見出し画像

人を動かす#3

D-カーネギーさん著の人を動かすという本を見たことあるだろうか?人を動かす原理原則を様々な人々の物語や出来事を踏まえて我々の成長を促してくれる名著である。
その本に書いてあった、議論を避けるというのはなかなか考えさせられるものがあった。

実際、議論を避け続けるような立ち回りをすると「八方美人」だの「事なかれ主義」だの言われるが、正直なところ良い議論でなければとにかく時間の無駄なので八方美人だろうが別に良いではないかと思う。

そもそもデイサービスをはじめ介護や医療の現場で働いている人は、いくら闇や病みを謳っていても根本には正義感の強い人が多い。
てか正義感がないとやってらんない。

となると現場や経営者、管理者間で意見なんざ割れて当然だし、口論、議論なんざザラにある。

そこで白黒着かずギスギスした雰囲気になり派閥ができるところもあるからおっそろしい。

個人的には感情的になってる人との議論は本当に無駄だと思ってる。感情的になってる状態では話にならないからだ。
話にならないのに反対意見を力説したところで、納得するわけでもなく、あーでもないこーでもないと時間だけがただ過ぎていくし、お互い良い思いもしないであろう。

感情的になってる人に対しては議論をふっかけられかけたらそそくさと立ち去るのが一番。決めなきゃいけないことを迫られたなら一度時間をとった方がいい。
ゴールの見えない話し合いには無駄しかないのだから。

僕の周りだけかわかんないんだけど、利用者さんに生活動作や自主練習の指導をしてるPTさんで「言うことを聞いてくれない」という人がいるが、納得してないからじゃないかと思ってる。

どんな人でも納得してくれなければ行動しない。たとえどんな良いことでも。利用者さんとPTという関係性でどれだけ熱心に指導したとしても利用者さんが心の底から納得し、信頼がなければ思った行動をしてもらうというのは無理な話なのだ。

それに対し、「あの人はやる気がない」「いうことがを聞かない」ってちょっとずれた解釈だなって思う。ましてや、それに対して「なんでしてくれないんですか!!」と喧嘩腰になるなんてもっての他である。

人を動かす原理原則は「批判をしない」「誠実な評価を行う」「動こうと思ってもらう」ということだ。

コントロールをしようと考えたら大概失敗するので非常にお勧めしない。

これは他職種の人と連携を取る上でもそうだと思う。

人を意のままに動かしたいっていう願望はあるんだけど、正直そんなことは絶対無理なわけで、コントロールなんてしようものなら「なんてやつだ」と信頼をなくす。人に動いてもらうということは、もっと高尚で、爽やかなものだと勝手に思っている。

最近こんなことばっか考えている。どうしても対人関係の仕事であるし、一緒に仕事する人らも介護士、看護師、相談員と違う職種の方が多い。

勉強してきたことも違うし、一人一人の大事に思っていることも違うわけだから、考えが違うことは当たり前だし、したいことの思いが食い違って対立することだってありうることだ。

こんな時意見を否定せず、受け止めた上でうまーい具合に立ち回れるようになりたいものだ。

基本的に仲が良い職場ではあるが、たまにスタッフの誰かが高圧的になるともちろんピリッとする。こういうふうに言わないようにと思うも忙しい時にわけわからん事されるとイラっとするもんだ。

最近イラッとした時はとにかく深呼吸をするようにしている。ただものすごいイライラすると過呼吸みたいになるから気をつけよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?