お客様から寝ている?との指摘
ニュースにて、JR北海道は10日、札幌のJR学園都市線で、普通列車を運転中の運転士が居眠りをしていたことを明らかにしました。9日、乗客から居眠り運転をしていたのでは、と指摘するメールがJR北海道に届いたそうです。
社内での聞き取り対し、運転士は1分ほど居眠りをしていたことを認めたようで。前日の夜が暑くて睡眠を十分にとれなかったと話しているそう。
このニュースを見て、受けとり方は人それぞれでしょう。お客様視点と運転士視点で見てみます。
《お客様》
・安全上けしからん!
・運転士に責任感がない!
・厳重に処罰を!
・再発防止対策は!
次に運転士側の感覚。
《運転士》
・そもそも勤務形態がキツイ!(行路がキツイ)
・事務所が日々締め付け体制で疲れている!
・本社は疲弊した現場を何も守ってはくれない!
・よくある事、アイツ運がわるかったな。
(周りの同僚の意見として)
まあ、何にせよ居眠り運転は褒められたものではありません。プロとしてはあってはならない。
でも、現実問題‥
ウトウトするのはありがちなことです。
私もハンドルを握っていた経験がありますが
これは避ける事ができません。
問題は、その状態になった時どうするか。
その状態にならない為にはどうするか。です。
それが求められるのがプロの仕事でしょう。
ブレーキ遅れは致命的な事故に繋がるのです。
さて、それとは別に気になる事は、現場の管理体制です。実際のJR北海道の勤務形態を私は詳細には知りませんが、今は各社で人員削減が間違いなく進んでいて
現場側の疲労感
が徐々に増しています。
当然、運転士個人的な問題もあるとは思いますが、コストカットの影響は間違いなく現場にも及んでいる事は忘れてはいけません。今回のJR北海道のニュースで、改めてそんなことも思いました。
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