食事療法のやりすぎはストレスになる!達成度6~7割の幸せを見つけよう。
健康の勉強、特に食事療法について調べれば調べるほど混乱することがある。特に学び始めて最初の頃は、信じるに値する「軸」がないものだから、いわゆる「専門家」の言葉に右往左往。「あれがよい、これはダメ・・」結局、何を実践すればいいのか分からなくなっていた。
でも、食事や栄養の勉強を開始してから5年、たどりついたのは「ほどほど」の大切さだ。厳しすぎる食事制限や食事療法を実践すると心から余裕が失われる。「完全な健康法」なんて見つけることはできない。こだわりすぎると逆にストレスを増し加え、病んでいくこともある。
今日はe-クリニックの岡本氏のコメントを紹介してみたい。
6~7割程度の達成度を目指す
「e-クリニックを立ち上げた当初、私たちは食をはじめとする生活習慣を多岐にわたり、厳格に是正するようにアドバイスしました。・・・しかしながら半数を超える方には、顕著な改善が見られないことにも気づきました。多くの方にとって、生活習慣の是正が厳格すぎてストレスになっていたらしく、それぞれの項目に対して6~7割程度の達成度を目安に臨んでくださいとアドバイスを緩和してみたところ、ほぼすべての方で改善が見られるようになったのでした。人によっては厳格さが功を奏す場合もありますが、多くの人にとってはそれが仇になるようです。したがってそれからは、過度なストレスにならないよう、それぞれ自分のいい加減を見つけてそれを目安に実践してくださいとアドバイスをかえています。」(P176)
引用:9割の病気は自分で治せる 中経文庫 岡本裕
何でもそうだけど、完全に「100点満点をとろう!」たってできな。どれだけ頑張ってもできないことに取り組むとストレスを感じるようになる。そう思えば思うほど、健やかな精神と心で健康を追求する、本来の目的からずれていく。
自分の望む食生活を送らせよう!と家族に四六時中イライラし、サプリや健康食品を飲ませようとしている人もいる。そして、そういう人ほど、病気になったり、早死したりするのだ。皮肉だけれども、それも事実だ。
MEC・プロテイン生活のすすめ
MECの良いところは「肉・卵・チーズをできるだけ食べるようにしましょう」という足し算の発想の栄養学だということ。結果として、糖質を摂取することが減ったり、タンパク質の慢性的な不足を補えるのがよい。「あれもダメ、これもダメ、これを食べなければならない・・・」と言われると、食事が苦痛になってくる。
美味しい!と思えるものを、美味しくいただけること。シンプルな食の幸せも忘れないようにしなければならない。私はお肉大好きなのでMECはありがたったし、そこから派生してプロテイン(高タンパク食)・メガビタミンを実践できた。
食事・栄養の勉強は細かなことを言えばキリがない。でも、MECのように、高タンパクという、大まかな方向性があることで、糖質過剰によるメタボ(成人病)から抜けられる人が少なくないし、そこから、様々な勉強をする人もいるから、それで良いのだ。
「ほどほど」を大切に
私が、過去に100点満点を目指した厳しい整体修行から抜け出せたのは、操体法の橋本先生に出会えたおかげだ。もちろん、生前の橋本先生にお会いすることはできなかったが、橋本先生のお弟子さんから学ぶ機会を得た。橋本先生も「100点をとらなくても良い!70点でもいいんだ」という至言を残している。
いつも背骨を整えていなくても、正体でなくてもOK。歪んだ時に直せればそれでいい。それくらい楽に考えられるようになった。ちょっと畑違いだけど、健康法の「軸」として操体法もオススメだ。
大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq)