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スキ100個で続編執筆。ホラー、ショートミステリー小説
夏本番を目前に、節電ホラー小説。
エアコン始動で電気代が高くなる!!
そんな時こそ、軽めのホラーミステリー。
スキ❤️を100個獲得できたら種明かしの続編を投稿します!
自動販売機の妖精。
これは私の友人のAから聞いた話だ。
Aは高校を卒業後、生まれ育った町の介護施設に就職をした。
彼は16年間、毎朝ずっと会社の通勤のためバスに乗っている。
利用するバス停のすぐ近くに、その頃からずっと、自動販売機が置かれていた。
途中新しい型のものに交代されたこともあったが、その場所には必ず、自動販売機が置かれているのだ。
Aがまだ入社したての新入社員だった頃。
暑い夏の日。
彼は毎朝、喉を潤わすために自販機でコーヒーを買っていた。
ある日の朝、Aはいつものようにコーヒーを買うために自販機に近づいた。
すると、その自販機の前を一瞬黒い影のようなものがよぎった。
そしてその影は自販機の後ろに逃げていった。
気になったAは、民家の壁についた自販機の後ろを覗いてみた。
しかし、何も確認できない。
きっと見間違えたのだろう、と思い、コーヒーを買うために小銭をいれた。
ピッ。
…すると、Aがボタンを押す前に、一番下の段にある缶ジュースがでてきた。
Aは不審に思った。しかし、機械の故障かもしれないと思いなおし、また小銭をいれた。
ピッ!
Aがボタンを押す前にまた、缶ジュースがでてきた。
その日以来、怪奇現象は4年起きなかった。
しかし、丁度4年程経ったある日、例の自販機で同じ現象が起きた。
Aが自販機に小銭をいれボタンを押す前に、中段にあるミルクセーキがでてくる。
その現象がまた4日ほど続いた。
そしてまた4年がたったある日。
同じ現象がおきる。
ピッ。
上段にある、コーラのペットボトルがでてきた。
また4日後に、その現象はおさまった。
話を聞かせてくれたAが私に向かってこう言った。
「もうすぐ最後の現象を確認した日から4年目の夏になります。
今度 彼は、何を僕に買わせてくると思いますか?」
私は頭を抱えた。皆目検討がつかなかった。
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是非、謎解きに参加してみてくださいね。
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