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社外メンターを活用し、サービス企画・立ち上げをアップデート ~ランサーズ株式会社での活用事例①~

皆さん、こんにちは。
MENTAで法人事業を担当しております坪田です。

MENTAでは、2021年度より法人向けサービス展開を開始し、スタートより約半年間を経て法人様でのご活用ケースが増えてきておりますが、具体的にはどのようにMENTAを活用していただいているのか、今回はMENTA株式会社の親会社である、ランサーズ株式会社における活用事例をご紹介します。

はじめに:「MENTA」とは?

こちらのnoteで初めてMENTAを知っていただく方もいるかと思いますので、先にMENTAについて簡単に説明します。

MENTAは、「教えたい人」と「学びたい人」をオンラインでマッチングするオンラインメンターサービスです。

1時間×1回で問題解決をサポートしてもらったり、月額制でプログラミングを教えてもらったり、デザインの添削をしてもらったり、営業のロープレ・壁打ちでサポートしてもらったり、語学の先生を見つけたりと、スキルや経験を持っている人が、初級者やさらにスキルアップをしたい人に対して、得意なことを教えたり教えてもらったりすることができます。

MENTAのサービススキーム


本記事では、ランサーズ株式会社マネージドサービス事業部で事業企画・プロダクトマネージャーを担う増田さんにフォーカスし、MENTAを活用してどのように業務での成果につなげられたのか、その具体的な内容に迫ります。

利用者(インタビュイー)ご紹介

ランサーズ株式会社 マネージドサービス事業部 増田さん
EC支援業界で約10年間のキャリアを経て、2021年にランサーズ株式会社へジョイン。マネージドサービス事業部で、企業向けの定額支援サービス「LancersAssistant」において、EC領域の事業開発・PdMとしての事業推進を務める。

ー増田さんの担当役割を教えてください

私の所属するマネージドサービス事業部では、定額制のパッケージサービス「LancersAssistant」を提供しています。営業支援、クリエイティブ制作、受電代行などのサービスをこれまで提供してきましたが、私の役割は、「LancersAssistant」に新たにEC領域のサービスを立ち上げ、事業推進をすることです。
これまでのキャリア経験を活かし、これまですでに、ECビジネスの立ち上げから運用までを支援する「定額 EC エントリーパック」、shopifyに特化した「定額 EC for Shopify」という、2つのサービスを立ち上げています。


企画職としてのスコープを広げる術に課題があった

ー業務の中で課題に感じていた点を教えてください

自分自身、EC支援の業界で10年ほどの経験があり、EC業界にまつわる知識は少なくはありません。ただ、企画職という立場上、正解がない中でサービスを作り上げていくにあたって、例えばMECEを考えつくそうとすると、壁打ち相手が必要です。
ランサーズ社内にECに精通している人材(=壁打ち相手)は何人もいらっしゃるわけではありませんので、捉えている現状や、考えている企画・アイデアが自分・社内メンバーの枠を超えないという限界点が見えてきていました。

その対策として、外部企業とのアライアンスを通じて、外部の有識者から情報を取りに行くことも意識的に行っていました。しかし、ECという業界はトレンドが変化しやすく、EC支援領域は”カオスマップ的”にサービスが存在しているため、外部の方との会話では、情報の機密性を担保しながら情報交換を行う必要性がある為、構想実現に向けた核心を突いた議論は行えない、という課題が浮き彫りになっていました。

このような課題を感じている時に、社内の公募があったこともあり、MENTAのメンターさんに相談すれば解決できるのではないかと思い、利用を決めました。


法人サポートプランを利用し、ECに強いメンターと契約

ーMENTA利用内容をおしえてください

まず、「MENTA法人サポートプラン」を活用し、メンター探しをするところからはじめました。
サポートプランではMENTA担当者の方に要件を伝えるだけで、実際に稼働できるメンター候補のリストアップや、契約事前の面談セッティングなど、面倒な部分を自分の代わりにハブになって対応してくれるので、ノーストレス・スムーズにマッチングまで進めることができました。

(※サポートプランの受付は終了いたしました)

