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新たなフェーズに挑むための、経営体制変更。メリービズは何を「変え」何を「変えない」のか──“フォーメーションチェンジ”の意図とこれからの展望【ボードメンバー鼎談・後編】

こんにちは!メリービズ広報担当です!

2011年7月に誕生したメリービズは、2021年に創立10周年を迎えることができました。そして、創業11年目の今年、大きな決断を下しました。その決断とは、経営体制の変更です。創業以来、メリービズを牽引し続けてきた工藤博樹から、取締役を務める山室佑太郎に代表のバトンが渡されることになったのです。

決断の裏にある意図を探るため、工藤と山室、そして取締役である太田剛志による鼎談を開催。メリービズ立ち上げから『バーチャル経理アシスタント』誕生の経緯について語ってもらった前編につづき、後編では「経営体制変更」に込められた狙いを中心に、メリービズの未来に対するそれぞれの想いを聞きます。

★前編はこちら★
資金不足、チームの縮小.....それでも曲げなかった信念が『バーチャル経理アシスタント』を生んだ──経営陣が語る、メリービズの「これまで」と「いま」【ボードメンバー鼎談・前編】

3人はメリービズの経営を「犬ぞり」にたとえます。「複数のリーダーがポジションを入れ替えながら目的地を目指すそのあり方は、僕たちの経営そのもの」と。つまり、今回の経営体制変更は犬ぞりにおける「フォーメーションの変更」だと言います。なぜ、このタイミングでフォーメーションを変更するのでしょう?そして、3人のリーダーに率いられたメリービズというそりが向かう先とは?

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< 左から 工藤 博樹、太田 剛志、山室 佑太郎 >

『バーチャル経理アシスタント』に手応えを感じた「2つの瞬間」

──『バーチャル経理アシスタント』ローンチからおよそ4年半が経ちます。もちろん「これからだ」という想いが強いとは思いますが、特に事業を立ち上げた時期に手応えを感じた瞬間があれば教えてください。

山室:まずは、2018年に入ったころ。シンプルな話なのですが、立て続けに契約していただくことができて「いろんな企業から求められるサービスになりつつあるんだな」と感じたことを覚えています。

しかし、2020年に入ったころ、契約はいただけるものの解約が相次いでしまう時期があったんです。お客様からは「思っていたものと違った」という声をいただいたのですが、その期待に応えるためのデリバリーフェーズのレベルがまだまだ足りていなかった。

それから1年ほど改善を重ね、多くのお客様にしっかりと利用を継続していただけるようになったときが、改めて「これはいけるぞ」と思ったタイミングですね。

太田:営業フェーズで言えば、サービスの成長を実感したタイミングが2度ありました。1度目はローンチ後、当初はセールス以外の役割を担っていたメンバーがセールスに移り、成果を挙げられるようになったとき。

そして、2度目はローンチ後にジョインしてくれたメンバーたちがどんどん受注してくれるようになったとき。リリース前の準備段階から在籍しているメンバーは、サービスを隅々まで身をもって熟知しており「創業メンバープレミア」みたいなものがあるかもしれません。そうではなく、入社時にはまだ『バーチャル経理アシスタント』をよく知らなかったメンバーたちがサービスの価値をお客様に伝えてくれ、組織として成果を上げられるようになり、事業としての確かな成長を感じました。

あとは、現在リモートスタッフ組織をまとめているメンバーが入社したとき、そのメンバーが「あんなこともできるし、こんなこともやりたい」とリモートスタッフについての事業アイデアを出してくれて。そのとき、人材事業や組織開発を手掛けてきた僕の感覚ともピタッとはまって、その案を全部実行すべきだと思ったんです。もちろん、その時点で手を付けられていなかったという意味ではポジティブなことではないですが、逆に言えばすごい伸びしろですよね。

「これを全部やれば、多くの人が働きたいと思える環境になるだろうな」と思えましたし、そういった環境ができれば、お客様にさらなる価値を提供できるのが想像できた。そう感じたのと、先ほどお話した「ローンチ後にジョインしてくれたメンバーが受注し始めたタイミング」がほぼ一緒だったんですよね。そのとき、なんとなくですが事業が一気に前に進む予感がしました。

あとは、山室も言っていたように、営業以降のフェーズの改善に乗り出し、サービス全体の品質が向上したときですかね。営業とリモートスタッフまで、我々のサービスの上流と下流をしっかりとつなぐ仕組みを構築して、特に重要なKPIである解約率も目に見えて下がったときは大きな手応えを感じました。

「難しいこと」だからこそ、やる意味がある

──組織面はいかがでしょう? これまでどのような苦労がありましたか?

工藤:創業当初から、組織構築にはとにかくこだわってきました。特に意識してきたのは採用です。僕らがメンバーを選ぶのではなく、相互に選択し合う関係であることを念頭において、会社とメンバーがそれぞれ求めるものを、徹底的にすり合わせることを意識してきました。

山室:メリービズは、特に組織と事業の結び付きが強い会社だと思うんです。もちろん、どの会社もそこは結び付いているのですが、『バーチャル経理アシスタント』はシステムだけではなく、プロジェクトマネジメントやコンサルティング、リモートスタッフの方々のフォローやサポートなど、人が関わる仕事で顧客に価値を提供している側面も大きいので、組織にひずみが生まれると露骨にサービス品質が落ちてしまう。連動性が高いんですよね。

だからこそ、組織構築には特にコミットしてきましたし、常に事業成長とのバランスを見ながら、組織をアップデートしてきたつもりです。

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太田:メリービズの組織には明確な強みがある。それは、ピュアな人が揃っていること。この特徴は、僕が関わる前の創業期からメリービズを形づくっている工藤、山室、そして石川(フィールドセールス担当・石川淳一)の人間性に基づくものだと思っています。

この3人が真っ直ぐにコトに向き合うピュアさを持っているからこそ、メリービズにはピュアなメンバーが揃ったのだと考えています。この特徴をベースにして、組織づくりを進めてきましたし、それはこれからも変わらないですね。

──これから、組織やリモートワーカーとの連携においてどのように事業を強化し、成長させていきたいと考えていますか?

山室:先ほどお話しした社内組織の話に加えて、内部と外部のリソースをうまく組み合わせながら事業を成長させていくことも大きなポイントです。現在も、業務委託などの形態でメリービズに携わってくれている方々がたくさんいます。今後もフリーランスで経理コンサルタントをしている方など、外部パートナーのみなさんと共にサービスを成長させていきます。

また、先ほど太田から「営業からリモートスタッフまでがつながる仕組み」という話がありましたが、リモートスタッフさんとの協働体制もまだまだ進化させていきます。経理経験者にとっての「仕事のプラットフォーム」を構築し、「メリービズにリモートスタッフとして登録しておけば、スキルを活かしながら最適な働き方ができる」状態にしていきたい。現段階でもそうなりつつありますが、まだまだ改善すべきところや新たにやりたいことがたくさんありますし、専門的な知識・スキルを持ったリモートワーカーの方々にさらに知っていただき、活躍の機会を提供していきたいですね。

太田:しっかりと人とテクノロジーを融合させ、その最適なバランスを保つことが重要だと思っています。具体的には、さまざまなSaaSやテクノロジーが生み出されていくなかで、最適なシステムの組み合わせや自動的な連携、それぞれの技術を熟知した人材とそれを必要としているお客様のマッチングを追求していきたいと考えています。もちろん、言うのは簡単ですが、そのバランスを取ることが容易でないことは分かっています。でも、だからこそ、それをやり切れば唯一無二の存在になれるはず。「難しいからやらない」のではなく、「難しいからこそ、やる意味がある」。

「人対人」の極地って、人材紹介サービスなどですよね。対して、SaaSなどはテクノロジーを最大限活かしたサービスだと言えるでしょう。僕たちは人の力もテクノロジーの力も信じていますし、どちらかに偏るのではなく、その2つを高水準で融合させていきたいと思っています。そうすれば、どの会社にも出せないメリービズならではの価値が発揮できるはずですし、みんなが「難しい」と言うことにこそ勝機が眠っているはずですから。

「世の中を変える」のではなく、「世の中の変化を下支えする」

──人とテクノロジーの融合も一つの手段だと思うのですが、さまざまな手段を講じながら今後はどのようなことを目指していきたいと考えていますか?

