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がんのリスクを減らす健康習慣 ~がん予防のために食生活を振り返る~

毎年多くの人ががんになっている。どうしたら少しでもがんのリスクを減らせるのだろうか。
日頃、生活習慣の面から見直すことにしている。

がんはさまざまな要因から発生しているため、誰もががんになる可能性がある。
国内では、国立がん研究センターががん予防について研究をしていて、発症予防に生活習慣や環境が深い関係にあると言う。
科学的根拠に基づいた内容として、私は参考にしている。

国立がん研究センターがすすめている「がん予防の生活習慣」を詳しく見てみた。

日本人のためのがん予防法

次の五つの健康習慣を実践することで、リスクはほぼ半減すると言う。

国立がん研究センター
日本人のがん予防法五つの健康習慣と感染予防:国立がん研究センター

主に消化器系のがん予防になるが、食事の食べ方について大切な三点を掘り下げた。 

 ① 料理は薄味に努めて塩蔵物を減らすこと
食塩を多くとる男性の群では、胃がんのリスクが高いことがわかっている。女性は男性ほど明らかではないが、塩辛やいくら、すじこなどの高塩分食品を食べる機会が多い人の中には、男女ともに胃がんのリスクが高いという結果がある。

塩分を控えることは、高血圧症や循環器疾患のリスクを下げると共に、胃がんの予防にもつながるというわけだ。

②  野菜と果物は毎日意識して食べること
野菜と果物
は、思っているほど十分には食べられない。これらの食べる量が少ないグループでは、がんのリスクが高いと示されている。
とは言っても、野菜や果物を多くとればリスクが低くなるということは明確になっていない。

食道がん、胃がん、肺がんについては、野菜や果物をとることでがんのリスクが低くなると期待されているが、いずれのがんも喫煙との関連の方が深いため、明らかな結論は出ていないようだ。

また、食道がんは飲酒との関係が強いことから、禁煙と禁酒を心がけることがまず重要だと言われている。

一方で、野菜と果物を十分に食べることは、脳卒中や心筋梗塞などの生活習慣病の予防にもつながる。毎日意識して食べたいものだ。
野菜は1日当たり350g程度(両手の平を広げていっぱいになるほど)、果物なら例えばバナナ1本、ミカン2個など小皿に一皿程度が推奨できる。

③  熱すぎる料理や飲み物はある程度冷ましてから食べること
飲み物や食べ物を熱いままとると、食道がんや食道炎のリスクが高まるという報告がある。
飲み物や食べ物はある程度冷まし、口の中や食道の粘膜を傷つけないようにすることが重要だ。

以前から、料理の焦げや冷たすぎるもの、高脂肪や刺激の強い食品などは避けるように言われているが、極端な食べ方をしないように気を付けていれば大きな問題はない。

がんにならない又は再発を予防するための五つの健康習慣は、健康で長寿を目指すためのひとつである。

こうして見ると、がん予防の食事は健康になるための食事のとり方と共通している。
五つの健康習慣
を自分が全てできるか自信はないが、できることから少しづつやっていきたいと思う。

 本日もありがとうございました。

 

 

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