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【詩】嫌いで好きな色

夕日が見える時間は胸が締め付けられる。

時間だけが無情にも過ぎていく。
私だけ取り残されて、何時の間にか誰もいなくなる。

夕日色に染まる空を見ていると、そんな気分にさせられる。

「私だけを置いていかないで、ひとりぼっちにしないで」

夜の始まりを告げる風が頬を撫でる度に、私の寂しい思いが強くなっていく。

ただ、それと同時に懐かしくもあり、ほんのりと温かい。

「苦く冷たくも、何処か温もりを感じる」

優しいけど、何処か切ない。

そんな、明るくも暗いところが嫌い。

なんだけど、好き。

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