ストレスチェックからストレス測定へ!
こんにちはMental-Fit事務局です!
このマガジンではMental-Fitの要である、「ストレス測定」について多くの方に知っていただけるよう、解説していきます。
ストレスチェック制度は2015年12月に施行され、従業員数50名以上の事業者は実施が義務づけられています。おそらくこの記事を読まれている多くの方が年に1度行われる、このストレスチェックを経験されていると思います。
私たちは問診形式のストレスチェックに加えて、定量的なストレスレベルの把握や管理が必要だと考えます。Mental-Fitマガジン初回の本記事では、なぜストレス測定をご提案するのか、ご説明していきます。
嘘がつけてしまう
問診形式のストレスチェックには、2つの大きな問題があります。1つは実際の症状とは異なる嘘をつけてしまう、という点があります。
これは社内の人事評価上、うつと診断されたくない、あるいは診断されたい、という意思が介在することで、本意と異なることを回答する人もいます。
また、厚生労働省が推奨している問診は57問が一般的ですが、近年ではハラスメント等の項目も含めた80項目を採用する企業が増えてきています。
回答が面倒で、全部同じ数字にマークしたり、適当に回答した事がある人も一定数いるのではないででしょうか?
「疲労感」とのギャップ
もう1つは、実際の疲労度と、自分が感じる「疲労感」との間にはギャップがあるという点です。
徹夜明けにアドレナリンが出て逆に元気に感じてしまうこと、あるいは責任の重いプロジェクトを任され、数か月間は気を貼って元気に活動していたにも関わらず、プロジェクトが終わった瞬間にパタッとメンタルが崩れてしまった、などの例は少なくありません。
「疲労」と「疲労感」については、別の記事で詳しく紹介しています。ぜひこちらも御覧ください↓↓↓
定量的なストレス測定の重要性
近年注目が集まっているのが、ウェアラブルデバイスや、専門的なストレス測定器を用いた定量的なストレス測定です。
気軽に手首に巻けるものや、スマートフォンのカメラ等でも測定できるようになりましたが、その精度は、まだ決して高いものとは言えません。
例えば、「コマ数」と呼ばれる1秒間の動画で見せる静止画の枚数で比較すると、スマホの内カメラは1秒間に30コマ、Mental-Fitで使用するストレス測定器は、1秒間に600コマとその精度の違いは明らかです。
Mental-Fitのストレス測定器
ストレス測定器は、バイタルデータを高精度に測定し、自律神経の働き具合を数値化、さらにビックデータの分析により各々のストレスレベルを可視化します。
Mental-Fitのサービスでは、ストレスレベルに関する様々な情報がわかります。その一部をご紹介します。
「自律神経年齢」
これは、自律神経の機能がどの年齢相当かを表したものです。実年齢とどれくらい離れているかで、疲労の傾向がわかります。
まだまだ検証人数が少ないのですが、下記のグラフは自律神経年齢と実年齢を比較したものです。全員が実年齢相応の自律神経の働き具合であればまっすぐ右上に伸びていく線になります。男性に比べて女性の方が自律神経の働きが弱い年代が多い傾向がわかります。
「交感神経と副交感神経のバランス」
厚生労働省e-ヘルスネットより引用
下記のグラフは交感神経と副交感神経のバランスを表したものです。(n数978の平均値)数値が大きいほど交感神経が優位で、緊張していたり、気が張っているモードです。逆に数値が小さくなると副交感神経が優位になり、リラックスしている状態です。
始業前はリラックスしていてまだエンジンがかかっていない状態ですが、日中は交感神経が優位になり、終業後には少し落ち着くという流れが如実に数値として表れています。
いかがでしたでしょうか?少しでもストレス測定について興味を持っていただければ幸いです。
まるで体重計に乗るように当たり前にストレスを計測し、筋トレをするように自分でマインドフルネスをする。Mental-Fitは、そんなメンタルヘルスの新しい習慣づくりを目指します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?