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派手なネイルができなくてもいいの

転職したときにいろいろびっくりしたことがある。

髪色派手なのはダメ。基本は黒~こげ茶まで。
ネイルの色は薄いピンク~ベージュかクリアまで。
指輪は結婚指輪以外はダメ。
肩に髪がかかる場合は一つにまとめること。
華美な化粧はダメ。
ピアスはダメ。
靴は黒の革靴でヒールは4センチまで。飾り不可。
等々書ききれないのだが、制約はたくさんある。

金融機関だし制服に合わせようと思ったらこうなるわ。
入社当時、頭ではわかっていたけど、このルールが窮屈だった。
基本服装は自由だった前職場では、ネイルはするしつけまつげはするし、指輪は重ね付けし、ヒールは8㎝が定番だった。(マキシマリストだった頃)


それが一転、今やすっかりお堅い感じ、である。
だが、逆にこのお堅い真面目そうな感じが好きになってきた。
今の自分に馴染む。
華美に飾ることよりも、内面や質感を大切にしたいと思うようになってきた。
高い化粧品でシミを隠したり、短いまつ毛に必死で人工のまつ毛を足していた頃と比べると、規則正しい生活をしてきちんと食事をしよく眠ると、やっすい化粧水とクリームだけでも十分だということがわかってきた。



化粧品とアクセサリーに昔ほどお金がかからない。
化粧品は最低限必要だが、アクセサリーに至っては欲しいとも思わなくなって有難い。
会社に着けば制服に着替えるわけで、洋服もバイクor自転車通勤だしデニムでOKじゃん。
嗚呼、制服万歳!!この制服も、気分によってブラウスの色を変えたり何種類かあるスカーフを変えてみたりと、ほんのちょっとだが変化を持たせることはできるので、結構楽しい。
界隈の会社の制服の中で、ここのは一番キレイだと勝手に思っている。
入社が決まった時、一番嬉しかったのは
”あの制服が着れるんだ!”
ということだったのだ。


断捨離の際、見栄だけで着飾るようなアクセサリーや洋服は全部処分した。
自分の自己顕示欲満たすように着飾っても、仕事に役立つわけでもないのさ。
それに50歳という年齢は、必死で着飾っているとなんだか痛々しい。
京佳みたいにはなりたくないからね。


金融機関ともあって、みなさん節度を守って嗜む方たちばかりなので、飲み代もあまりかからない。


そんな私は、金融機関の事務部門で地味にPCと向かい合っている。
制約の厳しい中で限られたおしゃれは何か日々考えている。(いや、仕事しろ)



今日は休みなので爪をひたすら磨いている。
素の爪でも手入れをすると、十分光るのだ。キャッハー、楽しい。
手元がキレイになると、気分は上がる。




#私の仕事