企業のコンテンツ配信を内製で完結! 『RubyKaigi Takeout 2020 感想戦@仮想松本』 配信の舞台裏
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企業のコンテンツ配信を内製で完結! 『RubyKaigi Takeout 2020 感想戦@仮想松本』 配信の舞台裏

こんにちは。SmartHRでデザイナーをする傍ら、コロナ禍で需要が急増した配信業務を担当している @merapon です。

SmartHR Advent Calendar 2020 25日目のエントリとして、2020年9月19日にSmartHRオフィスで開催された 『RubyKaigi Takeout 2020 感想戦 @仮想松本』を、いかに配信したか?というお話を書きたいと思います。ハッピークリスマス🎄

RubyKaigi Takeout 2020 感想戦とは

そもそも RubyKaigi とは、日本で開催されているRubyコミュニティ主催、プログラミング言語 "Ruby" に関する年次イベントです。国内だけでなく海外からも多くの登壇者が参加し、様々なセッションが行われる、Ruby技術者同士のイベントとしては最大規模のものになります。

今年も開催予定だった『RubyKaigi 2020』でしたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を受け中止となり、代替イベントとして 『RubyKaigi Takeout 2020』 がオンライン開催されました。

そのオンラインイベント本編映像を肴に、SmartHR社員がお互いの感想を共有できる機会として、今回の "感想戦" 開催の運びとなったわけです。

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☝️SmartHRデザイナー兼 オフィシャルストア 店長の @nam さんがデザインした本イベントのフライヤー。あまりにも素敵。

配信の必要要件

そんな楽しげな配信イベントですが、企画担当の方から告げられた必要要件は以下のような形でした。

1️⃣ オフライン参加でのスピーカーは4人、そこに2〜3人のスピーカーがオンライン(Zoom)で参加
2️⃣ スピーカー達によるZoomでのコミュニケーションと現場の映像を合わせて配信
3️⃣ オフラインとオンラインで、同様の映像(RubyKaigi2020本編)を同じタイミングで視聴し、それに対してリアルタイムで感想を喋っていく
4️⃣ Twitterのハッシュタグで配信へのコメントを拾う(配信にも載せる)
5️⃣ RubyKaigi Takeout 2020 本編登壇者の飛び入り参加を可能にする

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実際の配信セッティング

上記の必要要件をパーフェクトに満たそうと、悩みに悩んだ結果『NDINetwork Device Interface)』を使う案も出た瞬間がありましたが、実際に現場でセッティングを進める中で、以下のような構成に落ち着きました。

RubyKaigi感想戦_セッティング_neo

当初は「音質が良い」「音被りが少なそう」という理由で、オフライン登壇者の音声は、手持ちのダイナミックマイクから取る予定でしたが、オフラインの音声だけではなく、オンライン側の音声も配信に乗せなければならない状況だったため、結局全ての音声はZoomに集約して、それを配信する事になりました。

図版02

☝️OBSを使ってレイアウトされた、実際の配信画面。4つのパネルで構成されています。RubyKaigi本編の映像も、登壇者がコミュニケーションに使用するZoomに参加者の一人として配信することで、オフライン登壇者とオンライン登壇者の間に生じるタイムラグを無くしました。

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その結果、オフライン参加者用に80inchの大型プレビューモニター(現場でのRubyKaigi本編映像の視聴用)を用意したものの、厳密には必要なくなってしまいました。(登壇者のテンションは上がったのかも)

トラブルとその対処

まず、登壇者が使っていたワイヤレスイヤホンの充電が切れました。配信は5時間近くにも及んだため、AirPodsのような普段使い向けの製品では到底耐えられませんでした。

そのため、隙をみて有線のヘッドセットを登壇者に渡して、その間にイヤホンを充電してもらう、といった忍者のようなオペレーションになってしまいました。

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また今回、複数の登壇者が 同じ部屋から 同じZoomミーティングに参加するにあたり、隣同士で座る登壇者のそれぞれのマイクにお互いの声が入力されて、声が二重に聞こえてしまうことが懸念されました(そしてそれは起こりました)。

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その症状を緩和するため、ノイズキャンセリングアプリ "Krisp" を全員のMacBookにインストールしていただいたのですが、その結果「自分の声がノイズと判定されて入力されなくなってしまう」という事態が起こりました。結局、まともに動作するヘッドセットを喋る時だけ貸してもらったりと、登壇者の皆さんには不便を強いる結果となってしまいました。

反省・まとめ・反響

とにかく「オンラインでのコミュニケーションを配信する」ということが、とても事態をややこしくするということを実感し、何かコンテンツを配信する際にオンラインのコミュニケーションを配信に乗せる必要が出てきたら、「セッティングをオンライン側に寄せる」のが大正義なのだということを学びました。

今回のセッティングに関しては、ATEM mini Proを凄く贅沢な(無駄な)使い方をしていたり、配信会場がMacBookProだらけになったりと、物量とオペレーションでゴリ押してしまった感はありますが、意外と安定して高品質な配信が実現できたのではないかと思います。

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配信当日は本来の開催予定地であった長野県松本市に関連するコンテンツ(蕎麦、林檎ジュース、ビール、お酒 etc...)も用意して臨んだ結果、予想以上に多くの視聴数を獲得。最後のセッションでは何とRuby生みの親、 "まつもとゆきひろ"氏 に配信へ飛び入り参加いただいて、大いに盛り上がる配信となりました。

配信運営メンバーである @yamashu @takinarisa @harubou さん、そしてお手伝い頂いたY氏、本当にお疲れさまでした。ハッピークリスマス!!

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𝗛𝗶𝗿𝗼𝗮𝘁𝘀𝘂 𝗠𝗲𝗿𝗮𝗽𝗼𝗻 𝗞𝗮𝗻𝗮𝗺𝗼𝗿𝗶|𝖣𝖾𝗌𝗂𝗀𝗇 / 𝖯𝗁𝗈𝗍𝗈𝗀𝗋𝖺𝗉𝗁𝗒 / 𝖢𝗋𝖾𝖺𝗍𝗂𝗏𝖾|https://merapon.me/