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面倒な体温記録を Siri がやってくれるアプリをつくりました

わたしはエンジニア。夫は映画プロデューサー。
昨今のコロナ情勢に配慮して、夫のいる会社では撮影日の2週間前から毎日検温し記録をつけ、体調管理をしないといけないというルールが定められたらしい。

体温計を脇にはさむ、待つ、ピピピと体温計が鳴ったらPCを開く、ロック解除、メモ帳アプリを起動して、日付と時刻を打ち込み、(たとえば 37.4℃ だったら)「3と7とドットと4」と打つ。

なんてことない一連の作業だけど、毎日やるのはちょっと面倒くさい。わたしだったら面倒くさい。そんな面倒な作業を毎日やっている夫。きっと絶対面倒くさい。少しでもこの手間を減らせたら。

そんな思いから

Hey Siri、記録して

と Siri に頼んで面倒な体温の記録を代わりにやってもらうアプリをつくってみました。

フレーズを設定する

「記録して」など、特定のフレーズを Siri に伝えて、音声だけで体温を記録できるように設定します。アプリ内に表示された「Siriに追加」と言うボタンをタップすると、フレーズの追加画面が表示されます。このフレーズはお好きなものに変更可能です。

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体温を訊ねてくれる Siri

アプリで設定したフレーズを言うと Siri が体温を訊ねてくれます。Siri に対して体温を伝えると、アプリを起動しなくても Siri が自動で体温をアプリに記録してくれます。

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誰かに体温を聞かれるなんて最初はちょっとドキドキしてしまうかもしれません。慣れるとなんてことはないです。余談ですが、 Siri の音声は性別が選べます。

体温の高さがひと目でわかる

記録した体温が高ければ高いほど色が赤っぽくなります。

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お忘れ防止リマインダー

設定した時間帯に合わせてリマインド通知をお送りします。つい忘れがちな検温もこれで大丈夫です。

データの共有もできます

記録した体温データは、以下の3通りのフォーマットで共有できます。

■ プレーンなテキスト
そのままコピー&ペーストができます。
■ CSVファイル
ExcelやNumbersで閲覧・編集できます。
■ TXTファイル
メモ帳やテキストエディタでの閲覧・編集がメインになるかと思います。

記録した体温データを提出できるようにしました。

家族みんなでつかえます

ユーザーは複数登録できます。

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夜でも見やすいダークモード

ダークモードも対応済みです。

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どうしてもごめんなさい

端末の言語設定は複数パターンあり、本体とアプリと Siri 音声の言語設定はそれぞれ別々に設定することが可能です。ここで、たとえば本体と Siri 音声の設定に異なる言語を指定していると、Siri の発話が画像のようにおかしくなることがあります。いろいろ試してみたのですが、これだけはどうしても修正できず、他アプリでも発生しているようでした。ごめんなさい。

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現在確認しているのは以下のパターンです。

・端末の使用言語が英語で、Siriの言語が日本語に設定されているケース

発話内容はおかしいですが、体温を音声入力する機能としては問題なくご利用いただけます。また、上記以外のパターンで文字化けが発生した場合は、端末を再起動すると直ったりします。

無料です ※2020/09/13現在

夫のため、技術の勉強のためにつくったので今のところ無料です。これからアップデートを行う場合、気合の入れ具合によって課金を要する機能を入れるかもしれません。今実装されている機能に関しては「やっぱりお金ちょーだい」ということはないです。

ご要望や不具合報告

一通り動作確認をしていますが、不具合などありましたらこちらまで。

せっかくつくったアプリなので

今のところiOS版のみですが、もしよかったら夫以外の方にも使っていただけるとうれしいです。ぺこり。

#いま私にできること #iOS #アプリ #開発 #体温 #記録 #夫

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