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アルファベットの自動運転プロジェクト「ウェイモ」、フェニックスで一般乗客向けタクシー「Waymo One」を開始

『戦略をアップデートする』は、競争戦略コンサルタントとしてGAFA×BATH等の米中メガテック企業をはじめ国内外トップ企業の動向をフォローしている田中道昭が、日々行っているこれら企業へのリサーチの中から、その内容をnoteでシェアするものです。

今日の『戦略をアップデートする』は、第47回に続いて、アルファベット傘下のウェイモの自動運転を取り上げます。

ウェイモは、2020年10月8日、コーポレートプレスサイトに「Waymo is opening its fully driverless service to the general public in Phoenix(ウェイモがフェニックスの一般公道で完全自動運転サービスを提供する)」という記事をアップしました。この記事は、ウェイモの自動運転タクシー「Waymo One」事業のジョン・クラフシックCEOの名前で出されています。

アリゾナ州フェニックスは、2017年にウェイモがユーザーを乗車させて自動運転の走行テストをした場所です。記事によれば、同日から自動運転タクシー「Waymo One」サービス(動画参照)がフェニックスで一般乗客向けに開始され、さらにアプリ「Waymo Self-Driving in Metro Phoenix」を通してより広く自動運転サービスの提供が予定されているとしています。

中国でも、バイドゥと自動車メーカー「中国第一汽車」の提携のもと、いわゆるレベル4の自動運転タクシー「アポロ・ロボタクシー」のサービスが北京などで提供されています(第46回参照)。すでに試験運転から社会実装のレベルに入り、全米へのサービス拡大も計画されているウェイモの自動運転。米国内外での競争に注目したいと思います。

田中道昭


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