尊敬される日。
ある日ツイッターを開いてみたら、もう何年も相互フォローをしている仲良しさんが、
「わー!このTシャツこっそりあの子にあげたい~」
とつぶやいているのを見つけた。
あの子というのは、私のことだった。
私が好きなキャラクターが載っているシャツを見つけて、私のことを思い出してくれたらしい。直接リプをもらったわけではなく、個人的なつぶやきだったみたいだけど。
フォローしていると見えてしまうものである。
おそらく私より少し年上の、どこかのおうちのかわいらしいお母さん。
感性が合うのか、つぶやくと良く♡をくれる。私からも贈る。
たまに話したりもする。会ったことはないのだけれど。
全然知らないところで、自分のことを思い出してくれている人がいるんだなー!それもわざわざ言葉にしてくれるのだなー…と思うと、ものすごく貴重に思える上に、嬉しくなって、思わずメッセージをおくってみた。
「そんなこと言ってくれるなんて~大好きです~!」
すると、倍返しで褒め言葉が返ってきた。
Tシャツの話題から飛躍して、もったいないお言葉だらけのお返事だった。
「尊敬しているんですよ~」という言葉まであって、舞い上がりそうになる。
だって、そんなこと言ってくれる人、本当に稀なんだもん。
尊敬に値するほどの人間かと言われると、かなり怪しいし。
それにしても、匿名で100%巣が出ているツイッターの私を見ての言葉だと、なんだか本当に肯定されている気分になって、とても元気がでた。
そもそもそんなことつぶやいても、何の得にもならないのに、無償の好意と思うとありがたすぎて、泣けてくる。
基本的にあんまり人から気に入られる性格ではないなと思っているけど。
捨てる神あれば拾う神ありである。
いつか会ってみたいな~。
とそんなことがあった数分後。
何冊か本を読み終わって、
「こっちの本はいまいちだけど、こっちの本はよかった~」みたいなことをインスタのストーリーになにげなくあげた。
暇になると、くだらないことでもついつい上げがち。
そうしてしばらくすると、「どっちがよかったの~!?」と話しかけてくる人がいた。
またまた私より年上の友人からの言葉だった。正確には友人というより、頼れるお姉さんみたいな人だ。仲良しのグループがあって、たまにみんなでご飯を食べにいって遊ぶ。いつも明るくて気にかけてくれるとても素敵な人。
そうしてひとしきり本の話をしたのだけど、最後になって、
「いや~たくさん読んでてすごいね。尊敬しているよ~」
という言葉が返ってきた。
とても嬉しかった。
嬉しかったけど。びっくりしてしまった。
同じ日に違う方向から、違う二人の人物から「尊敬しているよ」だなんて。
言われることってそう滅多にないことだから。
誕生日とか何かの記念日とかでもないのに一体なんなんだ???
なにか説明できない崇高な力が働いているのでは???と勘繰りたくもなる。
運が上向いている???
宝くじでも買ってみる???(笑)
というのは冗談で。
とても幸せな日だった。深い感謝と共に。
これからも大事にしたいご縁だと改めて思った。
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