コロナ禍で生まれたアップサイクルヴィンテージスカーフの巾着バッグ


久しぶりのSEWING TOKYO magazine Vol.9



今回は新作のトライアングル巾着バッグのお話。

今回のバッグ。
ヘアバンドをお作りした際に余った様々な大きさや柄のスカーフを使用してお作りしています。
その為、全て一点ものでサイズも全品微妙に違います。

ヘアバンドの時より強度を出す為に裏側に接着芯を貼りました。

この作業がすごーーく難しくて...
ふわふわのシルクスカーフをよれさせずピンと張ったまま補強用の芯地を貼る。

難作業でしたが、貼り終わるとヘアバンドの時とは違う凛とした表情のスカーフたちが可愛くて可愛くて。

可愛さやアンティークさの中にも少しピリッと引き締まった印象を入れたかったので
くしゃくしゃっと束になる巾着特有の開け口ではなくハトメを打ってしっかり折り畳まれる仕様にしました。

こうする事でバッグ全体が洗練された三角形のシルエットになるんです。
コーデの中にシャープな直線が入ると一気に垢抜けた印象になるんです。

そして機能面でも利点が。
ハトメ仕様にすることでバッグの開け口が重力の力で勝手にスルスルっと閉まってくれるんです。
(普通の巾着バッグは紐を持ってぎゅーっと絞りながら閉めます)
こうする事で繊細なスカーフを傷ませることなく長くお使いいただける様になります。

更に考えたのはコロナ禍でのこと。
私自身、大きく体調を崩してしまい『自由にお出掛け出来る事』の有り難さを身を持って知る事に...。

ですので、重い荷物を入れて慌ただしい気持ちで外に出るよりも
本当に必要なものだけ入れてラフに柔らかく。
軽やかな気持ちでまるで滑り出す様にお出掛けしたい。
そんな時間がたくさん増えますように、と言う願いを込めてこのデザインにしました。

大事なものだけ持ち歩く。ギューギューに荷物を入れられない様にわざとこのコンパクトさ。

紐を絞ったり開口部をギューっと広げて出し入れするそのパワーさえもこのバッグを持っている間は忘れてほしい。
金具がガチャガチャ音を立てたり硬い素材が身体に当たったりしない様に。

時にはぺちゃんこにして折り畳んでいつもの鞄に忍ばせて
必要な時のサブバッグとしてもお使いいただけます。

そんな気持ちをたくさん込めたこのバッグたち。
まぁ、そんな私の思いも超えていつものスカーフたちがそもそも可愛すぎるので🥰

なのでヘアバンドはちょっとな...と思っていた方にもぜひ今回のバッグで【SEWING TOKYO】がセレクトした可愛いスカーフたちを身近に感じてみてほしいです!

長くなりましたが、今日はこの辺で...!


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