[書評]無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論
はじめに
こんにちはmesh1nek0x0です。最近参加したマネジメント系の勉強会にて、わかりやすくてオススメだよと聞いたので、実際に読んでみた感想をお伝えします :)
ざっくり3行でのまとめ
- マネジメントに関する理論の変遷について、ざっくりとわかる
- 指導時の具体的な伝え方について説明がある
- いろんな基礎理論について図表を用いた解説がある
この本の紹介
18人の巨匠に学ぶという副題の通り、たびたび耳にしたことがあるようなマネジメントに関する基礎理論について、図表もまじえて読みやすくまとめられた1冊。
この本のポイント
- 経験則が改めて強化される
なんなとく、こうするとうまくいくなぁと感じていたことが、理論として明確に言葉にされることでとても手に馴染む感覚がしています。
マネジメントの根幹として、2つのWと2つのR、職務設計の中核的5次元など、言葉として形を持つことで、これまで曖昧だった経験則が持ち出しやすくなったと感じています。
- 歴史的な背景も踏まえた現在について認知できる
本書ではアメリカとの比較(e.g. 日本は人に仕事をつけるが、アメリカでは仕事に人をつけるなど)しつつも、どうしてこういう形になってきたのか、その原点についてうかがい知ることができる。表面的なところだけをみるとアメリカ的な思考の方がお好みだったけれども、日本的なやりかたはうまく作用すれば人材をのびのびと育てられる土台でもあったのだなぁということに気がつけた(青空が見える労務管理)
所感
本書を通して歴史をたどることで現状はさておき、どういうところを目指していたのかを改めて知ることができた。実践的なノウハウも紹介されており、実際に指示が必要な時にも意識してつかっていけそうです。
ちょっと構成がわかりにくかったのが1点。説明、その後出てきた人や理論の解説が続く構成です。「この章に出てくる巨匠と基礎理論」という形で、度々登場したが、実際には「この章に出てきた」なので、最初はなんだこれ?となってしまった。
カバー写真について
今回のこの本の内容には「故きを温め、新しきを知る、温故知新。」これがぴったりだなと思って写真をお借りました、素敵なお写真ありがとうございます。
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