【元京大博士課程レオン流・超学習理論】公開 いつか自分の子供に読んで欲しい人生の参考書
(この記事は、塾の講師に「中二の夏が山だ」と言われた、『eye(あい)@福祉系心理職。さん』の記事を読んだことがきっかけで執筆を始めたところ、超大作になってしまったものです)
⑤受験や資格の勉強を効果的に攻略したい人へ贈る、レオン流科学的勉強法
(いつか自分の子供に読んで欲しい人生の参考書は、最後のこの部分です)
☆ ☆ ☆
今日はeye(あい)さんの記事を読んで、昔の自分のことを思い出し、懐かしくなったので勉強に関する持論を述べようと思います!
今はスポーツ心理学に関することがメインですが、受験勉強とか学習に関しても、いずれじっくり書いていきたいと思っている分野なので気合入れて書いておきたいと思います!
(個人的な見解も多く含むので、無料公開は公開から3日間程にしておきます)
ちなみに、大したスペックではありませんが、レオンは大学受験、夏期講習や塾など一切行かず、独学で勉強して国立大学(東京学芸大学)に合格しています。
上には上がいますので、別に受験マスターではありませんが、ある程度受験で必要な学力は認められた奴という前提で書かせて頂きます(>人<;)
(写真は海外の学会に英語で発表したもの)
では、まずはあい(eye)さんの記事をご覧下さい。
塾の講師から、「中二の息子さんはこの夏が山場ですよ」ということで、44コマ、総額18万の受講を勧められたということでした。
あいさんの疑問は、
必要だと言われているし、
高くてもお金出した方が良いのかな…?
というものでした。
この疑問に対して、あくまでも僕の思う範囲で、思うことを5つに分けて書かせて頂きます!!
①中二の夏が山場か?という問いに対するレオンの意見
②予備校への44コマ総額18万(今回のケース)に投資価値はあるか
③受験勉強に挑む学生やその親御さん、資格試験に挑もうとする社会人の方々など、全ての学習者に捧ぐ学びの本質
④学生時代1番学ぶべきは、きっとコレだった
⑤受験や資格の勉強を効果的に攻略したい人へ贈る、レオン流科学的勉強法
(ここからは有料にしています)
上記の5項目
特にレオン流勉強法は是非参考にしてもらいたいです^_^
では、いきましょう
①中二の夏が山場か?という問いに対するレオンの意見
まず、中二の夏が山場か?という問いに関してですが、
レオン的な考えとしては、
塾講師に意見を求めれば、
きっといつ聞いても「これからが山場だ」と言う
というのを、まず思いました。
もちろん、中二の夏が重要な時期であることは、間違いないと思います。
中一までの内容が理解できないまま中二の夏が過ぎてしまうと、遅れが取り戻せない、という塾講師の先生の意見自体は否定しません。
ただ、
予備校側も商売なので、もちろん受験生とその親御さんの不安を刺激してくる、という理解は必要だと思います。
恐らく、中一の冬に聞いても中三の春に聞いても、「今が大切です」と言うでしょう。
また、実体験として思い返してみて、中二の夏に山場があった実感はそこまでありません。
山場は常に、「今」です。
②予備校への44コマ総額18万(今回のケース)に投資価値はあるか
予備校というのは、もちろん学校の授業よりもさらにその教科に対する専門性が高く、またよりその教科を学ぶためのノウハウに特化していることでしょう。
ただ、当たり前の前提ですが、学んでいくのは生徒自身です。
eye(あい)さんの記事の冒頭に、
「なかなかお勉強に目が向かない息子。」
とあります。
これだけで状況を把握するのはもちろん難しいですが、現状あいさんの息子さんは、勉強に対する熱意は高くないようです。
そういった現状で、
好きではないことの時間を増やすのは、
きっと苦痛でしかない
と、感じてしまいました。
おそらく予備校に通うようになることで、参考書を開く時間は増えることでそう。ただし、本人のや動機付けが不十分な状態で徒に時間だけを増やしても、学習の効率は恐らく低いと思います。
これは、以前僕が「レオン3行名言」でも語っていますが、
スポーツの練習と同じことが言えると思います。
同じ練習メニューでも勉強内容でも、受け身でやるのと、自ら進んで取り組むことの間には大きな大きな隔たりがあります。
まずはここをじっくりと考える必要があると思います。
次の③で述べますが、いきなり18万円を予備校の無機質な時間に投資するくらいなら、18万円分、彼が興味を持ちそうなことに投資した方が遥かにその後の利益が得られると思います。
③受験勉強に挑む学生やその親御さん、資格試験に挑もうとする社会人の方々など、全ての学習者に捧ぐ学びの本質
さて、ここでは先に結論として、僕が考える「学びの本質」をお伝えします。
僕が大学受験、そして修士課程、博士課程へと進んでまで学びを続けたその根底にあるもの
