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私たちはなぜmeseeを作ったのか

こんにちは。meseeです。

今回は、私たちはなぜmeseeを作ったのか?ということで、meseeを作ったきっかけ、meseeに対する想いなどをお話させていただきたいと思います。

meseeとは

まずmeseeってこんなサービスです!というお話をさせていただきたいのですが、分かりやすく表現するならば、様々なジャンルを得意とする、全国の買取事業者にアクセスできるモールのようなサービスです。

ジャンル、商材などによって知識のある強い事業者様に、簡単にアクセス出来るイメージ

また、事業者様からの視点で見ると、オンラインで買取をするために必要な、様々な機能を簡単に使う事ができるサービスという事もできます。

事業者様には、買取のオンライン化に必要なツールを一括してご提供するイメージ(開発予定の機能も記載しています)

全国のリユース事業者様がオンライン化に感じている障壁を取り除くことで、これまでなかなかアクセス出来なかった「本当にそのジャンルに詳しい小規模事業者様にも物を売る事ができるようになる!」という世界観を実現したいと思っています。

作ろうと思ったきっかけ

発想の起点としては、「リユース店のオンライン化、大変すぎない?」という事を私たち自身が強く感じたという事がありました。

私たちは、2016年より「KLD USED CLOTHING」という名前で、ブランド古着のリユースサービスをおこなっています。
店舗は持たず、全国のお客様からお品物を送っていただいて、それをお買取しています。

KLD USED CLOTHINGトップページ

このKLD USED CLOTHINGは現在オンラインのみでお買取をおこない、ありがたいことに順調に業績を伸ばす事が出来ましたが、オンラインでの買取を始めるときには非常に苦労し、現在もまだ仕組みとしてはお客様にご不便をおかけせざるを得ない部分も正直、あるというのが現状です。

私達がオンライン化に際して苦労した点が、大きく分けると以下のような内容でした。

  • 本人確認の煩雑さ

  • 自社ウェブページ作成の難しさ

  • 集客の難しさ

本人確認の煩雑さ

まず、リユース事業をやる上で遵守しなければいけないルールとして、買取を行うお客様の身分証などから、間違いなくご本人であるという事を確認する必要があります。

通常、店舗であればお客様の身分証をお預かりしてコピーを取り、ご本人様であることが確認できれば問題なく、ちょっとしたやりとりで取引が可能です。

しかし、オンラインでのリユース品の買取をおこなう際には、身分証の画像をお送りいただき、更にご住所に相違がないか確かめるため、所在確認のフローを挟む必要があります。

オンラインでの買取は、このあたりのフローが最大の障壁だったりします。

店舗では必要のないフローがある事により、実際のお買取までにややラグが生まれてしまい、お客様にも結果的に手間をかけてしまう事になっていました。

meseeを作るまで、私たちもこの問題からは逃れられず、店舗に比べると少し面倒な工程をお客様にご協力頂いておこなっていました。

しかし、今回meseeを立ち上げるにあたって、eKYCを導入。
この煩雑な手続きをばっさりとカットする事が可能になりました。

meseeのeKYCについてはこちらの記事をご覧ください。


自社ウェブページ作成の難しさ

これは私たちが初めてオンラインでの買取を始めようと考えた時に、最初にぶつかった壁でした。

ウェブサイト制作の知識も無ければ、当然、制作会社にしっかり頼めるほどお金をかけられるはずもなく…(100万円以上の見積額に当時固まった記憶があります…)

結果的に無料でウェブサイトを作る事ができるツールを使い、それなりの見た目のウェブサイトを作る事は出来たのですが、買取申し込みはメール、電話などで受け付けるのみ、当然マイページ機能などは有していない、簡素なサイトで始める事になったのでした。

簡素なページとしては機能していたのですが、「これまでの買取事例を載せたい」「マイページ機能を持たせたい」など要求が増えていくにつれ、限界が来たというのが現実です。

集客の難しさ

ここもまた難しい部分でした。
ウェブサイトを作ってオンラインの買取を始めたばかりの私たちは、当然SEOの知識などもありませんので、検索で自分達のサイトが上位に上がってくる事もなく、広告などもどうやって出せば良いのかすら分からない状態でした。

当然、サイトを立ち上げてからしばらくは全く申し込みの無い時期が続きました。
サイトがあった所で、誰の目にも触れる事がなければ当然ですよね。

「サイトを立ち上げたら世界中の人たちが見れるわけだから、1日数件くらいは申し込み来るんじゃないか?」
なんていう甘い考えを持っていた私たちはすごく落胆した事を憶えています。
ここだけの話、SEO強化のためのちょっと怪しい商材ビジネスなどに引っかかってしまった事もありました…(今では笑い話ですが…)

