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メンタルを強くする映画!大好き「トイ・ストーリー」

トイ・ストーリー3と4は映画館に見に行った。1は確か学校で見たんじゃなかったっけ。2の記憶は・・・。ということで、すっかり忘れているようなので、この機会にAmazonプライムビデオでトイストーリーを全部見てみることにした。

今回は初代・トイ・ストーリー。1996年の作品とは信じられないほどに、アニメが秀逸。全く違和感を感じずに、トイ・ストーリーの世界に浸った。ハラハラドキドキ、ちょっと涙。夫婦で大いにトイ・ストーリーを楽しんだ。ただ楽しいだけではなく、メンタルを強くする教訓を十二分に含んだ傑作だ。

トイ・ストーリー(あらすじ)

アンディのお気に入りのカウボーイ人形アンディ。新しいおもちゃのスペースレンジャー・バズライトイヤーがアンディの部屋にやってきたことから、ウッディの主役の座は奪われてしまう。焦ったウッディは、バズに罠を仕掛けるが、それが思わぬ事態を招く。ウッディとバズの友情を描く初回作品。今見ても、まったく古さを感じさせない。傑作アニメだ。

いつまでも「主役」ではいられない

カウボーイ人形のウッディは、アンディのお気に入りで子供部屋のリーダーだった。バズが来るまでは。最新式のおもちゃのバズが現れると、アンディの注意は一気にバズに向く。そして、ウッディ配下?のおもちゃたちも、皆がバズに夢中になるのだ。

主役の座を奪われたウッディは「妬み」に燃える。バズを追い落とそうとする、ウッディの悪~い顔が面白いのだけれど、おもちゃの世界と笑えない。人間社会でもそういうことは、ままあることだ。そして、一人の人がいつまでも「主役」でいるってっことはあり得ないのだ。どれだけ人気のあるアイドルだって、アーティストだって、次の世代の新人に主役の座を明け渡す時が来る。そんな時、誰もがウッディのような顔になるに違いない。

期せずしてウッディはバズとの友情の絆を築いていくことになるんだけど、その過程で、ウッディは新たな自分の役割を見出していく。保安官が本職?であるウッディは実に見事なリーダーシップ・統率力があるのだ。いたずらっ子シドの部屋に閉じ込められたウッディは、ロケットにくくりつけられて爆破されそうなバズを救い出すために作戦を練る。

シドの部屋にいたおもちゃたちの特徴を活かしつつ、皆でバズを取り返す作戦を遂行していく。そうウッディにはチームメンバーたちの長所を活用しつつ、プロジェクトを遂行する力があったのだ。ラジコンカーを使って、バズを救うカーチェイスシーンも見ものだ。

誰もがチヤホヤされる時期は終わるものだ。しかし、その時に自分をしっかり支えるのは、自分の「役割」は何かっていう自覚だろう。私は主役になったことはないけれど(そういうタイプではない)、仕事(プロジェクト)では脚光を浴びるポジションにいる時もそうではない時もある。いつでも意識したいのは、自分は何ができるのか!?という視点なのだ。

弱みを認めた時に人は強くなれる

バズは自分をスペースレンジャーだと思い込んでいる。宇宙船と無線で連絡を取ろうとし、レーザービームを発し、空を飛ぼうとする。自分がおもちゃではないと確信しているバズは滑稽だ。そして無敵に見える。ウッディは何度も「お前はおもちゃなんだよ!」と怒鳴る。

しかし、そんな自信家であったバズも自分がおもちゃであることを自覚する時が来る。たまたま見かけたテレビで、CMを見て真実に気づいたバズはすっかり弱ってしまう。笑えるけれどちょっと切ないシーンだ。
でも、バズだけじゃない。誰もが直面することだ。誰もが自分の能力を過信することがある。若い時は特にそうだ。だいたい2歳くらいの時には自分が世の中で一番偉いと思っているものじゃないか。でも、それは真実ではない。いつか自信が打ち砕かれる時が来る。

ラストシーンでバズはウッディを抱えて見事に空を飛んで見せる。打ち上げられたロケット弾から上空でダイブしたのだ。「飛べるんだ、バズ」というウッディにバズは「いや、格好よく落下しているだけだよ」と答える。自力で空を飛ぶ能力はないけれど、翼を広げれば落下しながら滑空することができる。バズは現実的に自分の能力を評価できるようになっていたのだ。

自分が本当のスペースレンジャーだと思い込んでいる時のバズは無敵に見えるが、実際には弱い。しかし、自分がおもちゃだと自覚したバズは、自分の能力を本当の意味で使いこなせているから強いのだ。おもちゃでも人間でも、自分のことを正直に評価するのは勇気がいることだ。

でもだからこそ強くなれるんじゃないか。

おすすめ度 ★★★★★

トイ・ストーリーは文句なしの5つ星だ。これから何回でも見たい傑作。20年経っていても全く古くならない。大笑いしたり、切なくなったり、ハラハラドキドキしたり、友情の大切さをしみじみしたり、あらゆる要素がギュッとつまって1時間20分。まったく目を離せず、見終わった後の爽快感も最高だ。私たち夫婦は、トイ・ストーリー大好きなんだ。

唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子などの声優陣も最高だ。こればかりは吹替でも全く気にならない。それにしても、Amazonプライムビデオに入っていて良かったと実感した。時々、100円セールなどで安く見られることもあるので、チャンスをとらえてみてほしい。子供だけでなく大人にもおすすめ。

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq