見出し画像

復職するまで

前回、休職するまでを書いたのですが
入社したての頃の嫌な記憶を思い出しました…
繁忙過ぎて、色んな人に八つ当たりや嫌味を言われたり舌打ちされたり……
よく耐えたなーと自分を褒めたいです(笑)

さて、今回は復職するまでの経緯を書き綴りたいと思います。

休職してその後

休職して4ヶ月くらいまでは薬を飲んでも
イライラすることがあった気がします。
でも、仕事から離れることで動悸や不安感は
かなり軽減されていきました。

あと、人が多い場所は元々好きじゃないんですが、
メンタルが落ちているうちは避けていました。
ただ、どうしても見たい映画があって
耳栓を持って行って見ました(笑)
人が全然いなかったので楽に見れたんだと思います。

薬に関しては
抗うつ剤の副作用で眠くなったり、胃が張ったり、
活動的になるまでには至らず一度、変えました。
変えた時も、副作用は一週間くらいは続きました。

睡眠誘発と不安感を抑える漢方(1種類)は、
引き続き服用していました。
漢方は併用ができないそうなのです。
たしか、どっちを選ぶか聞かれたことがあります。
そんなの選べるかぁ!って思いましたけどね。

一日の過ごし方はホントもう
とにかく寝る、休む、食べられるだけ食べる。
罪悪感も湧いてくるかもしれないですが、
今まで耐えてきた分、休めばいいんです。
仕事は働ける人がやればいいんです。
こんな状況に追いつめられてしまったのは
会社のせいでもあるのだから。

伝えておきたいこと①

自立支援医療制度というのがあって、
所得に応じて一定の医療費以上になると
自己負担しなくていいという制度があります。

お住まいの役所に問い合わせるか調べると
申請書のダウンロードや説明を聞けると思うので
病院でも聞いて、手続きしましょう。

私は、会社で加入している社保を通じて
傷病手当を申請していました。
会社が健保から申請書を取り寄せてくれるので
それを病院に持って行って書いてもらい、
会社から健保に提出してもらう、という流れです。

例えば、1月分の傷病手当申請書は
2月の診察時に持って行っていたので
最終的な支給までに2, 3ヶ月タイムラグがあります。

傷病手当申請のためだけに
わざわざ出社する必要はありません。
休職の診断書と一緒に毎月、
三つ折りで封筒に入れ普通郵便で送っていました。
ちなみに、封筒や切手代は会社支給です。

税金や保険料は会社で引かれるので
貯蓄に余裕がない方は、
自立支援医療も申請した方がいいかもしれません。


休職4ヶ月目

産業看護師や人事とのやり取りをサボっていたら
大げさなメッセージやメールが届きました。
どうも安否確認も兼ねていたようで、
ちょっと困らせてしまいました…。
社員が休んだ時に応答がないと
安全上、自宅訪問もしないといけないですからね。

ただ、焦らずじっくり休めるだけ休んだ方がいいです。
仕事どうにかしないとなぁと、考えてしまうと思いますが気持ちが安定しないまま復職すると
再発することもあるそうですからね。
大丈夫、ゆっくりでいいんです。


休職5ヶ月目

情緒も安定し、睡眠や食事も取れるようになっていました。
また、家事をできる範囲でこなしたり、
好きなことをしたり、気晴らしに出かけたりするのも苦ではなくなっていました。

そして、会社の就業規則で私の休職期間は
9ヶ月と決まっていたので
夏くらいに復職訓練をしていくのはどうかと
産業看護師から提案を受けました。

復職するとメンタルが落ちてしまうこともあるので
休職期間を2ヶ月残しましょう、とのアドバイスでした。

あと転職しようかなと思った時期もありましたが、
まずは同じ会社に復職してみる方が
最初の一歩が踏み出しやすいと思います。
慣れない環境に飛び込むよりかは
少しでも慣れた場所に行く方が気が楽です。
いずれ転職してもいいですしね。

そんなこんなで、
休職中に体力がかなり落ちてしまったので
ウォーキング、ストレッチ、ピラティス…
と、自分が好きなこと、できることから体力作りをし始めました。


休職6ヶ月目

具体的な復職訓練の日程が決まり、
日常生活ではテレビを見ていると
声を出して笑っている自分がいて
今まで無表情で見てたんだなと気がつきました。

伝えておきたいこと②

いつ頃からかは覚えてないのですが
休職したときに頼れる人がいなくて
自分でメンタルケアの本を読み漁ったのが
回復に良かったのかもしれません。

学生時代から感じていた生きづらさも
軽減されたように思います。
オススメの2冊を紹介しておきます。

絵もあって読みやすい。
どうしたらいいか分からなくて
とにかくしんどい時にまず読んでほしい本。


一つ一つのテーマ事に読み進められる。
少し文章が読めるようになってきたら
考え方の癖と原因を学べる本。


休職7ヶ月目

病院で復職の診断書をもらいました。
そこには条件を記載してもらい、
残業なし(しばらくの間)、業務で避けたいこと、時短退勤をしたいことなどを伝えました。

産業看護師に言われるか、自分で調べて行かなかったら提案してもくれなそうだったのが驚きです。
会社がすべて了承してくれるかは別として
かなり強い交渉材料になるので記載してもらうといいと思います。

そして、いよいよ復職訓練が始まりました。
リハビリがてら1ヶ月出社することになったのですが、無給のうえに休職期間扱いでした。
まぁその分、体調が悪い日は無理せず休めるので
安心かなと思っていました。

しんどかったのは電車通勤と、
大してやることがないのに退勤時間まで
居座っていないといけないことでした。

体力作りはしていたものの、電車通勤なので人混みに疲れ、足が棒になってしまい
最初の一週間くらいはグッタリしてしまいました。

出社中の作業はというと、コピー取りから始まり
簡単な雑務をこなす日々で
同じことを一日中続けられるはずもなく
タイピング練習をして息抜きしたり
資格勉強をして気分転換をしていました。
寝るよりかはマシですよね…。

暇すぎるのも辛いもので
半ばで挫けそうになりましたが、
「人事に復職できるっていう姿を見せて、
時間になるまで座ってることが大事」
と、産業看護師に言われました。

こんなにしんどいのに、そこは時短退勤させてもらえないのかとは思いましたが、
だったら開き直るしかないなと思い
病院が休みの時は通院日を平日にして早退したり、欠勤して外出したりすることもありました。
変わらないことは考えていても仕方ないんでね。


復職

復職訓練が終わる頃、産業医と面談をしました。
色々聞かれるかと思って身構えていたのですが
事務手続き上、来たという感じで世間話の方が長く
職場への希望くらいは聞かれ、
診断書にも書いてもらった内容を伝えました。

そして、形式上の面談もあっさり終わり
無事に復職許可となったのでした。
最後がふわっとした感じだったので
拍子抜けしてしまいましたが、
退屈な1ヶ月を耐え抜いただけに
じわじわと嬉しさがこみ上げてきたのでした。

記事自体もなんだか最後が締まらない感じになってしまいましたが、
今、もし辛い思いをされている方がいたら
無理をせず頑張ってきた自分を褒めて
少しでも自分を労わってあげてください。
あなたの人生はあなたのものです。

どん底まで落ちたらあとは上がるだけ。
大丈夫。

自分を信じて。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?