【CEOブログ】インプロ?演劇?違いを言語化チャレンジ
今日は、以前お世話になっていたIMPRO KIDS TOKYO(以下、IKT)の単発ワークショップin TOKYO にお邪魔してきた。
その後は自分が通っているインプロアカデミーのディレクションショーを
上演。
終わった後は、フィアレスで実施したインプロワークショップの報告文を書いてインプロについて、しっかりガッツリ考えるタイミングだった。
ので。
今の考えをまとめておこうと思う。
▼そもそもインプロとは
インプロは即興演劇の別名と紹介されることも多いので、普段触れていない人は、演劇的なやりとり(シンデレラからシェイクスピアまでいろんなイメージがあるだろうが)そんなものとを突然アドリブでやらされる、それがうまくなると合格、みたいなイメージを持つのだと思う。
しかし、そんなことはない。
もっと言ったら、インプロではないシンプルな演劇ワークショップだとしても、「音を感じて〜、相手を感じて〜」みたいな感覚を養うワークやら早口言葉を使ったゲームやら、エチュード(いわゆる台本がない状態でお芝居する)練習なんかから徐々に台本に移っていくことが多い。
では、演劇ではなくインプロである意味は何か。
※ここでは演劇やインプロを『習うこと』にフォーカスを置く。
それは、演劇とインプロでは大事にしているポイントの比重が違うからだと思う。
インプロは
・自分がやりたいと思うことをやること
・他者と協力すること
・相手の創造性を奪わないこと
・わからないなりに全力でやること
・予想外を楽しむこと
・未知への恐怖を乗り越えること
・違和感を放置しないこと
・安心安全な場であること、それを作ること
をとても大事にしている(と思う)
逆に演劇は
・自分と繋がること
・その場の相手と交流すること
・明確に表現すること
・作演出の意図を理解すること
・キャラクターを落とし込むこと
あたりを大事にしているのではなかろうか(こっちは経験が浅すぎるので的を得ていない可能性あり)
演劇で大事にしていることをインプロも大事にしているし、逆もまたしかりだけど、比重はだいぶ違うはず。
だから、インプロの場でまずやることは、この場が安全であると参加者に感じてもらうことだし、それを損なう態度を参加者から減らしていくような声かけや対応をしていく。
例えば、「そんなおばあちゃんなんかいないよ〜!」と相手の表現に対して批評してしまう癖のある子には、「あなたはそう思うんだね、でもいろんな表現があるから応援してほしい」と何度も繰り返し伝えていったり、むしろあえて取り扱わないようにして減らしていったりする。
次に紹介するのが「わからないなりにやってみる」ということ。
IKTのワークでは、車とかカレーとかアイテムのなにかを4人〜6人で作ってみるということをした。その最後に、12名ほどの参加者全員で一つのものを作ろうとした時、子どもが私たちは知らないおもちゃか何かの名前を出してくれた。
講師から出た言葉は「それぞれわからないなりに作ってみよう〜」だった。
結果、アイデアを出してくれた子どものアシストを受けながら、全員でアイテムを表現して完成させ、さらに参加者同士の一体感も高まった感覚があった。
ディレクションショーでは、参加者同士のサポートがすごく効いたものだったと思うし、見にきてくれたお客さんからもそう言ってもらえた。
仲間が作っているシーンの中で、ふざけて遊ぶみたいな状況が生まれたら、それにみんな乗っかってふざけてみたり、シーンに出てきた人が困っていたらすかさず入ってみたり。
チームのメンバーで流れを作り出す、そして流れに意図的に乗っていく。そんな瞬間がたくさんあって、とても心地が良かった。
この辺りを体感できたり、自分が仕事をしている時とか普段生きている中でそんな力を発揮できるようになることが、インプロを学ぶ価値なのかなと思う。
このnoteを始めたことも、とりあえずやってみるか精神が発揮されたから。
う〜ん!書いてみて、もう少し明確に言語化できるといいなぁと思った。頭の中にある時は完璧に思える案が、外に出してみると穴だらけってことあるよねww
でも、穴だらけってわかるってことが成長だよね。
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