山室:最終的なゴールは、ミッションである「ビジネスインフラを創る」を達成し、ビジョンとして掲げている「ビジネスを楽しく」を実現することですね。ここはぶらしてはいけないと思っています。

まず「ビジネスインフラを創る」とはどういうことか。水道やガス、電気といったインフラが整備されているからこそ、人々の生活が成り立っているわけですよね。僕たちが目指すのは、ビジネスの世界におけるそんなインフラのような立ち位置です。さまざまな企業および働いている人々が、そのポテンシャルを最大限発揮するための基盤を提供したいと考えています。

僕らが「世の中を変化させていく」というより、「世の中の変化を下支えする」イメージです。たとえば、巷ではDXという言葉が盛んに使われていますが、僕たちが目指すのは「DXというムーブメントを生み出すこと」ではなく、「さまざまな会社がDXを推進できる環境をつくること」。経理業務のDXができるのは『バーチャル経理アシスタント』があるからだ、と言われるようなサービスにしていきたいと思っています。そうすれば、さまざまな会社が当たり前に利用するインフラのような存在になれると思っているんです。

「働き方を変えよう」と言っても、それをサポートするサービスや仕組みがなければ、変化していかないじゃないですか。『バーチャル経理アシスタント』やこれから生み出していく事業で、世の中の変化をしっかりと下支えしていきたいと考えています。そして、そういった変化の積み重ねの先に、全員が「ビジネスを楽しめる」世界があると信じています。

太田:僕の個人的な感覚なのですが「世の中を変える」なんて、ちょっとおこがましいなと思っているんです。世の中って誰かが変えるのではなくて、必然的に変わっていくものだと捉えていて。自分たちのアイデアでゼロから変化を創り出すことにとらわれず、その必然的な潮流の中で必要とされるものを生み出し続けていきたいと考えています。

僕らがこれまでつくってきたものが、いつか大きな流れの中で陳腐化してしまうこともあるかもしれません。重要なのは、社会の然るべき変化を下支えするために、常に時流の先端を捉えて僕たちも変わり続けること。常に「これまで」を壊し続けられる組織でありたいですね。

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とはいえ、足元を見れば『バーチャル経理アシスタント』もまだまだ発展途上。まずはこのサービスを一人前のものにすることが短期的な目標ですね。中期的には、「メリービズ=『バーチャル経理アシスタント』」という構図を書き換えること。すでにいくつか具体的な事業計画があり、中にはローンチに向けてのアクションがかなり進んでいるものもあります。新たな事業を生み出し続けることで、事業の集合体としてのメリービズをつくっていきたいと考えていますし、それはそう遠くない未来のことだと捉えています。

──工藤さんはいかがですか?

工藤:山室の言葉と重複しますが「ビジネスを楽しく」というビジョンを追求していきたい。具体的には、人がそれぞれの得意を活かし、楽しくイキイキ働ける世の中をつくりたいと考えています。特に「働く」を取り巻く環境はこの10年で大きく変化し、さまざまな選択肢が生まれました。かつて、会社と個人の関係は「雇用者と被雇用者」であることがほとんどでした。しかし、副業、あるいはフリーランス人材の力を取り入れている企業も増え、その関係もかなり多様になっていますよね。会社が個人の可能性を最大に活用し、個人は会社という場を活用してイキイキと働ける世の中に変わりつつある。メリービズの事業によって、この変化を加速させていきたいと思っています。

会社と個人はもっと自由で、フラットで、柔軟な関係になれると信じています。会社におけるさまざまな課題を解決するために、あるいはアイデアを実現するために、いろいろな人が「得意」を活かして関わり合う、有機的なつながりにあふれた世の中にしていけるのではないでしょうか。

そんな世の中において必要な、働き方、システム、さまざまなインフラを作っていきます。まずは経理領域から会社と個人の関係を変えるチャレンジをしていますし、ここから新たに創るサービスを組み合わせて、「当たり前のようにそこにある」事業にしていかなくてはならないですよね。

これからも「3人体制」は変わらない

──今回の経営体制の変更も、そんな未来を実現するための一手かと思います。なぜ、この決断に至ったのでしょうか。

工藤:メリービズの経営について話すとき、よく「犬ぞり」にたとえるんです。犬ぞりって、複数の犬がそりを引っ張っているじゃないですか。そりを引っ張る犬たちのポジションって、個々の特性や疲れ具合、走っている道の状況に応じて変えているそうなんです。

メリービズの経営陣は会社というそりを引っ張る、3人のリーダーなんですよ。その3人のうち、これまでは僕が先頭を走ってきたわけですが、創業当初から外部環境も会社の状況も大きく変わりました。局面が変われば、最適なフォーメーションも変わる。つまり、代表の交代とは、そりを引っ張るリーダーのフォーメーションチェンジなんですよ。

──これからも3人のリーダーが、一つのチームとしてそりを引っ張っていくことは変わらない?

山室:はい。これまでメリービズは「0→1」フェーズにありました。創業事業からのピボットを経て『バーチャル経理アシスタント』を生み出し、その後も試行錯誤を繰り返してきた。事業がまだ不安定な時期においては、何よりも創業当初に掲げたビジョン・ミッションを強く意識し続けることが大事です。信じられるものがそれしかないわけですからね。

そうしたフェーズだったからこそ、起業家としてビジョンを掲げ、カオスの中で前進するためにどんな泥臭いことでも厭わない工藤のパーソナリティが重要だった。ビジョンという旗を立てた当事者として、何も持たない会社を代表し、推し進めていることの価値を社会に問える唯一の存在だったと言えるでしょう。

それに「オンプレミスからSaaS」に代表される、テクノロジー環境の変化の最前線に立ち続けていた工藤の経験も、メリービズにとっては大きかったと思います。工藤は2015年にFinTech協会を立ち上げ、代表理事を務めるなど、多くの経営者・起業家たちと時代の過渡期を共にし、そこで得た知見や人脈をメリービズの経営に活かしていた。これまでのメリービズの先頭を走るのは、工藤以外に考えられなかったと思います。

──なるほど。そして、先頭を交代する時期がやってきたと。

工藤:そうですね。『バーチャル経理アシスタント』の売上と顧客数は順調に拡大し、会社として1→10を目指すフェーズに入りました。事業のコアバリューが定まり、これからは「いかに10に至るか」の具体的な戦略が問われます。

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そんな状況下においてメリービズの先頭を走るべきは、やはり『バーチャル経理アシスタント』の成長に最もコミットし、最も事業を理解している人だろうと思うんです。もちろん、僕もコミットしてきましたが、山室は事業責任者としてローンチから一貫して、事業の陣頭指揮を取ってきました。誰よりも顧客の声に耳をかたむけ、誰よりもリモートワーカーの実態と向き合い、この市場・事業における課題や戦略を肌で感じてきた。

また、SaaSを提供する各社をはじめとして、さまざまな企業との協業・連携機会も増えてきています。山室は事業のトップとして社内外を巻き込む力に非常に長けている。加えて、リモートワーカーを含めメリービズに集まる多様な人材のパーソナリティやニーズを理解し、包容する能力・マインドを持っており、「新しい時代」が求める働き方を実現する事業をつくれる人物だと思っています。そういったさまざまな状況と能力、パーソナリティを鑑みて、いまこのタイミングにおいては山室が先頭にいることが「正しいフォーメーション」だという自信があります。

