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読書で、こころが軽くなる。

"1時間の読書をもってしても和らげることのできない悩みの種に、私はお目にかかったことがない。"

モンテスキュー(フランスの哲学者)

人間、生きている限り悩みは尽きません。いじめ、パワハラ、長時間労働、離婚危機...。僕もこれまでの人生で気持ちが滅入る経験をしてきました。

悩みは人それぞれで比べるものではないと思うのですが、大なり小なり悩みを誰もが抱えて生きていると思います。一方で、悩みとのつきあい方が上手な人もいます。

今までに僕が出会ってきた、“悩みとのつきあい方が上手な人”にお話を聞かせていただくと気づかされました。「ものごとの捉え方に柔軟性がある」という共通点があることに。

では、どうしたらものごとを柔軟に捉えることができるのでしょう?

冒頭の言葉を思い出してください。答えのヒントは"読書"にあると、僕は思っています。

1.はじめまして、めんたです。

自己紹介が遅れましたが...

はじめまして。あるいは、お久しぶりです。
めんたです。

臨床経験10年以上の作業療法士で読書好き。日本読書療法学会会員だったりメンタル本大賞選考委員だったりもします。

X(まだ聞きなれない)での活動を中心に、メンタルヘルスに関する発信をしています。2021年3月20日から本格的に始め、今では1.5万人以上ものフォロワーさん(※更新当時。約2年の活動休止を経て2024年8月時点でフォロワーさんは1.3万人)に恵まれました。

特に反響が多かったものをいくつか紹介させてください。

1.ストレス解消法100選


2.アメリカ心理学会推奨のストレス解消法


3.メンタル本大賞コラボ企画

フォローは こちら から

X(旧Twitter)

このように、メンタルヘルスに関する情報を自作した図解でお届けしています。いつも応援してくださるみなさまには感謝しかありません。

本当に、ありがとうございます!

たぶん、みなさまの反応がなかったら1年以上もSNSは続けられませんでした。ときどきアンチに気が滅入って、発信が安定しないこともあったかと思いますが…。

そうです。めんたのメンタルは豆腐なんです。ほっといたら、いとも簡単に崩れます(笑)。それでも"いいね"や"RT"、お礼の言葉、応援の意味でコメントをしてくださる方がいるという事実に何度も救われました。

実は、みなさまの応援以外にもこの豆腐メンタルを守ってくれているものがあります。それが、こころが軽くなる本なのです。

2.読書でこころを軽くできるの?

読書にはすごい力があります。苦しいときや困ったときに、本が支えになってくれます。複数の研究やAIの分析によれば…

・読書をするとストレスレベルが68%下がる
・紙の本を寝る前に読むと寝付きが良くなる
・読書をする人はしない人と比べて2年も長生きする
・小説を読むと共感力が養われる
・健康寿命を伸ばすためには読書が最も効果的

【出典】寺田真理子著:「心と体がラクになる読書セラピー」
ディスカヴァー・トゥエンティワン(2021)P5

このように、読書には多くの可能性があります。僕も読書をすることで、人生を動かしてきました。

冒頭でも少し触れましたが、30余年の人生経験で何度かの挫折を味わっています。その都度なんとか乗り越えて今があるのですが、振り返ってみると毎回"本"に救われてきたように思うのです。

高校1年生の頃。当時の僕はバスケに打ち込んでました。「全国制覇だ!!」くらいの気持ちで21時頃まで居残り練習をした毎日。とにかくバスケに夢中で、高校生活の全てでした。

1年生の夏にはレギュラーに定着。顧問からは「お前がエースだ」と言われていました。しかし、大会を迎える2ヶ月ほど前。練習中に足の骨折をしてしまったのです。

選手生命に関わる怪我で(高校生の部活くらいで大げさですが...笑)、医師からは全治半年と言われました。膝の痛み以上に、「全治半年」の言葉の方が重くのしかかったのを今でも覚えています。

