キャリアで悩む方へ、事業を始めて1ヶ月目のモチベーション
事業開始1ヶ月目の心境
事業の形態は様々で心境も人によりケースバイケースかと思います。僕の場合は、自己資本で会社設立という、ヒト・モノ・カネのリソースがゼロに等しい状態から事業を始めました。この事業形態を選んだ思考については、下記の記事で掲載しております。
リソースがゼロに等しい中での事業開始直後は動きに様々な制約がかかります。広報は資金が必要で、営業はリードが限られており、開発は人材が不足しています。自己資本で創業された方々の体験談の中で、創業初期は時間だけはあったと聞きますが、自分もスカスカのカレンダーの予定をどう埋めるか苦戦していました。
そんな中、事業開始1ヶ月目に僕が実行したことを振り返ると、下記の事柄が挙げられます。
関係構築
収支計画
営業活動
融資借入
以降は、各項目について振り返りも含めて経験談を記載します。
行動と思考のポイント
関係構築
初めのうちで持て余す時間の多くは、新たな人との出会いに接点を築くことに時間を割きました。創業をすると色んな悩みに対して相談をする方を探すので、人との関わりの幅も広がったように思います。下記のような関係の方々に分類できました。
顧客
チームメンバー
専門家
投資家(VC)
「顧客」がいないと始まらないので、会える機会があれば会うことを優先すべきです。僕の場合は、BtoBの法人会社さま向けにシステムの受託開発や自社製品の提案を行なっていました。当時は出張費の節約優先に走りそうになりましたが、出費が増えてでも顧客との接点を築くことを優先して正解だったと、今では思えます。「チームメンバー」を探すことは苦戦を強いる可能性があります。なぜなら、外部調達をしない場合、この段階では資金力も実績もない中で事業に賛同する動機を見出す必要があるためです。外部の採用サービスも経費が大きいので、リファラルがメインになると思います。今取り組んでいる事業の内容と進めるにあたって欠けているピースや自信が不足している能力を色んな人に話して相談することだと思います。「専門家」は管理部門が整うまでに必要な士業関係を相談できる先を開拓しておく必要があります。特に初めての起業で営業経験がない場合は、労務・法務・税務と分からないことが多々あると思い、それらを自身で全て勉強し始めるとキリがないです。抑えるところだけ抑えた上で、なるべく外部の士業関連を相談できる先と連携を取って本来注力すべき事業に専念することが大事です。「投資家(VC)」は、会社の資本政策次第で優先度が大きく変わると思います。僕の場合は、外部からの出資による調達は考えいなかったので優先度は低かったです。当然リターンを得ることが彼らの主目的なので、利害が一致しないようであれば面談の依頼等もお断りする方がwin-winな感覚を持っています。
収支計画
リソースがゼロの状態で嫌でも意識するのは、キャッシュフローです。売上に対する経費で利益がどれだけ残って、手元資金がいくらになるかというシミュレーションと睨めっこする日々です。創業1年経った今でも、フロー型のビジネスに依存しており、業務委託含む30数名のメンバーを抱えている状態なので、キャッシュフローの心配は尽きないです。フロー型とストック型のビジネスの違いについても今後整理したいと思いますが、フロー型は収入が安定せずに波があるビジネスモデルです。
会社のキャッシュフローのモニタリングを税理士さんや外部のコンサルの方に丸投げされることや、その結果資金がショートすることを直前まで知らなかったという事例を稀に聞きますが、不安で仕方ありません。自己資本+α程度の資金ぶりであれば、自身で把握してコントロールしながら将来のシミュレーションにも反映するスキルを養う必要があると思います。僕も初めは1,2ヶ月先の資金を追いかけていましたが、段々と見通せる期間が長くなってきたことを実感しています。
営業活動
マーケティングを別とすると、システム関係の営業は大きく分けると下記の分類で整理しています。
インサイドセールス
フィールドセールス
自社製品提案
受託開発提案
僕は営業の経験が浅いので、得意な領域はBtoBのフィールドセールスにおける受託開発提案に限られます。これに関しては、商談開始から契約締結まで1Q=3ヶ月程度要して、契約締結から納品検収までもう1Q=3ヶ月程度要する感覚です。商談開始から売上計上まで半年程度の期間を要したり、中には来季予算での取り組みとなる場合もあります。これがフロー型のビジネスモデルにおけるキャッシュフローが不安定となる要因の1つです。
融資借入
営業活動で示した通り、フロー型のビジネスモデルにおいては、商談開始から売上計上までの期間を過ごすための資金が重要です。そういった条件で検討するのが融資の借入です。自己資金のみで運営しつつも、資金がショートしては元も子もないので、バッファの意味合い込めて融資を検討しました。融資を得るためには、事業計画の妥当性や売上見込みや既存のリードを示す必要があります。ここで数字の面について饒舌に話せれば利率も低く融資を得ることが出来ると思います。ですので、数字の計画を税理士さんなどの外部に丸投げをせずに自身で策定する必要があります。
仕事の可能性を広げるヒント
noteでは引き続き、「仕事の可能性を広げよう」を目標に、僕が1人起業で得た経験や思考を書いていきます。現在の特に自分も含めて仕事の悩みを抱える20,30代の方へ、仕事のヒントが得られる「きっかけ」を生み出せるよう引き続き頑張ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さまからのお悩みをコメント欄に記載頂けると嬉しいです🙏
ともき⛰️
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