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'22 -絨毯の旅- エジプト.3

カイロ2日目。
ついにピラミッドを見に行った日。
燦々とした太陽の下、喉の渇きに耐えながら世界一有名な遺跡とにらめっこ。
写真と感想多めでお送りします。


10月11日エジプト カイロ

カイロ2日目。
何となく街の雰囲気も見てきて、今日はいよいよエジプトの本題。

エジプトに来た一番の目的、それはもちろんピラミット。
3つのピラミッドが並ぶあの光景、多くの人が想像しうるであろうあのピラミットの景色は、カイロの隣町、ギザというところににある。
カイロからは電車で行けるので宿からちょいと歩き駅のホームへ、首都だからか結構駅も広くて改札もちゃんとしている。
カイロからは一回乗り換えをして20分ぐらい。
20分でピラミッド行ける国。

ちなみにエジプトにはギザ以外の場所にも大小様々なピラミッドがあるけど、ギザの三大ピラミッドのすごいところは三つがそれなりに権威のあった王の墓で関連性を持って連なっているからだった様な。
知ってる限りだとカンボジアとか他の国の遺跡群にもピラミッドはあるらしいけど、そういうピラミッドの起源はやっぱりエジプトだそうで、要はピラミッドの本場。

電車を降りて駅を出てみたけどピラミットまではそれなりに距離があるらしい、どうにか行き方をと思い道行く人に聞いてみると、子供を一人連れたおじちゃんが快く案内してくれた。

タクシー乗り場へ向かいながら、その人の人となりを聞いてみると、どうやら英語の先生らしい、駅から15分ぐらい歩いて乗り場に着き、運転手にピラミッドまでと伝えてくれた。(と思ってた)

ギザの街並みは、ピラミッドのある国立公園の周りに観光客用のホテルが点在してるだけで、そこ以外は背の低い露店が立ち並び、特に栄えているというわけでもない雰囲気。
ついにここまで来たという高揚感に胸を躍らせながらタクシーからの景色を眺めているとその瞬間は急にやって来た。


ハイウェイを降り、下道を走り始めた途端に、広い道路に転々と連なる商店の背後に、ひときわ大きくそびえ立つものが。
茶色くて先がとがっている。
間違いなくピラミッドだ。
遠くからでも一目瞭然な大きさとその存在感はいわゆる息をのむレベル。
存在感が実態になって膜みたいにピラミッドの周りを覆ってるように見える。いやほんとに。


国立公園に入ればあのピラミッドを足元から眺められる。
そんな思いとは裏腹に、タクシーはわき道へそれる。
幾つかの建物が並んだとおりに降ろされ、降りたと同時にツアーポスターの貼ってある建物から出てきた男の人に中に促される。
ツアー会社とグルだったのだろうか。
グルなのは運転手なのか、それとも駅で会ったおじちゃんなのか分からないけども。
いったん中に入って説明を聞くと、ラクダとか馬に乗って公園内を観光できるらしい。
全然求めてないし早く行きたかったので早口で断り外に出る。
タクシー居ないししょうがないからそこからは歩いて向かう。
公園の入り口到着。

チケット売り場

チケット買ってようやくピラミッドのおひざ元へ。

忘れちゃいけないスフィンクス

すんごいなあ、
想像は時間とともに肥大化されて現実を追い越してしまうことがあるけども、ピラミッドみたいにいくら想像したとて現実に勝てないものはたくさんあるんだろう。

もちろん触れるヨ

ピラミッドの周りにはラクダを連れて客引きをしてる人が大勢。
後から調べたけどみんな首からストラップをかけていて、一見職員かとも思うけど許可をもらって商売をしてる人は一人もいないらしい。

観光客相手のぼったくり商売だろうとも思ったけど、せっかくこんなところにいるんだしお金をかけてもいいんじゃないかと思い、15分ぐらい乗ラクダ。
思ったより背が高くて結構怖かったけどなんともいい経験。

いえい

この観光客相手のぼったくり商売というのを今まで嫌悪していたけど、問題はそれしか仕事が無いことであって、現にエジプトの失業率は一番高い街で70%らしい。
職がない人たちのためにエジプトで会社を立ち上げた日本人にも会ったけど仕事があればしっかり働いてくれる人たちなんだそう。
たしかに客引きはうっとおしいけどあんまりムキになるのも悪いなと思ってしまう。


横にはお土産屋さんが

結局ピラミッドとスフィンクスを眺めて3,4時間ぐらい過ごし、公園を後に、出口にタクシーがいなかったんで、駅まで歩いていこうとしてたら道端でパンを焼いてたお兄ちゃんが乗り合いタクシーを呼んでくれ、パンパンのバンに乗り込み駅まで。

ちょっと大きい軽バンぐらい

カイロ駅に着いた頃には夕暮れ、すぐ近くを流れてるナイル川のほうをちょっと見てから宿へ。

とてもいい一日だった。
明日は夜からカイロを離れて違う街へ行く予定なのでこれがカイロ最終夜。
宿で足の疲れを取って明日に備えましょう。
そんじゃまた明日。


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