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テクニック1【 不安と後悔の正体を見つける その2】

前回お話したように、後悔は度が過ぎると私同様、
本来関係のない人や物、出来事にまで
自分の心の不調の原因を押し付けてしまいます。


では「不安」はどうでしょうか?

例えば、仕事でミスをして上司からひどく叱られたとします。
そういう人が不安という感情を抱くとこう考えてしまいます。

「また叱られたらどうしよう」

まあここまではよくある話。

これがエスカレートすると、その上司に声をかけられる度に
ビクビクするようになります。

更には目があっただけでも、ビクッ!としてしまいます。

更に更にエスカレートすると、他人がその上司の話をしているだけでも、

ドキドキしてパニック寸前になったりします。

一方上司の方から見たらどうでしょうか?

自分が声をかけるたびにビクビクしている部下とは
うまくコミュニケーションが取れません。

そのためより一層厳しくあたってしまうことがあり得ます。

すると更に部下の方にはストレスがかかってしまい・・・。


不安は悪循環を生みます。


最初は小さな不安でも、そのことで頭の中がいっぱいに
なってしまうと、どんどん不安の輪が広がります。


「上司ににらまれている俺はもう出世できない」

「出世できない自分は、この会社にいても辛いだけだ」

「でも、今更転職してもうまくいかないに違いない」

「もしかしたら、一生ダメなままかも知れない」


うつ状態に陥っているときは、頭の中があらゆる不安で
いっぱいになります。

この「不安」と「後悔」をいかに上手に処理するか。

それがうつ病を防ぐ・抜け出すためには
とても重要なことになります。


はい。今日はここまで。

不安のメカニズム、わかっていただけましたか?

次回はいよいよ「どうやって上手に処理するか?」について

お話していきますねー。