また、今でも自分のベースとなっている素養
それは、
「興味を持って夢中になる」
ということです。
これは、一つの真理だと思います。
僕はこれまでの自分の努力…他の人が、なんでそんなにできるの?と言われるような取り組みも、ちっとも苦痛ではありませんでした。
受験勉強も、大学院で行ったスポーツ心理学や人間科学、哲学などの難解なものも、
バレーボールの練習も技術向上のための学びも。
全ては、自分が興味を持っていて、夢中になってやっていることなので、むしろ努力だとすら思っていないような感じです。
何度も言いますが、学びを加速させるためには、能動的に、夢中になって取り組む様になることが1番です。
まずは、「夢中になれることを探すこと」に全力を注ぎ込むべきだと思います。
夢中になれることを見つければ、あとは予備校に行かなくても、自らどんどん学んでいくことが出来ます。
あるいは、そこから自己流で通用しないと感じた時に初めて、予備校に投資する価値が出てくるのだと思います。
その為には、一体どうしたらいいのか?というのが重要ですよね
これに対する回答は一つ
いろいろなことを体験してみる
これに尽きます。
自分が知らないこと、自分の生活や人生に登場したことのないものは、この世に存在していないのと同じです(現象学的な観点です)。
例えば僕は、小さいころから漫画やゲームが好きでした。
当時、「週刊少年ジャンプ」を毎週読んでいたのですが、お父さんもジャンプが好きで、毎週買ってきてくれるのを楽しみにしていました。
また、大人である父親が、自分と同じ漫画を嬉しそうに読んでいることが、すごく親近感になっていたことを思い出します。
大人になっても、漫画に夢中になっていいんだ、というような感覚でもありました。
また、ゲームで言うと、「新・三国無双」や「信長の野望」というゲームにハマっていました。
これは、三国志演義の物語や、日本の戦国時代が舞台になっているゲームなのですが、キャラクターがかっこよくてアクションも迫力があったり、やりこみ要素が高くていろいろと考えたりと、夢中になってやっていました。
これによって、武将の名前などはほとんどすべて覚えていましたし、何より「歴史」という教科書に載っている一見つまらない教科が、僕にとってはすごく身近な世界として感じることが出来ていました。
そうした興味から夢中になり、どんどんいろいろなことを覚えていったのだと思います。
また、今になって思うのは、当時から株式投資やFXなどの知識、チャートの分析方法なんかに対しても触れる機会があったらな…という想いがあります。
ここ2年程猛勉強していますが、もっと早く知っていたら、もっと深く理解することができただろうな、と思います。
例えばチャートなどは、ある意味「人間の心理」を反映していますよね。
同じチャートを見て、あがると感じる人もいれば下がると感じる人もいる。
その両者のせめぎあいの中で、需給のバランスが揺れ動き、「価格」が決定される。
また、それらを俯瞰すると、数学的に美しい形になったり、ダウ理論やグランビルの法則などの理論が生まれてくる。
特に僕は数学は苦手分野だったこともあり、興味をなかなか抱けない分野だったのですが、もしこうしたチャートに触れていたら、
「このチャートはここから上がるのか?下がるのか?」
という(欲望にまみれた)大いなる「問い」に対して、様々な検証をする中で、数学の知識(単純移動平均線と指数関数移動平均線の違いとか)を身に着けよう、という「目的意識」が生まれ、学びにもっと熱が入ったのではないかなと思ったりします。
④学生時代1番学ぶべきは、きっとコレだった
さて、ここまで、ゴリゴリに学びのことについて述べてきましたが、レオンの考えでは、
学校で1番学ぶべきこと。
それは、結局のところ、
人との関わり方
だと思います。
予備校では、これは学ぶことができません。
むしろ振り返ってみても、受験勉強は自分で出来るけど、この「人との関わりを学ぶこと」は学校や部活でしかできないかけがえのない体験であると思います。
もちろん、学校がすべてではありません。
若くして起業をして事業を創っていけば、より早い段階で、志の高い同志と出会って人間関係が深まる可能性もあるので、むしろその場合はその方がはるかに生きやすくなると思います。
さて、心理学者で有名な、アルフレッド・アドラーさんは、
「すべての悩みは対人関係である」
というようなことを語っています。
(写真:Wikipedia)
あまりにも有名なフレーズなので、聞いたことがある方もいると思います。
もちろんすべてというのは言い過ぎだと思いますが、かなり深い示唆を与えてくれているものだと思います。
もちろん、アドラーを引き合いに出さなくても、皆さんもこれに関しては十分感じていますよね。
会社やバイト先で嫌いな上司や同僚がいる
