に約75kgまで増えた。これだけを見るとだいぶ増量したようにみえるけれど、まったくそんなことはない。

僕と同時期に筋トレをはじめた、同じような体躯(たいく)だった友人は、90kg近くまで増量していたんだ…。しかも、トレーニングや食事にそれほど気を遣っていない感じだったのにさ、くっ…。

シンプルに、僕の努力が足りなかったのかもしれない。ただ当時の僕は、「ああ、やっぱり筋肉のつきやすさって生まれもった素質なんだな」って思ったな。

自分の才能を見極めるため、とりあえずいろんなことに挑戦してみる。好きか嫌いかは、あとから考える。

これ、とっても大切だと思うんだ。

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