見出し画像

【連載小説】アヘアヘキングダム 3rd Season Story 37

<Dialog Neesou and Koyuki  ネーソーとコユキの会話>
ネ:コユキ、ハルトくんと会って、話をしてみねーか??
コ:!
ネ:・・・・・・
コ:・・・(´・ω・`)・・・
ネ:コユキさ、ハルトくんに謝りたいって、言ってたよな。
コ:うん・・・
ネ:・・・・・・
コ:・・・・・・
ネ:ハルトくんな、ミライの葬儀が終わってしばらくして、ミサキ先生んとこ訪ねてたらしーんだわ。
コ:ミサキ先生のところ・・・
ネ:自分がアメリカにいた頃のコユキの様子とか、ミライの治療のこととか、聞きてーことが色々あったんじゃねーかな。
コ:・・・・・・
ネ:ミサキ先生との話の中で、コユキに対して、悪いことをしてしまったって、ハルトくんは言ってたらしい。自分が全部壊してしまったって。
コ:・・・・・・
ネ:んで、またミサキ先生にキツいお説教食らっちまったみたいでなw そっからはハルトくん、ミサキクリニックには顔を出さなくなっちゃったらしいんだけどさ。少なくとも、ハルトくんがコユキを恨んでるみたいなことは、一切なかったって。ただただ、コユキに申し訳ないって、深く後悔してたらしいわ。
コ:・・・・・・
ネ:コユキだけじゃねーんだ。ハルトくんの胸にも、コユキと同じナイフが、突き刺さってんじゃねーかな。
コ:・・・・・・


<Dialog Dr.Misaki and Haruto  ミサキ先生とハルトの会話>
美:私は、2人に会ってほしい。思いの丈を、ぶつけあってほしいの。
ハ:・・・・・・
美:私のターンはこれで終わりよ。好き勝手喋っちゃってごめんね。最後まで聞いてくれてありがとう。
ハ:・・・・・・
美:ハルトくんの思いや考え。聞かせてくれる?
ハ:・・・・・・
美:・・・・・・
ハ:すみません。上手く言葉が・・・
美:いいのよ。こんなこと、スラスラ喋れるわけないもの。
ハ:コユキ、今ネーソーさんのところにいるんですよね。
美:・・・なんで知ってるの?
ハ:ネーソーさんの知り合いの、ムネさんという方から連絡が来たんです。コユキのことで、ネーソーさんと会って話をしてほしいとお願いされました。
美:そうだったのね。
ハ:はい。まあ、お断りしてしまいましたけど・・・
美:・・・・・・
ハ:正直・・・
美:・・・・・・
ハ:今のコユキに、何を言えばいいのか・・・
美:・・・うん。
ハ:あの時はゴメンって、謝りたいです。コユキの苦しみに気付いてあげられなくて、最後に酷いことを言って、1人にしてしまったこと。謝りたいです。その気持ちは、ずっとあります。
美:うん。そっか。
ハ:・・・・・・
美:・・・・・・
ハ:ムネさんから、コユキが自分で人生を終わらせようとしたと、聞きました。それをネーソーさんが、救ってくれたと。
美:・・・うん。
ハ:僕がそこまで、コユキを追い込んでしまったんです。原因は、間違いなく、僕にあります。
美:・・・・・・
ハ:コユキは、きっと僕の顔も見たくないはずです。僕を見た瞬間、僕の言葉を聞いた瞬間、コユキの中のツラい思い出が、一気に蘇ってきてしまう。フラッシュバックしてしまうからです。
美:・・・・・・
ハ:・・・・・・
美:コユキちゃんがカメラアイの持ち主だってこと、ちゃんと分かってたのね。
ハ:そりゃ、ずっと一緒にいましたから・・・
美:そっか。まあそうだよね。
ハ:コユキのお母さんは、コユキが中2の時に、飲酒運転の車に轢かれて亡くなったんです。先生は、聞いてますか。
美:・・・ううん。そこまでは。
ハ:僕と出会った頃のコユキは、車のブレーキ音を聞いたり、飛ばす車を見たり、事故が起きたのと構図が似た交差点に来ただけで、フラッシュバックしてました。涙が止まらなくなって、酷い時は何も出来ずに、2~3日寝込むこともありました。
美:・・・・・・
ハ:だから、なるべくコユキをそういうものから遠ざけるように、当時は注意して生活していました。そんな中で、ミライが生まれてきてくれて、少しずつコユキがフラッシュバックすることも減ってきて、3人で平穏な暮らしが出来るようになっていました。
美:・・・・・・
ハ:やっとコユキがつかんだ幸せを、僕が壊してしまいました。今、コユキがフラッシュバックを起こしているとしたら、その対象は、間違いなく僕です。
美:・・・・・・
ハ:僕は、コユキの近くにいてはいけない。会ってはいけない。存在してはいけない人間なんです。コユキにとって今の僕は、ただただ哀しみを引き起こすだけの存在です。
美:・・・・・・
ハ:それでも先生は、コユキと僕が、会うべきだと思いますか。
美:・・・・・・

<Dialog Ain and Mariko in the park  アインと毬固の会話 公園にて>

画像3


毬:はぁぁぁ~~~~!!!!!! ロープウェーたのしかったね~~~!!!!!!
ア:・・・まりこ。
毬:なに?????
ア:これからどうするの?
毬:これから・・・
ア:てか、どうしたい?
毬:う~んと・・・え~っと・・・
ア:・・・・・・

📱<♪♪♪♪♪♪♪♪

ア:あ、ごめんこんな時に・・・
毬:お、でんわか!!!!!
ア:・・・仕事だ。
毬:おしごと?????なんの?????
ア:あなたのライブDVDの特典、ブックレット撮影の打ち合わせですよw
毬:おおおおおお!!!!!それはめっちゃだいじなでんわじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃーん!!!!!
ア:ごめん。ちょっと待ってて。
毬:じゃあむこうのべんちでまってるね!!!!!


<Alumni Association by AHEKIN Adult Group アヘキンおとな組同窓会>

純次

純:ヒッヒッヒッヒッヒッ。いやいやいや~、でもみんな変わってないよね~。なんせ見た目が若い!ショウコさんなんて、14歳くらいに見えるもんね。ヒッヒッヒッヒッヒッ。
シ:純ちゃん、14は言い過ぎ(笑)
ユ:またそうやって適当なことばっかり言って、相変わらず若い女の子ナンパしてるんでしょ笑
純:何言ってんのユーヤちゃん!僕ってその辺繊細なのよ?「初対面の女性と会って、いきなりパンツ下ろしたら失礼かな?」って考えたりするし。ヒッヒッヒッヒッヒッ。
ユ:やだもうこの人笑
シ:(爆笑)
タ:先輩、全然変わってないですね・・・(苦笑)
純:まあ、僕クラスになると変わる必要性がないからね。ところで、タチバナくんは今仕事何やってるの?象牙の密輸?ヒッヒッヒッヒッヒッ。
タ:やってないですって(苦笑)
シ:(爆笑)
ユ:ホントにこの人は笑
ツ:(リョウちゃん)
リ:(うん。みんな純ちゃんに夢中だし、良い頃合いだね)
ツ:(後で電話鳴らす。例のところに向かうから)
リ:(OK。追いかける)
純:そうか。象牙の密輸じゃないとすると・・・アヘンの密輸かな?
タ:密輸から離れて下さい(苦笑)
純:ヒッヒッヒッヒッヒッ。
ユ:アヘンて笑 いつの時代の話してんのよ笑
シ:(爆笑)
ツ:俺ちょっとトイレ・・・
純:何よツッキー!トイレに行って1人でエロ動画観ようなんてずるいじゃない。僕も連れてってよ。ヒッヒッヒッヒッヒッ
ツ:違うって笑 純ちゃんは皆と楽しんでて。


【Mariko's Case   毬固の場合】

画像2



<Dialog Neesou and Koyuki  ネーソーとコユキの会話>
ネ:今、コユキの胸に刺さってるナイフを抜けるのは、ハルトくんしかいねーんだ。
コ:・・・・・・
ネ:で、ハルトくんの胸に刺さったナイフを抜けるのも、コユキしかいねーんじゃねーかな。
コ:・・・・・・
ネ:ナイフを抜く時は、痛みが伴うと思う。お互いにな。激痛かもしれねーし、血も出ると思う。でも、それは抜かないといけねーんだ。コユキとハルトくんが、それぞれの人生を、笑って生きてくために。
コ:・・・・・・
ネ:ナイフが刺さったまま、2人が下向いて苦しんで、泣きながら生きてくのを、天国にいるミライくんは望んでるんか。
コ:・・・・・・
ネ:心配すんな。コユキには俺っちがついてる。
コ:・・・・・・
ネ:ハルトくんにナイフを抜いてもらって、もしコユキの心に血が溢れてきたら、そん時は俺っちが止めてやる。絶対に止める。だから心配すんな。
コ:ネーソーさん・・・
ネ:勇気をもって、一歩踏み出

📱<LINE♪

ネ:おいいいいいい!!!!おてんちょすテメー!!!!( `皿´) 邪魔すんなって!!!!今ネーソー様の見せ場でしょうが!!!!( `皿´)
コ:フフッ( *´艸` )

■LINE      今
ニャコ澤ニャーコ
おはようございまーふ(´-ωq`)
ネーソーさーん!ニャコ澤も参上しますよー!
久々に一緒に歌いませんか♪

ネ:ニャーコかよ!!( `皿´) オメーらは相変わらず空気よまねーな!!
コ:・・・ネーソーさんのお友だちって、ホント面白いねw
ネ:おもしろかねーわ!!( `皿´) 俺っちのこーいう見せ場、なかなかねーんだぞ!!( `皿´) いっつもラキアばっかりカッコつけてよ!!( `皿´) 最後バシッと決め台詞言うとこだろーが!!( `皿´)
コ:単純に、通知音切っておけば良かったんじゃない?(´雪ω雪`)
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)セヤッタ
コ:あとね、ネーソーさんが思ってるほど、決まってなかったからw
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ウソヤロ
コ:フフッ( *´艸` )
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)スーパーネション
コ:・・・ネーソーさん、ありがとね。気持ちは、十分伝わりました。
ネ:コユキ・・・
コ:私、勇気出してみる。ハルトに会ってみるよ。
ネ:お!マジか!?
コ:うん。1人だと無理だけど、ネーソーさんがいてくれたら、乗り越えられる気がする。
ネ:そかそか。
コ:うん。
ネ:おっけ!!ハルトくんの方は今ミサキ先生が話してくれてっから、続報待ってくれ。そしたら、夕方アインが迎えにくるから、準備だけしといてくれな。
コ:(´雪ω雪ゞリョウカイ!

<Dialog Ain and Mariko in the park  アインと毬固の会話 公園にて>
毬:ハァ・・・・・・
ア:・・・・・・

画像5


ア:・・・お待たせ。
毬:あ!!!!!アインちゃぬおかえり!!!!!!
ア:ごめん。話折っちゃったね。
毬:もーまんたい!!!!!!
ア:じゃ、さっきの続きね。
毬:うん。
ア:・・・まりこはこれからどうしたい?
毬:ん~と・・・え~と・・・ほんとはね、つあーおわって、ひさびさに長いおやすみもらえたから、おんせん行ったりとか、なるべくねーそーといっしょに過ごしたいな~~~~~~!!!!!って、思ってたんだけど。
ア:うん。
毬:いまのじょうきょうだとね・・・こゆきちゃんいるし・・・
ア:何でまりこが気つかうんだよ。いいんだよそこは遠慮しなくても。
毬:う~ん・・・
ア:まりこのしたいようにしていいんだよ。僕のところでコユキちゃんしばらく預かってもいいし。
毬:う~ん・・・
ア:てか、まずはクソバカ兄貴に説教してやらんとな。もう、怒りぶちまけてきていいからマジで。土下寝させちゃっていいから。
毬:どげねwwwwwwww そーだね!!!!!
ア:・・・・・・
毬:とりあえず、ねーそーとはなししてみる。
ア:うん。
毬:・・・アインちゃぬがいなかったら、いまごろギャン泣きしてるだろうな~わたしwwwアインちゃぬがいてくれてよかった!!!!!
ア:・・・・・・
毬:・・・・・・
ア:ホント、ごめん・・・(´・ω・`)
毬:ううん!!!!ダイジョブ!!!!!もしねーそーとおわかれしても、わたしアインちゃぬとはぜっっっったいにわかれないから!!!!!!!!!
ア:縁起でもないこと言わないでよ・・・


<Alumni Association by AHEKIN Adult Group アヘキンおとな組同窓会>
タ:そういえば皆さん、オリンピックは観てましたか?
ユ:私何だかんだで結構観ちゃった笑
シ:私は時差があったからねぇ・・・もうちょっと早く日本帰って来られてたら良かったんだけどね( ^ω^ )
純:オリンピックね!盛り上がったね~。僕は短距離走が好きだね。
タ:へぇ。そうなんですね。
ユ:あら。珍しく純ちゃんがまともなこと言ってる笑
純:何言ってんのユーヤちゃん!
シ:純ちゃん、何で短距離走が好きなの?( ^ω^ )
純:あれ?僕何で短距離走が好きなんだっけ・・・タチバナくん知ってる?
タ:知ってるわけないじゃないですか(苦笑)
シ:(爆笑)
ユ:ショウコ笑いすぎだから笑
シ:だって(笑)純ちゃんツボなんだもん(笑)
タ:ショウコさん昔からそうですよね(笑)
📱<♪♪♪♪♪♪♪♪
リ:おっと失礼・・・仕事の電話だ。ちょっと抜けるね。
シ:うん( ^ω^ )
純:あ、話変わるけど、タチバナくんって何の仕事してるんだっけ?
タ:さっき言ったじゃないですか(苦笑)
純:アムールトラの密猟だっけ?
タ:違いますって(苦笑)
シ:(爆笑)
ユ:ホント適当すぎ笑
純:ヒッヒッヒッヒッヒッ。


【Neesou's Case  ネーソーの場合】
こっちは何とかなった。
あとはミサキ先生、頼んます!!

さて。夕方アインがコユキ迎えに来る前に、一仕事終えますかね。
明日はまりこが戻ってくるし、多分他のことなんもできねーしな・・・

では、モード移行(´◉◞⊖◟◉`)

📱<♪♪♪♪♪♪♪♪

はい出た。いつものヤツ。めろのワンパターン。俺っちがモード移行するタイミングで電話鳴らすっていうな。あんなめろ、今時こんな皆ガンガン電話しねーんだよ!!昭和のトレンディドラマじゃねーんだよ!!( `皿´)

ゆたさん

あ、昨日アポなしでウチに突撃してきた人だ(´◉◞⊖◟◉`)ニャロウ

とりま一言文句いってやっかな!!

【Tukiaka's Case  ツキアカの場合】
( - -)y-~~~ フウウ

画像5


リョウちゃん、さすがにここ忘れてないよな?


【Yuimi's Case  ユィミの場合】
 ※本物です
エエエエエエエエエエエエエ (´ゆДゆ`)ア・・・アタシ!?


<Story 38  Preview   次回予告>
大事な話をする時は / ミサキ先生 vs ハルト Final Round
バレバレなんですよ / ヤバ男とつり男 俺たちのバルカン
Coming Soon・・・m9(´めωめ`)
※モデルこそいますが、あくまでもフィクションです。
※これが無双ってヤツですね。我ながらシリアスとのギャップがひどい。
※次回更新は09/04(土)の17:00です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?