先生と生徒の人間関係がうまくいっていない
恋人とうまく付き合っていけない
こうした、人との関わりは、一つうまくいかないだけで僕たちの人生にとって大きな障害として立ちはだかります。
この人間関係を少しでも円滑に、いろいろな人とある程度仲良くやっていく力
ありていに言って、この日本においては、この能力さえあれば生きていけると僕は思っています。
このスキルさえあれば…周囲の人からある程度好かれ、円滑なコミュニケーションが無理なく行えるのであれば、
それは有名な大学に合格する能力以上に貴重な、一生使えるスキルになると思います。
なので、学校でそうしたことを学んでいれば…
それは、友達と円滑な学生生活を送る、という一見当たり前なようで極めて高度なコミュニケーション能力が育まれていれば、わざわざ予備校に通わせる必要もないかもしれません。
あるいは、生きていく上で極めて重要な能力をすでに持っている、と安心して、予備校に送り出すこともできるかもしれません。
つまり、「予備校で良い成績を上げられるようになって、大学に合格しなければいけない、そうでなければ価値がない」といったような潜在的なプレッシャーを、親も子供も感じる必要がなくなるのではないかと思います。
しかしそれでも、勉強が必要!という方もいると思います。
僕自身も、どちらかというと昔は表面的で開放的なコミュニケーションが得意な方ではなかったので、「スポーツ」と「勉学」という文武両道で自らの存在価値やアイデンティティを確立しようともがいた人間です。
よって最終章では、受験勉強の際に僕が実際に実践したテクニックや、重要だったと思われる勉強法、脳科学や学習理論を駆使した工夫などを公開します。
⑤受験や資格の勉強を効果的に攻略したい人へ贈る、レオン流の科学的勉強法 3選を伝授
皆さんはこれまで、恐らく、本質的な学習方法やその理論をご存じなかったと思います。
間違った勉強方法や中途半端なノウハウ、脳科学の理論を考慮していない勉強方法に断片的な知識しか、得ることはできなかったと思います。
なぜなら、それぞれの理論は個別に語られ、経験談は美化や誇張を含んで提示されるからです。
しかし、ご安心下さい。
一度正しい学習理論や、そもそもの本質を理解さえすれば、驚くほど学びが加速します。
簡単に例えるなら、ずっと自転車に乗っている人と、車やバイクを手に入れて進んでいる人で、目的地までの到達時間が圧倒的に変わるようなものです。
皆さんには、いきなり走り始めたり、自転車をこぎ出す前に、まず自分が乗る乗り物に徹底的にこだわってほしいと思います。
僕は大学受験の勉強を本格的に始める前に、徹底的に、
「どうしたら効率よく学習することができるか」
を調べ尽くしました。
徹底的に、です。
そうして学びを加速させた経験と、実践の中で取捨選択して洗練したメソッドを3つに凝縮してお伝えします。
すなわち、「学びの本質」です。
これらを知ることで、一生使える学びの本質を理解することができます。
受験勉強という一つのハードルをクリアするだけでなく、
その後就職活動や会社での出世争い、ビジネスをする際の着眼点やブラッシュアップしていく際の発想力などを育むことができ、
ありとあらゆる可能性を拓いていくことができる。
「なんで勉強なんてしなくちゃいけないの?」
という子供の時の無邪気な質問に一つの答えを出すとしたら僕は、
一生使える『学びの本質』を学ぶため
と答えたいと思います。
お待たせしました。
それでは、いきましょう。
1.レオン流『対話』学習法
(Interactive Learning Method)
まず一つ目は、『対話式』学習法(Interactive Learning Method)です。
いかがでしょうか?これを聞いただけでイメージが出来た人はいますでしょうか?
ここでいう「対話」というのは、一つは、教科書に出てくる内容や先生の話との「対話」です
授業を受けている人の多くは、先生の話を聞きます。言われたことをそのまま、聞きます。
教科書や参考書に書いてあることを、覚えようとして読みます。とにかく覚えることが、頭が良くなることなのだと信じて、読みます。
こういう勉強の仕方しか出来ない人は、大学生になっても社会人になっても、上の人の話を「正しいこと」として聞きます。
監督の話を、疑問を持たずに、聞きます。
上司の言うことを、多少違和感があってもそれを呑み込んで、「はい、はい」と聞きます。
そして、上司の言うことを聞き続けて会社にしがみついて定年を迎えたことを、なぜか誇ります。
さて、少し話が逸れてしまいましたが、上記の様な思考停止の人間にならず、学びの本質を捉える上で欠かせないのが、『対話式』学習法です。
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