【バス】が好き。独り言
「僕は、バスが好きだぁ」
「ふーん、好きなのね」
こう言うと、そう言われる。
でも、僕が好きなのは、
「ムシシ♪・・のTVCMの調子のように、満員のバスから一人ずつ、ぴょんと飛び出すように降りるヒトたちを、少し離れた所から、その全景を観察する」のが好き。
ぴょん、ぴょん、ぴょんと、
次から次に飛び出てくる、ヒト、ヒト、ヒト
順番にバスから吐き出る、ヒト、ヒト、ヒト
そう、リズムが大切だ。
ムシシ♪・・のリズムだ。
「僕は、バスが好きだぁ」
「変なの!」
こう言うと、そう言われる。
でも、僕が好きなのは、
「バスの中に、順番にヒトがどんどん飲み込まれていくのを、少し離れた所から、その全景を観察する」のが好き。
きょうも、バスに乗る順番にヒトが何十人も一列に並んでいる。駅前広場のバス停に、ヒト、ヒト、ヒトが、「まるで一本の紐(ひも)のようにつながって延びている、その姿」が好き。
そう、「紐」がバスの中に入っていく、その全景を観るのが好き。
ときどき、
空っぽのバスを見かけると、
もの悲しくなる
切なくなる
バスは、寂しくなる
バスが、さみしがる
だから、駅前のバス停から、次から次に、
「満員のバス」が出発していくのは、わくわく。
朝の通勤通学、満員(満腹)のバスを観ると
嬉しくなる!
なぜか、ウキウキ♪となる
そして、きょう一日、頑張れる気分になる!
バスは満員だ
バスは満腹だ
僕は、満足だ
だから、
「僕は、バスが好きだぁ」。
「大丈夫?」
こう言うと、そう言われる。
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