母に聞いた、”名前の由来”が笑える。

小学生の頃、「名前の由来（意味）を両親に聞いてくる」
という宿題が出た。

すでに自分の名前の由来を知っているクラスメイトもいて
その生徒達は「僕たちは宿題ないぜ、やったー」と喜びながら

誰も聞いちゃいないのに、自分の名前の由来を話しだした。

どいつもこいつも、名前の漢字を見れば一目超然の
ありきたらな名前のやつらばかりだった。

例えば、

勇気（ゆうき）

これは間違いなく、勇気のある子供に育ってほしい。
あまりにも単純すぎる名前だ。
ちなみに中学進学後、
勇気くんは万引きを繰り返す、ヤンキーグループに所属し、
犯罪に手を染める勇気を見せつけていた。

大希（たいき）

大きな希望をもって生きてほしいとの願いだろう。
実際の大希くんは、かなりネガティブなやつで、
今、30歳を超えても家に引きこもっている。

誠子（せいこ）

読んで字の子ごく、誠実な子に育ってほしいという意味。
ただ、残念ながら、誠子ちゃんは、
クラスの誰よりもビッチになった。

両親の試行錯誤が感じられない、
ありきたりな名前をつけてしまうと
子供というのは、
名前の通り育っていかないのだと思う。

ちなみに僕の名前は、

圭成(よしなり)

漢字を見ても、意味がわからない。
すごく深い意味のある名前な気がしていた。

その晩、母親を呼び出し、僕は名前の由来を聞いた。
すると母親は、真剣な表情で語った。

あなたの名前の意味は

「人の力を借りて出世する男」

えっ....衝撃の事実

僕の人生、他力本願。