テクニック7【長期展望を持つ】
メンタル的に落ち込んでしまっているとき、私たちは
「この状態が一生続くのではないか?」
そう思いこんでしまうことがあります。
特にうつ病の場合、良くなったり悪くなったりが繰り返されるので、
どうしても明るい未来を創造しづらいのも無理はありません。
この状態から抜け出す方法のひとつに、
「タイムライン」というセラピーがあります。
タイムラインはNLPのスキルのひとつですが、
私も実際のセッションで良く使います。
やり方としては、次の通りです
1. 床あるいは廊下に立ち、過去から未来への方向を決めます。
過去 → → 現在 → → 未来
※このとき、「思い通りになっている未来」を想定して下さい。
2. 過去の位置にたち、未来に向けて自分のペースで歩きます。
○ ーーー→
過去 → → 現在 → → 未来
歩きながら、そのときそのとき感じることや思い出したことを
確認していきます。
このとき、良かったことや出来ていたことに
目を向けるようにしていきます。
例えば、
・小学生のころ誕生日にみんなでお祝いしてくれたこと。
・中学のころ部活で頑張っていたこと。
・高校のころ受験で頑張ったこと。
・大学で仲間が出来たこと。 など。
現在の位置まで来たら、一度過去を振り返ります。
← ○
過去 → → 現在 → → 未来
このとき、今まで頑張って来た自分、
出来ていた自分を再発見 することが出来ます。
これは
「テクニック3:結果ではなくプロセスに目を向ける」
「テクニック4:出来ていることすべてに目を向ける。」
の2つ を同時に、かつ五感を使って感じることをしています。
4. 過去の自分を感じながら、未来に向けて歩きます。
→ ○ → → → ○
過去 → → 現在 → → 未来
5. 未来の位置から現在の自分に向けてメッセージを送ります。
● ←==== ○
過去 → → 現在 → → 未来
文字だけでは少しわかりづらいかも知れませんが、
実際に体を使って歩いてみるだけで、
多くのことを感じることが出来ます。
そして未来の自分からは、勇気づけられるメッセージが
自然とあふれてきます。
過去から未来への長い時間の流れを体感することで、
出来ている自分を確認すると同時に、
未来の可能性もしっかりと感じ取ることが出来ます。
うつ状態のときはどうしても視野が狭くなります。
そこから脱出するためにも、広い視野を持ち
自分の可能性を感じることが大切です。
はい。今日はここまで。
タイムラインは結構パワフルなワークです。
NLPやコーチングなどでは使うことがありますので
ぜひそういうコーチを見つけて体験してみてくださいね。