「個」ではなく「チーム」の力で、未来を切り拓く

──なるほど。ポジションは少し変わりますが、これからも経営チームの一員として会社を引っ張っていくのだと思います。今後に向けての意気込みを教えてください。

工藤:主にR&Dを担当することになるので、『バーチャル経理アシスタント』に続く会社の柱をつくっていきたいですね。すでに事業の検討や開発にも動き出しており、創業当初のことも思い出すようでワクワクしています。会社のリソースを有効に使いながら、会社に、そして社会に価値を提供できる事業を生み出すのが、新たな務めだと思っています。

経営チームの一員としても成長していかなければなりません。これから、3人の誰も経験したことのない局面に遭遇することになると思いますし、経営チーム一人ひとりが進化していかなければいけませんよね。先輩経営者など、外部の知見も求めながら、経営チームが会社の成長に蓋をしてしまわないように、僕たち3人が誰よりも成長していきたいと思っています。

──太田さんの役割はあまり変わらない?

太田:軸足に大きな変化はありません。これまで通り、役割は大きく2つ。1つは、マーケティングやセールス、事業開発など、事業を拡大し対外的にサービスの価値を問うことになる領域。もう1つは、経営管理、財務、組織人事といったコーポレート領域、ならびに重要度が高い全社プロジェクトなどの推進です。

ただ、僕がメリービズで取締役を務めて3年ほど経つのですが、この3年の間にもさまざまな変化はあったんですよ。それは工藤もそうだし、山室もそう。そして、これからも会社や事業の成長に合わせて、果たすべき役割は変わり続ける。先ほども言いましたが、「これまで」や「いま」にこだわらないことが何よりも重要なんです。

加えて、非連続な成長を生み出しうる実験やチャレンジを意図的に発生させることにも、自らの役割としてますます取り組んでいきたいですね。ときにはちょっとした不協和音が生じるかもしれませんが、それすらも全体のハーモニーの一部としてとらえながら、大胆なチャレンジをして前に進んでいきたいです。

ただ、何よりも大事なのは楽しく愉快にやっていくこと。この会社とこの事業と、経営チームはもちろんメリービズに集うメンバーが大好きなので、それに関しては心配していません(笑)

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──それでは、最後に山室さん。新代表としての想いを聞かせてください。

山室:繰り返しにはなりますが、ビジョン・ミッションの実現へと邁進することに尽きます。これまで話してきたことを実現しなければ意味がありませんからね。

これまでの事業責任者としての視点や役割も、いきなり大きく変える想定はしていません。何度も言いますが、僕たちはあくまでも「チーム」。肩書が変わったからと言って、僕がいきなり「代表になったのだから」と慣れていないことばかりやろうとすると、バランスが崩れてしまうじゃないですか。

そのうえで、R&Dとして工藤が新たに0→1の試行錯誤をしてくれる、経営管理・財務や組織運営、戦略については太田がプランニングやリサーチをふんだんに推進してくれる。2人のみならず、お客様やリモートワーカーの方々、そして社内のメンバーが日々たくさんの示唆や気づきを与えてくれ、ときに叱咤激励してくれる。それらをしっかりと形にし、経営や事業に落とし込むことで価値を最大化させていく。それが僕の大きな役割かなと思っています。基本かもしれませんが、優先順位や投資判断の意思決定には、今まで以上にコミットしていくつもりです。

これまで、この3人の経営チームは背中を預け合い、どんなときでも会話を重ねてお互いの強みを活かし、弱みを補完しながらやってきたんです。そして、それはこれからも変わりません。

「タイムマシンがあったらいつに戻って、何をやり直したい?」といった質問があるじゃないですか。少なくとも、メリービズの経営に関しては「過去に戻ってやり直したい」と思うことがないんです。この3人なら、これから直面するであろうどんな壁でも乗り越えられると思いますし、この会社を成長させられると信じています。

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資金不足、チームの縮小.....それでも曲げなかった信念が『バーチャル経理アシスタント』を生んだ──経営陣が語る、メリービズの「これまで」と「いま」【ボードメンバー鼎談・前編】