ハリーポッターを今更全部ちゃんと観た
ハリーポッター世代だったのに
20代後半の私はハリポタ世代ど真ん中なので、小学校ではあの分厚い本を読んでる子はクラスに何人もいた。
そして私はメガネをかけて髪の毛を二つ縛りにしていたので「嘆きのマートルみたい」なんて言われたこともたくさんあった。(あとはちびまる子のたまちゃん)
掃除用箒にまたがって魔女の真似をする、そこらへんの木の棒を杖に見立てて大切にする、さらに「ウィンガーディアムレビオーサ!」なんて呪文言い合う‥そんな同級生をたくさん見てきた。
そんな同級生を見て私は「ハリーポッターって面白いんだなぁ」とずっと思っていた。
もともと魔法とかファンタジーの世界に興味があったし、きっと理解したら好きだろうと思ってはいた。
だから、金曜ロードショーで賢者の石をやるたびに「よし!これで最初からちゃんと履修できるぞ」と思って観てきたけれど、途中で幾度となく挫折してきた。
当たり前だが登場人物が田中とか山田じゃないので、名前が難しく頭の中で顔と一致するのに時間がかかる。そしてその間にも物語が進んで、大事なところを見逃してよく分からなくなってくる‥そんな具合だ。
結局スネイプ先生がいい人なのか悪い人なのか、マルフォイは本当に嫌なヤツなのか、トムリドルって誰やねんっていつも分からなかった。
でも、世界観は好きだった。分からないなりに楽しんで観ていた。
本を図書館で借りてみたりもしたけれど、500ページ近くある本を根気強く読める学生ではなかったのだ。
ついにちゃんと観ることを決意
ユニバにハリーポッターのアトラクションが出来たり、としまえん跡地にハリーポッターの施設が出来たり…。
賢者の石の公開から20年以上経ってるのにいまだ大人気のハリーポッターの話を聞く度に「やっぱりちゃんと観たいなぁ」という気持ちがムクムク芽生えてはしぼんだりしていた。
そんな私がよし、観るぞ!と決めたのは私が好きなゲーム実況者が、金曜ロードショーで放映した賢者の石の同時視聴配信をしたことがきっかけだった。
私たち視聴者は自宅のTVで金ローを付けながら、実況者の同時配信をYouTubeで付けるといういわゆる副音声みたいなものだ。
これがすごく楽しかった。
ハリポタに詳しい実況者なのでちょこちょこ説明を入れてくれてすごく良かった。両親ともマグルなのになんでホグワーツにいるのか?とか。
自分の中のハリーポッターへのフワッとした理解がちょっと深まった瞬間だった。
Amazonよ、ありがとう
そんなタイミングでAmazon Primeでハリーポッターシリーズの配信が始まった。
iPadで観る→分からないことがあったら止めてスマホで調べる
という具合で映画を観たら前よりはるかに理解が出来てすっごく面白かった。
トムリドルってヴォルデモートだったのか~とか、ネビルって最初からいる大事なキャラクターだったんだなとか、前よりハリポタ世界をしっかりみれるようになった自分が嬉しかった。
私に足りないのは一旦ストップして頭を整理する時間だったのだと思う。
スマホで調べているときはヤフー知恵袋で調べまくったのだけれど、そこでよく「原作では~」というまえがきをたくさん見た。
やっぱり映画では端折られてる部分があるのか…と思うと、ハリーポッターにハマった私はうずうずした。
ついに原作にも手を伸ばしてみることに
死の秘宝まで観終わって、ざっくりハリーポッターの世界を知った後、ついに原作のあの分厚い本を読もうと決意した。
持ち運べる腕力も気力もなかったので、Kindleで読むことに。
探しているとちょうどKindle unlimitedの対象だったのでラッキー!
途中タップすると出てくる左下の「本を読み終えるまで:6時間」の数字にひるんだりしたけれど‥。
つい先日の休日に、賢者の石をやっと読み終えました。面白かった。
ハーマイオニーと仲良くなったきっかけとか、マクゴナガル先生のクィディッチ好きとか知らなかった。
やっと読めて本当によかった~!!
そして読み終わった後、また映画版賢者の石を観ると違った発見があって面白い!スルメのように楽しんでいる‥。
今は秘密の部屋を読んでいる。平日は毎晩寝る前に1章ずつ読むのが楽しみなんだ。
それにしても、魔法の呪文とかクィディッチとか、世の中にない言葉をたくさん作った著者のJ・K・ローリングさんってすごいなぁと感心している。
1つ1つの設定が細かくてすごい。
ファンタスティックビーストも観たいし、2024年はハリポタの世界にどっぷりハマれる1年になりそうだ!
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