Fate/GrandOrderの清少納言から考える「エモい」について

皆さんFate/GrandOrderプレイしてますか???(食い気味)

わたくしは中学校3年生の時からFate/GrandOrder(以下FGO)をプレイしておりまして、きっかけ自体はアニメ漫画ゲームが大好きとか、歴史が楽しかったとか、至ってシンプルなものです。
サブカルチャー独特のポップな雰囲気に完全に魅せられてしまい、中学校1年生の時からずっと2次元の虜です。アイドルマスターとかラブライブとかずっと見てましたね。

FGO、ありえないくらいキャラクターの母数が多く、オタッキーじゃない人でも「推し」を作ることが容易い部類に入るのですが、今日はその中から「清少納言」について取り上げます。

まずは清少納言の声優さんとイラストレーターさんについてフォーカスしていきましょう!
CVを担当されているファイルーズあいさんは、空条徐倫役やプリキュア役等今をときめく流行声優さん。ファッショナブルな感性も注目されています。次にイラストを担当されているmikapikazoさん。「イラストレーター界のトップ」と言っても過言では無い、原宿での個展開催やVTuberのデザイン等、目まぐるしい活躍をされています。

さて、この時点でキャラを構成している御二方と、清少納言という人物の共通点が見えてきませんか。
ズバリ「最先端」です。

清少納言の代表作「枕草子」は、当時男性が行うものとされてきた文学に女性が手をつけたことは勿論、日本初のエッセイとされ、清少納言の感性が現代に通ずるものである事も有名です。
当時は考えられなかった型破りなスタイルだったのですが、時は過ぎ令和になった今、令和にも令和の「最先端」があります。

ファイルーズあいさん、mikapikazoさんのお2人からは「ビビッドな色使い」「感受性が高く繊細で具体的な表現を好む」等の共通点が見いだせますが、こちら好みの問題は勿論、派手なファッションやメイクは取り入れるハードルが高く、これらを体現出来る方はそう多くありません。
つまり、ビビッドな雰囲気を自分のモノにしてしまっているセンスの高さは、時代の最先端を行くトレンド界のトップなのでは、と考えている節もあります。

この「令和最先端」の人達が、清少納言という「元祖最先端」をアニメ独特のポップな世界観で形づくり、沢山のファンに愛されている…この事実、いとエモしじゃないか????と思うわけで。

私自身「エモい」という言葉の意味の多さに少し苦手意識があり、そう簡単にこの言葉を発してはいけないと考えているのですが、古典でも有名な「いとおかし」は現代語で直訳すると「エモい」が最適解なのは間違いないです。清少納言は平安時代から幅広い視野で「エモい」の感性を持っていて、令和になった今、最先端の「エモい」を表現してる方に可愛らしく彩られ復活しています。
エモい以外の言葉が不適切なくらいです。

FGOというゲーム、「歴史べつに好きじゃない…」「アニメとかそんな詳しくない…」という方でも広告等で目にする機会があるかなぁと思うのですが、ストーリーが面白く(読み物として本当に読み応えがある)、プレイして損をしない大変素晴らしいゲームとなっております。

是非遊んでみてはいかがでしょうか!!

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