妄想アメリカ横断R66にて…雨宿り
「rain」
今日は、雨だ。
通り雨でもなさそうだ。
コンビニで2ドルでポルノ雑誌を買い。
雨宿り…
緑のレインコートを着た大柄の男が話しかけてきた。
その人は元軍人でなにやらベトナム戦争についてもの申したいらしいが、
そんなことよりは、自分の戦った傷を見せたいらしい。
ズボンまで脱ごうとするから僕は「no!no!」
と答えて引き止めた。
二人で僕のシガレットを吸い
僕は「Bye」といいその場を後にしようとした時、
男は手のひらに水滴を一滴たらし、「one!」といい
もう一つの手の中の水滴を一滴たらして
「This is one too.」
「Why?」
「Because this world is one.」
僕は「All in one.」と返してやった。
この世は一つでも言いたかったのか?
この世は共有しているようで、他人同士独立してそうな悲しくも孤独のようで
この世は涙の数だけ有るようでまた一つに戻るかなと思い
シガレットを灰皿で消した。
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