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世継ぎ人

〇代目という重み

仕事で知り合った会社の次期社長さん。
商談兼情報交換。

本題は仕事の取り方を話していた。

会社を経営していくということから、徐々に自分の名前を交流会や賀詞交歓会などに参加し、会社を知ってもらうやり取りをしていっているのだと。
現社長も67歳と世代交代をしていく中で会社を背負う準備をし始めたというとこなのだろう。
システム商材を売っている会社様なので、営業と細かなフォローが必要になる。
システムともなるとシステムの有用性が物事を決めると考えるが、もちろんそうであるとともに、BtoB向けの社内管理システムという点では細かなアフターや何よりその会社が信頼に足るのかという観点で選ばれる。
その会社の代表が信頼足るものなのか、経営者同士腹を探る。
顔を知ってもらうこと、その方は人を直接みたいということで昨今の状況関係なく直接話すことができた。

どの会社も当たり前だが、代表というのは多忙。
特にこれからは会社を背負いながらも、自社を広報をしつつ、仕事をとっていき、従業員を路頭に迷わせないようにしなければならない。
ある呉服屋の8代目が9代目の社長についてこう語っている番組があった。
9代目は仕事を獲得するということはできている。
ただ会社を継いでいくというところではまだまだだと。
親心もあり、会社を背負ってきた人間として思うことがあるのだろう。
その言葉にもまた重みがあった。
そして商談相手のこの次期社長に対してもそういった想いがあると思う。

継ぐものはどうなのか。
自分は自分の出来ることを探しつつ、培ったものを大事にする。
これからのニーズに合ったものを提供するため、今と未来を見据えながらも過去積み上げたものを大事にするとは、自由意志では出来ない、雁字搦めのようなそんな印象を受けた。
従業員にもまた培ってきた経験、誇り、貢献した想いがあるからだ。

ただその方はこうも言っていた。
自分が自信を持って提供できるものをお勧めする。
人間関係は与えたもの、与えられたものをただ返すだけだと。
その姿勢を見せていくだけだと。
こういった方となら、真摯に仕事が出来ると思った。

システムのことで以前別会社の方から相談を受けていたので、今回商談をしたこの方を一度紹介してみようと思えた。

帰れば雑用みたいな仕事を頼まれるらしい。
備品が足りない、社長には言いにくいから・・・など。
人柄が出ているじゃないか。
笑顔で話していたその方を見て、良い会社なんだなと理解した。







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