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感情と行動の不一致、感情は必要か?!〜『アーモンド』

失感情症の主人公

生まれつき感覚弱く、顔や表情に出せない主人公。
ある日、家族が無差別殺人事件に遭うが,主人公はそれをただ見ていてそれを受け止めている。
彼の実生に少しずついろんな人が関わり始め、普通でない彼に周りは戸惑う。
あいつは変わったやつだ、といじめにあうのだが、それが辛いのかわからない。
でも、感情がないことがそんなに悪いことなのか、感情があるからいいのか、人はそんなことでははかれない。感動と深い示唆をもたらす作品。

所詮、他人の解釈

みんなと違う主人公のはずなのに、家族が事件に巻き込まれている人々は、感情を持っていないのに主人公と同じ行動をとっていた。
どうして何も感じなかった主人公を揶揄できるのか。
主人公は,事件が起きるまで、母親にとにかく黙っているよう、目立たぬよう教わる。
人はそれをみて、寡黙な人だ、落ち着いた人だと解釈したりする。
人の解釈なんて、所詮、空気に左右される。その戦うターゲットがいない、つまり空気というのが1番厄介。その存在に気づいたら人生が豊かになり、苦しくもなるのだろう。

感情は自分のもの、行動は他人にも影響するもの

私たちの感情は,私たちのためにある。
感情は、自分の気持ちを自分に知らせる信号のようなもの。
その信号をもとに私たちはどう行動するのか決める。
それなのに私たちの日常の行動はどうだろう。
その信号を無視してすぐに怒りをぶつける行動をしたり、心とは裏腹に空気に意識決定を委ねることがある。
他人の感情なんて行動の当てにはならないもの。
でも、自分の感情と行動が一致すると、自分が嬉しい。
私たちの心は誰にも支配できない、行動を起こした時に初めて、良くも悪くも周りへ波及する。
だから、人の機嫌をとるなんで馬鹿げているし、いくらいいことを考えていても行動に移さなければ絵に描いた餅。
自分と向き合い、判断し、行動しよう!!

一緒に頑張りましょう♪

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