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「社会調査」のウソ、を読む

心理学は学んでて楽しいのだけれど、どうしても避けて通れないのが相関係数で、この漢字を見るだけで拒否反応が出る(笑)

しかし、ここをすっ飛ばすと心理学の面白さは半減すると言っても過言ではない。


放送大学のテキストの中に「これ読んでみ?」と言わんばかりにお勧め本が載っていたので、借りたのがコレ。


平成12年に出た本なので、載っている社会調査のデータは1990年代あたりのものが大半で、ちょっと古い。
けど、まさに私が血気盛んな頃の時代(笑)なので、その頃を思い出しながら読んでみる。


「社会調査」のウソ
世の中に蔓延している「社会調査」の過半数はゴミである。
始末の悪いことに、このゴミは参考にされたり引用されることで、新たなゴミを生み出している。では、なぜこのようなゴミが作られるのか。それは、この国では社会調査についてのきちんとした方法論が認識されていないからだ。
いい加減なデータが大手を振ってまかり通る日本デタラメ社会を脱却するために、我々は今こそゴミを見分ける目を養い、ゴミを作らないための方法論を学ぶ必要がある。

まえがき




前書きのしょっぱなから、この方、辛辣に言葉を飛ばす(笑)
本文の中でも、これでもかと「ゴミ」を連発する。

まだ1章が全部読めていない段階だけど、直感でおもしろいと感じた。



テレビも、新聞も、ほとんど見ない。

たまにテレビをつけてニュースや報道番組を見たりすると、したり顔で統計グラフを掲げ、もっともらしく説明をしている人たちを見て、

「ええ、そんなに経済が悪化(緩和)しているのか」
「そうか、首相の支持率は上がって(下がって)いるのか」

んなわけねーだろ!!


と、マスコミの言わんとすることを疑ってかかっていたけど、悲しいかな私には、その報道の真意を見抜けるスキルはないのである。
ただに、感情的に「ちげーだろ」とテレビの前でぼやいても、虚しさだけが残るのである(笑)






これを機に、少しスキルを上げて相関係数なるもの理解を深めて、社会統計が報道されても、感情的にぼやくだけの私を卒業したい。
そしたら、テレビをもう少し見てみようかと思えるのかもしれない。






秋だね、寒くなったので、頭を使うとすぐにお腹が減る…。



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