最終的に、候補者の中から3名の方と契約することにしました。契約したプランの内容は、それぞれ「月2~4回×1時間のオンラインミーティング」で、自分自身が企画検討したサービス構想と、その構想に準じたサービスの具現化について、ディスカッションすることを目的にしました。
ミーティングには構想や仮説を私が用意して臨み、その場で壁打ちしブラッシュアップをする、ということを3か月間にわたって実施しました。

仮説づくりが早く進み、他の業務にも着手できた

 ーMENTAを利用して良かった点や成果をおしえてください

契約した3名ともスキルが素晴らしく、マインド面でもクライアントときちんと向き合っている方々で、とても良い出会いになりましたし、導入時に期待していた外部知見の獲得という面では期待通りの成果を得られました。

メンターさんと出会う前に、「定額 EC エントリーパック」というサービスを立ち上げたのですが、その構想の際には、デプスインタビューを5~6社実施するなど、かなりの時間・工数をかけて仮説づくりを行っていました。

メンターさんと出会ってからは、メンターさんがクライアントワークをしている張本人ですので、現場の課題やどのような価値提供ができれば筋が良さそうかなどの視野が広く、理解が深いため、ディスカッションを経て仮説づくりがスピーディに進みました。

早く進んだことで時間も頭も余裕ができ、競合比較やプライシング、マネタイズ方法、そして先々の構想検討など、もともと仮説づくりをしようと考えていた期間で、それ以外のことにも時間を割くことができました


Lancersも活用し、実務にもジョインしてもらった

ー当初の期待を超えて得られたものはありましたか?

Shopifyにとても詳しく実務もお願いできるメンターさん(藤本さん)に出会えたことは大きな副産物でした。

契約当初は、私が検討した企画を1~2か月間かけてブラッシュアップできれば十分だと考えていましたが、藤本さんは、Shopify パートナーとしてLancersでも実績が豊富な方でしたので、Lancersでの発注もして、私のチームにジョインしていただき、実務も担っていただくことになりました。

MENTAでは、サービスの企画内容のアドバイスを頂いたのちに、Lancersでは、プライシング・メニューなどの作成・開発を依頼したことで、「定額 EC for Shopify」の企画づくりや、サービス開発がとてもスピーディーに進みました。

また、MENTAのミーティングで藤本さんとの信頼関係がすでにできていましたし、社内向けの説明・稟議も容易で、Lancersで発注するプロセスが圧倒的に早く進んだこともメリットを感じた点です。

メンターの藤本さんとウェビナーで一緒に登壇された様子


企画・構想の壁打ちをする際は、ハンドリングも必要

ーMENTA利用において気を付けなければいけないことはありますか?

今回相談した内容が、企画・構想に関してであったということに起因しますが、メンターさんが会社の方向性を全て知っているわけではないので、視野視座を合わせることは難しさがあると感じました。
また、アジェンダや次回何をするかなどの進行についてもある程度はこちら側で決める必要がありますので、私と同様に企画・構想について相談をする際には、メンティー側のハンドリングも重要な要素だと考えます。


個別の論点解決にもMENTAを活用していきたい

ー今後のMENTA活用イメージがありましたら教えてください!

個別の論点を解決したいときにも活用をしてみたいと思いました。どんな課題かによってかけられる予算が変わってくる部分ですが、今後も自分や社内に知見がないときやセカンドオピニオンが必要な時などには、MENTAの活用を考えています。
また、今回はメンティーとして利用をしましたが、EC業界の知識はある程度積みあがってきていますので、メンターとして、私と同じようにプロダクトを作りたい人の相談にのれるといいな、とも思っています。


まとめ

有識者が社内にいない・少ないときに、メンターさんに相談して外部知見・セカンドオピニオン獲得することは有効!

ランサーズで実績のあるメンターさんであれば、MENTAで相談⇒ランサーズで実務依頼することで、企画のブラッシュアップ⇒具現化がスムーズに!

メンターさんとのマッチングには法人向けサポートが便利!

https://menta.work/business

増田さん、貴重なお話を頂戴し、ありがとうございました!
引き続き法人様向けの情報も配信して参りますのでお楽しみに。

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取材・文:坪田雅至

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