見出し画像

【往復書簡】気分転換とクールロード

\\\往復書簡、やってますぞ///
人の話を聞くのが大好きな”めけ”と”ねる”が、あまり話を聞かずに好きなことをおしゃべりするお手紙マガジンです。

前回の手紙

 毎日何かを書くということは、それを義務だと思ったらしんどいし、しんどいとしても書くことが楽しいことをしっているから、毎日かけるなら書きたいと思う。ここのところちょっとしたきっかけがあって、毎日アップしている。考えてみたら自分にはまだnoteに掲載していない小説や散文詩みたいなものがたくさんあるから、手が回らないときはそういうものでもアップしておけば、可能なのだろうけれど、大人の狡さでそういうことを考えてしまう部分と、自分を自分で乗せることの小賢しさも持ち合わせている。
 比べても仕方のないことだけど、当たり前にそれぞれ時間の向き合い方というか、自分の裁量で使える時間は違うのだろうけれども、毎日書き続けているねるはすごいのだと小生は思っている。

 思うに何かを書くネタという意味では、小生は無限に近い気になることや日々の世の中の関りがあって、そこは心がけている部分と嗅覚と星が関係しているのだと思う。

 交流会でしゃべれなかったわたしは、仮面をつけ損ねていたなあ。と反省している。わたしは、常に"自分"で勝負しようとしすぎている。キャラ設定があれば、わたしだって負けなかったと思うのに。本音のあたしが、「いいよ、負けちゃいなよ……今日はおしまい」っていうのに抗えない。というか、抗う気がない。

前回の手紙

 本音の自分に向き合うのはしんどい。当たり前に頑張り、負ければ傷つく。小生は負けるが勝ちなどとそんな姑息な考えを早くから持っていたのかもしれない。長男だから我慢する(その方が評価される)とか、友達の意見を優先する(その方が仲良くなれる)とか、自分を殺すまで行かずとも、折れることにあまり抵抗がない生き方をしていた。そしてだからこそ、自分だけで何かをするということは、そうした折り合いをつける相手がいないものだから、好き勝手にする。協調性があるように見えて、本質は頑固なのだと自分では分析しているが、アスリートになるようなことはどこかで「無理だよ。やめときなよ」みたいなストッパーなのかリミッターなのか、振り切れないでいる。それは弱みだと思っている。
 それをねるはこんな素直な言葉で表現できるのだから、対抗するためには手練手管を尽くすしかないなと広角に言葉の粒とねるに届く(或いは拾われる)ネタを引き出しから取り出してはこうして手紙を書いている。

 バッサリ切るほどの髪もないから、引越しがいちばん簡単に生まれ変われる。なんて言ったら、言い過ぎだろうか。

 いや、「いちばん傷つかずに生まれ変われる」でどうだろう。きっとこれな気がする。

前回の手紙

 いちばん傷つかずに生まれ変わろうとしたわけではないのだけれども、これは言い得て妙、同じ町、目と鼻の先とまでは言わないけど、割と近いところに引っ越したにも関わらず、それはしっかりと起きている。前の住処でもやろうと思えばできたことをやらずにほったらかしたあれこれが、今、実にいい感じにできている。
 こうして文章を書いている場所もある意味自分が理想としていた書斎的な場所を今回は思わず手に入れることができた。おかげでこの一週間文章を書き続けている。手放せずにいたものを処分し、今必要なものを真ん中に添えて部屋の配置を決め、すっきりとした環境で(ただしエアコンがない部屋)誰にも邪魔されず、机に向かってキーボードを叩いている。
 それはある時期には前の住処でもできていたことなのに、子供たちが大きくなり、モノも増えていつの間にか手狭になり、居心地もどことなく寝るにはいいが作業するには「気が乗らない」場所になってしまっていた。
 その意味で、そしてエアコンがないからこそ子供がここを使いたがらずに自分の場所をちゃっかり確保できたことで、生活のリズムや姿勢ががらりとかわる――まさに生まれ変わったようで、これはすこぶる気分が良い。

 暑さ対策は、奥の部屋から10メートルほどビニール製の「クールロード」をつなぐことで大きく改善した。見た目はとにかく、これはコスパもよく、柔軟性があり、工夫次第ではもっと「いい感じ」にできそうで、そうしたことをあれこれ考えるのも愉しい。

約10メートルのクールロード

 狭くなった台所もいろいろ工夫をして使い勝手もだいぶ良くなった。娘が炊くのに失敗したべちょべちょなご飯をリゾットにしてみたがこれがなかなかのご馳走になった。レシピは簡単。鶏肉(今回はササミ、塩コショウで下味つける)とエノキ、茄子、玉ねぎ、、ほうれん草を炒め、牛乳をそれらがひたひたになるまでフライパンに注いでコンソメを好みの量を入れ、べちょべちょご飯を入れてあとは火を通しながらゆっくりとかき回すだけ。あとは好きなだけチーズを入れればいい(スライスチーズしかなかったので、一枚は溶かし込み、残りは上に乗せた)

飯テロ

 もともとは上げ茄子とササミの磯部揚げを作るつもりだったのでそれぞれの具材を一部リゾットに転用したのだけれども、ちょうどいいバランスの夕飯ができた。

 こうした料理も新しい台所だからちょっとやってみようかってなったのだと思う。引っ越しはいい。もちろん大変でもあるけどね。引っ越しネタの他にもいろいろ手紙に書きたいことがあったのだけれども、結構な量になってしまった。そうそう、もう10年以上、日曜の夜にライブ配信番組、相方であるザンボと「めけラヂオ」と題してやっているのだけれども、相方の都合がつかず、ここ2週間はゲストを呼んで配信をすることになった。
 先週は音楽仲間、今週は配信仲間とやるのだけれども、ねるとやるのもきっと面白いだろうなと思っている。具体的なことはさておき、場合によっては不定期で何度かやってもいいかもね。何か新しことをやりたくなるもの引っ越しのなせる業なのかどうかは兎に角、ねるにもなんとなく転機が来ているのかなぁと、小生はその可能性を突っつくこともしつつ、また楽しいお手紙をお待ちしております!

これまでの手紙

追伸、たまに万年筆とか使うと(TOP画像)気分転換になるよねー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?