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中島といえば中島健人でも中島美嘉でもなく、中島みゆき

洗濯物をたたんでいたらふとあるフレーズが頭をよぎった。

♪後ろ~姿の~あの人に~幸せになれなんて祈れない~♪



んんん?

なんだっけこれ。
そしてまだ頭の中でフレーズが続く。

♪いつか~さすらいに耐えかねて~私を…Ω※〈§ΔΞ(覚えてないのであやふや)
ほうせんか~♪


キターーーーーーー(; ・`д・´)思い出したーーーーーー!


ほうせんかだ!中島みゆきの。

別れた恋人の後ろ姿を見送る際、幸せになれなんて祈れるわけないやろ!と言う心情は察するにあまりまる。
未練がある別れなのだな。
相手の幸せを祈りつつ別れるなんてこと、私にゃできへん(笑)
だいたいが、こうだ。

クソ野郎がっ!

である。

この反応でどんな恋愛遍歴だったかお察しいただけただろうか。


今聴いて、じわじわきてる。



思春期に入る頃、確か小学6年ぐらいから中学1,2年の頃だったか。
中島みゆきをよく聴いていた。
女の情念や人生の悲哀みたいなものを歌っているのを、わかったふりして聴いていた懐かしいあの頃。
クラスメイトがマッチやトシちゃんにキャーキャー言ってるのを「うるせえガキ」と蔑視しつつ斜に構え、いわゆる典型的な中二病だった(笑)

そのあと、山本達彦などのニューミュージックを経て衝撃的に現れた尾崎豊に食いつき、そのあとはカルチャークラブやデュラン・デュランなどのユーロ系に触発されつつ、ヴァンヘイレンやモトリークルーなどのハードロックの洗礼を受け、私の思春期は終わった。


多感な頃に聴いた曲と言うのは、すぐ思い出すのだ。
最近の曲は、頭の中をすぅ~っと流れるだけで定着してない。
今回の中島みゆきの曲にしても、脳の上の方にペラペラと浮かんでるような記憶ではなく、内臓の奥にずっと仕舞われていたような重厚な記憶だ。




トップ画像は、初めて買ったLPレコードのジャケット写真。
寒水魚。

中学生にとってLPは簡単に手が出せるものではなくて、お小遣いとお年玉を集めて必死で手に入れたんだ。
中島みゆきのアルバムはあと何枚か持っていた記憶がある、頑張って集めたっけ。

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ほうせんかだけじゃなく、AppleMusicで他の曲を購入してみた。
もうアルバムは持ってないからね。
中島みゆきだけじゃなく、集めたロックのアルバムも元旦那に全部あげたんだよ。(離婚時、引越しの荷物が増えるの嫌ってのもある。重いからさ。)


それにしても、中島みゆきって凄い人だな、改めて思う。
今聴いても、言葉選びが秀逸。
不安でやるせなくても、彼女が選ぶ言葉は強い。

今のこの混沌とした状況で、また原点に戻って彼女の曲に触れることができたことは嬉しい。


しばらく【中島みゆき巡り】が続きそうだ。