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養生の基本は「中庸」?糖質制限とMECとバランスの良い食事と食生活について考えた。

食事を改善すると人生が変わる。糖質を減らして、MEC(肉・卵・チーズ)を食べる生活に変えてから、心身の不調が相当に改善された。今考えると、絶対的にタンパク質が不足していたのだろう。私にとって食生活の改善は大きなプラスだった。

しかし、糖質制限やMECを実践していると、周囲の友人から心配されるのも事実だ。「もっとバランスよく食べたほうがいいよ」と何度も言われた。そして、自分の中でも少し揺らぐこともある。ただ「バランス」って、言葉でいうよりも難しい。そこで、今日は食生活のバランスをテーマにしたい。

養生の基本は「中庸」

「すべての養生の基本となる考え方を紹介したいと思います。「中庸」という考え方です。貝原益軒も「養生訓」で「養生の道は、中庸を守らねばならない」と記しています。「中庸を守るとは、過不足のないことを言う」とのこと・・・極端に偏ると全く逆の反応が出てくる、という教えです。
実際の診療でも、患者さんの中には「カラダが冷えている」(陰)からといって、カラダを温める食材ばかり食べ続けたことで、今度は逆の症状である「ほてり」(陽)となってカラダに不調があらわれた人もいます。」(P86)

「貝原益軒は「養生訓」の中で「バランス」という点では、「甘いものが多ければ、腹が張って痛くなる。辛いものが過ぎれば、上記して「気」が減り、出来物が出来たり、目が悪くなったりする(以下、省略)」などとして、「五味、すなわちいろいろな味と働きのある食品を少しずつ食べれば、病は生じない。肉であれ野菜であれ、同じものを続けて食べれば滞って害がある」と、バランスの良い食事が大切だと説いています。」(P62)

漢方の知恵でポジティブ・エイジング 日本放送出版協会 木村容子 

私は漢方の知恵には学ぶところがあると思っている。「養生」という考え方からすれば「過ぎる」というのは何にせよ良くない。昔から言われている通り「過ぎたるは及ばざるが如し」というわけだ。MECの食生活は、明らかに「肉・卵・チーズ」の量が「過ぎて」いる気もする。私はお肉大好きなので、全く困らないというか、これでよいのであればほんと、嬉しい限りなのだけど、これも食べ過ぎは別の問題が生じるだろう。

糖質過剰は修正できてきたが、今度は脂質過剰になりつつある。食事日記を毎日つけて、食事の写真を撮影していると気づくことがあった。それは、食卓の「色」だ。

食卓が「一色」に偏っていないか

「細川護煕元首相の先祖で、関ヶ原の合戦で名を挙げた細川忠興という武将は、豊富な病理の知識を持っていたため、日頃の食事についても偏食を嫌い、バランスの良い食生活を心がけていたそうです。

息子の忠利にあてた手紙には、「一色をたくさん食べていると聞く。それは積もり積もると体に毒である。用心すべきだ。患ってからでは遅い。」と書いていさめ、実際、忠利が病気になった際には、「同じものをたくさん食べているからだと思う。慎みが肝心だ」と忠告したそうです。」

(漢方の知恵でポジティブ・エイジング 日本放送出版協会 木村容子 P64)

さすがに、お肉・チーズ・卵を繰り返し食べている我が家の食卓は「茶色」オンリーだ。生では食べられないお肉は、どうしても炒めたり・揚げたり・油で加熱することが多くなる。季節の野菜などを加えるだけで、食卓の彩りは変わる。

買い物に行っても買うものはだいたい同じだ。もう少し、さまざまな食品を食べたほうがよいかも。こういう時に地域に根差した八百屋なんかが近くにあれば旬の食べ物がはっきりわかるけれど、スーパーではこれが分からない。

ということで、今後のスタンスはプロテインとMECでタンパク質はしっかり摂取しつつ、体に良い旬のモノを選り好みせず食べていくことにしたい。糖質制限も続行するし、MECは基本軸の1つだ。でも、もっと魚介類や野菜などを増やしたい。

結局のところ、食生活のバランス・中庸を追求し続けると、平凡なところにたどりつくのかもしれない。

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現在の私の食事法は、朝食プロテイン+メガビタミンになっています。

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq