「東京タワー」第7話
透「もっとはやく生まれたかった。
詩史さんが好きな本、好きな音楽に触れた時、僕も一緒に味わいたかった」
詩史「私はあなたの未来に嫉妬しているのよ」
詩史の冷静さに胸が痛くなる。
確かに、詩史の立場だったら、
20歳以上歳の離れた透の未来に嫉妬するだろう。
でも、それは、
透「詩史さんの思う未来に僕はいない
あの二人は何があっても壊れない」
そういうことなんだ。
透のことが好きなのは本当、
でも、離婚はしない。
あまりにも酷である。
それが不倫だと言われたら何も言い返しようがないけれど。
一体自分は何をやっているのだろうかと
憤り、無力、絶望、虚無、、
一緒に幸せな時間を、
と心弾ませていたのに、
それなのに、、、
いつか来る別れを冷静に予感している詩史。
未来のない恋であることを
まじまじと見せられた透の姿は
見るに耐え難く、涙さえ渇きそう。
最悪だ。
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