絡まる指、触れる袖、愛される資格。
⚠️激重クソ長駄文です。時間と心に余裕があればぜひ。
私は距離感が狂っているらしい。物理的にも、精神的にも。
年齢、性差関係なくに話しかけ、出逢って数時間の人と平気でLINEを交換する。字面だけ見ればただのナンパしてる人にしか見えんのだが、そこに下心は一切無く。ただ話してて「めっちゃおもろいやん、この人とお友達になりたい!」と思っての行動に過ぎない。
どうやら物理的距離も近いらしく、よく周りや相手にも勘違いされるということが度々起こってしまう。「え、あなた〇〇と付き合ってん?」とか言われる。
そして、毎度のことながら距離感を指摘されるまで自覚がないから、レンアイ?ツキアウ?ナンダソレってなる。
でも、人は好きになる。
対象は、全ての人。あえて名称を出すなら、パンロマンティック、らしい。(他人事)
6月のとある昼休み。図書委員の仕事から戻る途中に1つ下の後輩から声をかけられた。
先輩、図書委員やったんですか?
以前、あるボランティアをきっかけにLINEを交換して、見かけたらたまに話したり、駅から一緒に登校しようと誘われたり。媚びない態度や、からかうと耳を赤くして下を向くところが可愛いなと思っていた。
うん、図書委員
学校で会ったの久しぶりやね
自分より少し背の高い彼女を見て答える。
はい、久しぶりっす
…てかなんで図書委員って言ってくれなかったんですか?
んぇ、それ言う必要ある?笑
はい、私に教えてほしかったのに
いじけているのか、下を向いている。いやべつにさ、と言いかけたところで、指を絡められた。
反射的に階段を振り返る。人はいない。
ほんの少しだけ、魔がさしてしまった。
あのさ、私は別に貴女の彼女でもないのにそんなちっちゃいこと報告せんやろ笑
…それでも言ってほしかった
恋人繋ぎになった手に力が込められた。
だめだ、ここで気持ちに負けたら犯罪だ。私は18、相手はまだ未成年。絶対だめ。
彼女の教室がある4階まで、なんとか笑って誤魔化した。
階段を上ると、じゃあね、と言って彼女は教室に帰っていった。指には彼女の力と熱が残っていた。
あのさ、下手に先輩のことをからかうのはやめてほしいです。心臓が持たないので。
7月某日、バーベキューに参加したときのこと。
ろくにご飯も食べず、かなり本格的な水鉄砲で遊び、日本語や英語、インドネシア語を乱用していたら新たに3歳上のインドネシア人のお友達ができた。
彼の第一印象は目が綺麗で真っ直ぐに気持ちを向けてくれるな、ということだった。
気遣いと連絡がめちゃくちゃマメで、彼の即既読、即返信のスタンスは相変わらず慣れない。
いや、ね。別に物理的距離感が近くても気にはせんのよ。だから話してる間ずっと袖触れてんなとか思ったけど、全然気にならなかった。
精神的距離が近いのも全然大丈夫だけど、ただし恋愛のれの字もない場合に限る。
だから、夏祭り一緒に行くの楽しみだね〜なんて話していると、”I can’t wait to see you again because you are so cute”と送られてきたときには固まってしまった。
そこに1mmでも恋愛感情が含まれているのならば、最低なことに「逃げたい」とすら思った。
勘違いするのは良くないけど、もしそういう可能性があるなら、と思うと少し悲しかった。
私の「貴方に会えるのが楽しみ」は、純粋に彼を性別で見ていなくて、人として話してるのが楽しいからだ。
でも別にcuteって外見だけに対して使われないと思いたいし、でもじゃあ内面がcuteとは。「インドネシア人はお世辞を言わない」と、別のインドネシア人の友達は言っていた。一体、貴方のcuteの概念はどこを指してらっしゃるのでしょう。知りたいけど知りたくない。
好意はめちゃくちゃ嬉しいけど、100%は応えられない。本当に最低で、すごくコンプレックス。
前からパートナーに気持ちを向けられても、正面から受け取ることができなかった。私のその不誠実な態度が原因で何度かお別れしてきたので、きっとこの先好きな人ができても長続きしないんじゃないかなと思う。
相手の好意はサラッと流しちゃうし、相手に触れるのは、手を繋ぐとか、してもハグまででいい。それ以上はなんとなく無理な気がする。
別に全力で好意を向けられなかったら全然平気。サラッとチロルくれたり、ヘルプサインを受け止めてくれるくらいがちょうどいい。
でも、そんなことを全部許してくれる人は果たしているのだろうか。
結婚やパートナーシップを組むこともできないかもしれないし、ましてや子供なんて。
この先誰かを好きになる資格すらないのではないかと思い始めてきている。仮に好きになった人がいて、でも相手と好意の温度差が違うかったら?また相手を傷付けて、こんなはずじゃなかったって後悔して、幸せを貰っていたのは自分だけだった、と罪悪感に苛まれそうだ。
以上、最近人と関わって、めちゃくちゃ切なくなったというお話でした。
みんな恋愛恋愛って言うけど、めっちゃ失礼な話、正直マジョリティ側でなんの違和感もなく過ごせたらって思うこともたくさんあって、その気持ちは現在進行中です。
何の違和感もなく、自分の性別を受け入れられたら。
何の違和感もなく、異性だけに魅力を感じられたら。
何の違和感もなく、相手を「恋人」と呼んで全力で愛を受け止められたら。
そして同じくらい、愛を返せたら。
どんなに孤独を感じなかっただろう。そう考えずにはいられません。
友達の恋愛話を聞いてて思うんです。羨ましいと、切実に。
自分にはそんな恋愛を楽しむなんて資格はないから。人を大切にできない、不誠実で最低な人だから。
なんか凄まじく暗く重くなってしまった。
当初はこんな予定ではなかった、はず。
今めちゃくちゃ『52ヘルツのクジラたち』を読みたい。キナコに会いたい。
まって、異動になった先生に貸しっぱなしやん。先生、ちゃんと読んでくれてるかな。
ここまで読んでくださった貴方、本当に感謝します。貴方の心まで重くしてしまっていたらごめんなさい。
自販機のコンポタでした🌽
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?