その後、自社サイトで「マガジン」という形でメディアのような形の情報発信などを地道に続ける事で、ありがたい事に現在の1日の検索流入は3,000件を超え、なんとか自力での集客が出来るようになってきました。

KLD USED CLOTHINGマガジンページ

また、複数の広告手法なども試す事で、自分達の商材、営業スタイルに合った宣伝方法も徐々に把握出来てきました。

しかしここまで様々な方法を模索してたくさんコストをかけたり、試行錯誤を繰り返して来て、この「集客」という課題には本当に苦労しました。



ここまでお話したように、私たち自身は買取サービスをオンライン化する際に、非常に苦労しました。
そして「同じような、規模の大きくない事業者様であれば、なかなかオンライン化に踏み切れないというのも当然じゃないかな…?」と考えるに至りました。
そして、「これまで苦労した色々な工程をサポート出来れば、もっと全国の同じくらいの規模の事業者様がオンライン化出来て、リユース市場が活性化するんじゃないか?」と考えたのがmeseeの始まりでした。

私たちがmeseeでやりたい事

そんな事もあり、自分達の苦労した体験を元にして作ったmeseeというサービスですが、私たちはこのサービスを通して何をしたいのか?というお話を少しさせてください。

買う時には選択肢があるのに売る時にそれがあまり無いのはなぜ?

まずmeseeで実現したいのは、「買取というアクションに様々な選択肢がある世界」です。

皆さんは買い物をする時、例えば服であれば「好きなブランドを取り扱っている店に行く」「ショップのセレクトが好きだからお気に入りのショップを覗きにいく」もしくは「必要なものだけ買いたいから最低限ネットで注文しておく」なんていう事もあり、様々な選択肢がありますよね。

しかし物を売りたい時、近所のリサイクルショップに持っていくか、フリマアプリで自分で出品するか、もしくは宅配買取を利用するにもどの店が良いかわからない…という事になりがちかと思います。

消去法で買取方法を決める事も多いのではないでしょうか?

リサイクルショップへの店頭持ち込みや、フリマアプリで自分で販売するという方法も、決して悪いものではありません。もちろんそれぞれにとても良い点がある選択肢かと思います。

しかし、「近所のリサイクルショップはあまり商材に詳しい店員さんがいなくて安く買われてしまいそう」「フリマアプリは正直やってる暇がない」など、それぞれの方法にはお悩みもあるかと思います。

そんな時、オンライン買取という第3の選択肢が、もっと積極的に選べるようになれば良いのに、と私たちは考えます。

しかも、広告をたくさん出している大手の事業者様だけではなく、「こだわり」を持って、「好きすぎて店を立ち上げちゃった」ような情熱と豊富な知識量がある全国の事業者様に、もっともっと触れてほしい、知ってほしいと私たちは考えています。

売りたいアイテムに合わせて、多彩な事業者様にすぐにアクセス出来る世界観を目指しています

少し話はズレますが、meseeを作った弊社代表は、国内に小旅行をして全国の小規模なリユース店を回る事をちょっとした趣味としています。

その中で出会った事業者様を思い返すと、本当に素晴らしい情熱を持って、こだわりのラインナップでお店を構えていらっしゃる方や、お買取のユーザー様に真摯に向き合って査定をしている事業者様がたくさんいらっしゃいました。

そんな事業者様の中には、既に「宅配買取」という形で買取をおこなっている事業者様も多くいらっしゃいますが、なかなかオンライン化に踏み切れていないという事業者様も多いのが現実です。

私たちは、こういった素晴らしい事業者様をもっとお客様に伝えたい、ちゃんとした情熱と知識のある質の良い査定をお客様に届けたい…また同時に、全国の高い志を持った事業者様と共に成長したい…そんな思いでmeseeを立ち上げ、「買取の時も自分の好みの店を選べる」そんな世界を実現したいと考えています。

最後に

ここまで長々とお話してしまいましたが、私たちがmeseeを作ったきっかけや、meseeへの想いのような部分がお話出来たかと思います。(少し暑苦しいところがあったかもしれません…)

ぜひ、「買取を利用するけどまだベストな選択肢に出会えていない」とお考えのユーザー様や、「オンラインでの買取に興味はあるが踏み切れていない」という事業者様の助けになれれば、とmeseeは考えています。

meseeは11月にリリースを控えており、まだまだサービスとして未熟な所があるかもしれないのですが、これからも続々と便利な機能の開発も予定していますし、ご協力くださる事業者様、お客様の意見もどんどん取り入れて進化していくサービスだと自負しています。

こんな私たちですが、一緒に成長してくださる事業者様を募集しています。
どんな些細な事でも結構ですので、ご質問等ございましたらお気軽にお問合せください。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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