活気がなくなる流れ#11
こんなに暑い日が続くと利用者さんだけじゃなくて職員の活気も無くなってくる。
野球をやってた身としては、暑さに強いはずだったのだが、全く強いわけでもなく社会人になってからも何回か脱水で痛い目を見た。
独居の方の送迎に行くと大概部屋が暑い。理由はしごく簡単で、昔の習慣か高齢者はクーラーを非常に付けたがらない。
このくそ暑い日にも厚着をしたり、クーラーを切ろうとしたりと感覚が鈍くなるのはこんなに恐ろしいことかと思うくらいだ。
夏季に走る救急車の音を聞くと大概熱中症だ。送迎中救急車が止まっているのを見ると大体おじいちゃん、おばあちゃんが運ばれている。
全国の高齢者の皆様。まじでクーラーをつけてくれ。手遅れになっても知らないぞ。
人はそうやって体の調子を崩したり、暑さにやられたりして活気というものをなくし、健康寿命が縮まっていくのだろうか。
要支援の利用者が通う予防センターや今僕が働いているデイサービスでも、利用を始める流れは大体活気がなくなりケアマネが外出や刺激を求めて我々のサービスを選択される。
ありがたい話ではあるが、お試しの時点で活気がない。
デイサービスの雰囲気がマッチして利用してくれる方もいるが、男性のお試しは結構利用につなげにくい印象がある。
どうしても男性だとコミュニティーの中に入りにくいし、何より今までいろんなものを積み上げてきたのに今更新しいコミュニティーに属することなんてと抵抗感を抱くからなのかもしれない。
デイサービスを紹介してもらえるのならまだマシだが、問題はそういったアプローチもなくそのまましっかり廃用症候群が進んでいくパターンだ。
ちなみに僕がよく出会うパターンは、
1.肩、膝、腰が痛くて動くのが億劫になる。
2.痛いという理由で動かれなくなり、家に篭りがちになる。
3.家での生活はTVを見るだけ、ベッドに生活用品をおき動かなくなる。
4.もはやトイレにも行かなくなる
この流れが結構多かったりする。痛みといのは当事者しか分からないし、手取り足取りしてくれる介助者がいなかったりするとそりゃ動かなくなる。
そうなってくるとトイレに行く習慣はなくなるため、排泄の改善がまじで図りにくくなる。
こういった状態までいってしまうと本当に清潔を保つことが難しくなるため徐々に家で生活することが難しくなってくる。
回りくどくなったけど何が大事って痛みが生じて動けなくなる前や痛みが生じているときにどう介入するかじゃないかなって思う。
個人的には予防センターやデイサービスは早めに進めてもいいんじゃないかなって考える。
まあ、外に出たくない人には訪問リハビリでもいいと思うんだけど、とにかく孤独にしない方がいいんじゃないかと思いました。
熱中症にはマジで気をつけましょう。
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