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AI外観検査の“アノテーション”具体例~紙やビニールの破れ編~

どうも!MENOU広報のkojimaです。

AI外観検査のアノテーションについて、これまで基本と便利機能を紹介してきました🐰
他にも沢山の機能があるのですが、この辺で具体例を1つ、MENOUが運営しているMENOUユーザーさまとのコミュニケーションの場「MENOUフォーラム」より紹介したいと思います!

これまで紹介した、アノテーションの基本はこちら👇

アノテーションの便利機能~補間ペン~はこちら👇

不規則な形状の欠陥、どうアノテーションすればいい?

AI外観検査を内製化できる検査AI MENOUは、「破れ」や「欠け」などの欠陥に対するアノテーションを現場の方々自身で行っていただいています。
これを押さえておけば、AIの学習が効率的に進むだけでなく、検出精度も大幅にアップします!

不規則な形をした欠陥、本当にAIで検出できるの?
AIは特徴を捉えることが得意ですので、欠陥をどう的確に捉えてAIに教えるかがポイント!

さらに、紙やビニールのような柔らかく、製品自体の形が変わりやすい素材でも、AIがしっかりと欠陥を見つけてくれるアノテーションのコツをお伝えします。

アノテーションって結局どこまで細かくやればいいの?と悩んでいる方も多いかもしれませんが、そんなお悩みを解決できる内容です!

ぜひ、最後までご覧ください。

今回の記事の筆者:並木さん

今回はカスタマーサクセスチームの並木さんがMENOUフォーラムに公開した記事です。

ちなみに並木さんは、こちらのMENOUのリモートの働き方~オンボーディング後編~でも登場いただきました😉

効率的なアノテーション~紙、ビニール~

ここからは並木さんの記事をMENOUフォーラムより転載します。(一部、補足編集をしています)

よくいただくご質問に「紙やビニールの破れや金属、樹脂製品の欠けをどうやってアノテーションすればいいの?」というものがあります。
今回は効率的にAIの学習を進めるアノテーション方法を紹介します。

今回のサンプル トイレットペーパーの破れ

丸く囲った部分が欠陥です

結論から申し上げますと下の画像のようなアノテーションがおすすめです!
余分な情報を除去し、欠陥部分のみをアノテーションするのが重要です。

欠陥に対して正確に反応しています。

AIが欠陥を検出している画像

以下のように、全体的に色塗りしてアノテーションしないのはなぜ?と聞かれることがあります。

実はこのアノテーション方法は欠陥を塗ることができているように見えますが、破れや欠けではない特徴を含んでしまっています

欠陥の特徴を正確にアノテーションすることで効率的にAI学習を進めることができます。
ぜひ検査AI MENOUで試してみてください。


いかがだったでしょうか。
欠陥部分のみをアノテーションすることで、AIが余分な情報に惑わされることなく、検査精度が大幅に向上しました。

やり方1つで、AIの学習効率や結果が大きく変わるため、正確なアノテーションは非常に重要です。
ちなみにですが、「破れ」の形状が複雑な場合は、忠実に細かくペイントしなくても、太めのペンを選択し、ある程度形状を捉えるようにペイントしても検出はできるとのこと。

MENOUフォーラムでは、実際に検査AI MENOUを使ってくださっているユーザーさまからの質問&MENOUの回答(FAQ)などもオープンに公開しています。

内製化・自動化へのヒントを公開中!

検査AI MENOUのさまざまな機能については、またご紹介しますね。

それでは、また!


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