見出し画像

おい 希望や夢 お前らいつから昨日の夢

このテーマ名は、MASHの「光り輝く明日へ」という曲の一節だ。MASHは、愛知県春日井市出身のシンガーソングライター。これまでに、18枚のシングル・12枚のアルバムを出している。

MASHとの出会いは2009年にまでさかのぼる。当時の僕は大学2年生、遊びたい盛りの真っ只中だった。何かしらのくだらないことを友達と毎日共有しては、笑いあっていたっけな。

そんな友達の一人が、カラオケで歌っていたのがこの曲との出逢いだ。この曲を初めて聴いたとき、毛が逆立つようなゾワゾワーっとした感覚を、背筋から後頭部にかけて感じた。

琴線に触れるような出来事に出会ったときって、こんな感覚になることってあるよね。

あのころの僕は、お気に入りの音楽を求めては、音楽漁りを日夜繰り広げていた。

「運命の曲に出会ってしまった…」

この曲を聴いた瞬間、冗談じゃなくこの言葉を口走ってしまった。原曲をまだ聴いておらず、友達が歌っているのを聴いただけでこの感動具合…。のちほど聴いた原曲の感動たるや、想像に容易(たやす)いだろう。

当時はあまり歌詞に着目せず、流れるメロディーを中心に聴いていた。まだまだ幼かった僕には、この曲の歌詞のメッセージ性が理解できなかった。

あれから15年…。今もこの曲を飽きずに聴いている。ただし、当時とは変わった聴き方になったような気がする。メロディーを楽しむのにくわえ、歌詞にも注目するようになった。

僕の心境と歌詞が被るんだ。曲を聴いていると、まるで励まされているような気分にすらなる。この曲を聴いていると、やる気が沸いてくるんだ。

MASHがこの曲をリリースしたときは29歳。ちょうど今の僕に近い年ごろだった。ファンへ向けてだけではなく、自分を応援する意味も込めてこの曲をつくったのだろうか?

心のうちにそっと抱いてきた“希望や夢”を、朝起きたら覚えているかさえあやしい“昨日の夢”で消えさせないため、日々歩き続けたいものなのだ。

MASH「光り輝く明日へ」

あ、ちなみにベイブレードのエンディングにも起用されている。こちらのバージョンは、曲名と歌詞が異なるのがポイント。歌詞は結構アレンジされているので、ぜひ聴き比べてみて。

MASH「Boys~光り輝く明日へ~」:ベイブレードバージョン


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?