手術のために2ヶ月ほどの入院生活を送りました。お見舞いに来てくれたチームメイトやクラスメイト、そして家族からは本当に勇気をもらいました。

でも、心のどこかで「誰にも自分の辛さはわからない」と思う自分もいました。もう二度と同じようにプレーできないかもしれない恐怖。今までバスケに熱中した時間が無駄に感じる虚無感。

人生で初めて実感する挫折でした。

そんな入院生活のある日。顧問の先生に渡された「不動心」という本に目が止まりました。日米で活躍した野球選手、松井秀喜さんの著書です。

当時は勉強そっちのけ。本を読む習慣なんてなく、読んでもすぐに飽きるし眠くなる始末…。手に取る本といえばマンガ好きのチームメイトが貸してくれていたHUNTER×HUNTERくらい(笑)

それなのに、「不動心」が目に止まった。帯にあった"心の構え」で挫折は力に変わる"という文章が目に入って来たのです。

それから、少しずつ読み進めました。

・世界で活躍するトップアスリートでも心が乱れること
・同じように怪我に悩み、苦しんだこと
・怪我を負っても夢を追って進んでいるその姿勢

松井さんの挫折しても夢を諦めない心構えを知り、読んでいるうちに気持ちが前向きになっていきました。まさに、"1時間の読書をもってしても和らげることのできない悩みの種に、私はお目にかかったことがない。"でした。

塞ぎ込んでいた自分はいなくなり、リハビリにも前向きに取り組みました。おかげで、完治して間もなくレギュラーに復帰。こうして、高校生の頃に読書でこころが軽くなる経験をしたわけです。

この頃、特に原動力となった言葉があります。今でも僕の軸となる考え方で、まさに人生を変えた言葉でもあります。このような言葉との出会いも読書の魅力の一つだと思うのです。

過去の自分をコントロールすることはできません。しかし、未来の自分はコントロールできます。少なくとも、過去よりは思い通りにできる可能性を秘めています。

【出典】松井秀喜著:「不動心」新潮新書(2007)P63

さて、ここまでのお話で読書に可能性を感じていただけたでしょうか。少しでも伝わっていたら、とっても嬉しいです。

読書をすることでものごとを柔軟に捉えることができ、こころを軽くできると僕は信じています。

そして、Xでメンタルヘルスと向き合ううちに「挫折や悩み事に苦しむ人に、こころが軽くなる本を届けたい」と思うようになり、おすすめの本を紹介をしてこうと思ったのです。

3.ブックガイド「こころが軽くなる本」

ということで、これからnoteではこころが軽くなる本を紹介していきます。「こんな気持ちのときには、こんな本」といった具合のブックガイドです。

このような方におすすめです。

・読書が苦手な方
・どんな本を読んだらいいかわからない方
・メンタルヘルスに不安がある方
・メンタルに悩む大切な人に本を贈りたい方
・もちろん、読書が好きな方にも

僕も読書は苦手でした。でも、「読んで良かった」と思うことが多いのです。読書が苦手でも、読みやすい本をお届けします。騙されたと思って(騙すつもりは1ミリもありませんが...)、手にとってみてください。

これから配信されるブックガイドで、悩みの種が少しでも解消されてメンタルヘルスのお役に立てたら幸いです。

- 配信日時 -

毎週 金曜日 あさ 7時
2022年3月4日(金)より配信開始
※2022年5月より、不定期配信となっております。

4.おわりに

ここまでお読みいただいて、ありがとうございます。

めんたの昔話にもお付き合いいただいた、優しいあなたにお願いがあります。

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みなさまの応援が励みになります。よろしければお願いします。

くり返しにはなりますが、最後までお読みいただいて本当にありがとうございました。

こちらのnoteが、あなたのこころを軽くする本との出会いに繋がりますように。

お読みいただいて、ありがとうございます。 いつもあなたのサポートに支えられています。