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どついたるねん。

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きっと仕事のためにはならないでしょうが、暇つぶしにはなるかと思います。そんな、エッセイです。(2019/10/1〜2021/5/23)
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2020年10月の記事一覧

あの娘のことがウザいと言われたんです

自己紹介にも以前書いたが、私は中学受験を経験している。 高校や大学受験ならいざ知らず、中学受験は学習塾の存在なしに立ち向かえる類の試験ではない。だからこそ、合格を手繰り寄せるのは何より親の狂気などと言われることもあるのだが、その話はひとまずおこう。 そんなわけで、私も中学受験のために、学習塾に通っていた。 私の住んでいたのは大きな街ではなかった。 だから中学受験をする同級生は少なかった。 そのため街には学習塾も少なく、その数少ない受験をする同級生のうち一名と、塾がか

皿洗いをしたことがなかった

アニメやドラマを見ていると、たびたび他の家族より先に食事を終えた登場人物――特に男性――が、食器をシンクまで持っていく描写がある。 またときに、そこから自分の皿だけ、あるいは家族分の食器を洗うような描写がなされることもある。 私は、それを見るたびに驚き、そして「ああ、でも多くの家庭ではこうなのかもなあ」とか思う。 というのも、私は実家で皿洗いを一度としてやったことがないからだった。 それどころか、食器をシンクに持っていったことすらなかった。 「甘やかされて育った」

めんどうなことばかり考えている

最近、東京では急激に寒くなり、それが何日か続いている。 ずっと天気がどんよりとしていて、外に出るのも億劫になる。 まあ、このご時世では、その「億劫さ」こそが美徳であり、自制として保つことが奨励されるのかもしれないが。 兎角こんな毎日では家から出たくないが、最近はどうにも自炊する元気もなくて――「元気」のなさについてはいずれどこかで触れるつもりだ――、そうなると必然、ご飯の調達方は限られてくる。 我慢して外出して、コンビニなどで買うか外食するか。 あるいは、Uber

ガールズバーの客引きに目を奪われた話

私も二十歳を超えた男である。 つまり、世にあふれるガールズバーやスナック、キャバクラのようないわゆる「女の子のいる店」のメインターゲットである。 だから、行ったことこそない――これを人生経験が乏しいと捉えるかどうかは読者諸賢に任せる――が、その手の「客引き」はそれなりに受けてきた。 「お兄さん、2件目、どうすか? 女の子いますよ」とか。 「どうっすか? おっぱい」とか。 そんな言葉は、たくさん聞いてきたわけだ。 まあ、内容があけすけなだけで、2次会のカラオケとか飲

資格試験がヤバい

いきなりで申し訳ないが、資格試験がヤバい。 何がヤバいか、というと、合格できそうにないということだ。 せっかく受けるのだから受かりたい。それなのに受からない、というのは、非常にマズい。ヤバい。 そもそもの原因は、端的に私の知識不足と勉強不足である。 だから誰かのせいにしたい、という話ではないのだが、兎角ヤバい。 この資格試験は比較的有名で、過去問などもインターネットの海を探せば転がっているのだが、解いてみたところ、得点率は57%。 ちなみに、合格基準は60%。

スキニーパンツなんて穿ける気がしなかった

ファッションにまつわる言説はたくさんある。 パーソナルカラーとか骨格診断とか。あるいはシルエットがどうとか。 しかし何より肝心なのは、その服に自身が怖気づかないかどうかではないかだと私は思う。 ファッションはシルエットと色で決まる――。 ある時、ネットで流し読みした記事にそう書いてあった。 シルエットを作って、色味の数を抑えれば整った印象になるとかどうとか。 所詮はネットの、あまりお金はかけたくないが無難でお洒落な格好がしたい層向けの記事である。 だから、どこま